我水底に溺れるも浮上セズ!   作:蛙カジカ

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忙しいと不意に趣味に走りたくなりませんか?


調査に出かけたい

 

16歳になりヨーム村の防衛も生産も安定してきたので・・強獣の生態を知るために森に分け入りたいとトールパパとリンママに許可を取り2年ほどの調査研究の許可を得る、二人ともカナリ心配してくれるのだが賢者の運命として許してくれたみたい?

 

先ずはヨトゥン製造の錬金拠点に住まいを移し・・ココ一応壁の中だけど森の中なのよね?村長の占有森林になるので秘匿研究に優れる感じ?ここから壁の外の森林の調査と地図作りかな。

 

マリリとミオラは着いてきてくれるのとクロスも自由にしてよいとの事で例のフィールド調査セットで出かける事に?

 

マリリに高空から俯瞰してもらいザックリとした地形をメモしてもらってから特徴ありそうな地形を中心に調査観察をする予定ね?

 

先ずは南の方の街道の無い地区・・やや東寄りの低地で森が深い地区にある谷かな?深いし人跡未踏は保証付きかな?そういう秘境にこそ強獣は潜んでいそう!

 

背負子ハウスに乗り込み荷車を引いていくクロス君と周りを警戒するマリリとミオラに守られ森を進んでいく・・樹木が大きくかえって林床はフラットで進みやすい巨木の森を深部に向かって。

 

途中から霧がかかったような谷間に出るとマリリとミオラが警戒し始める・・そっと遠目に元の世界から持ち込んだ望遠鏡で谷を確認すると・・居るな・・。デカい影が霧の向こうに見えている。

 

巨人タイプかな?クロスの同種っぽい人のような歩き方と姿勢、少しばかり大きい個体で体長が10m近いか?もしかしたらこのナワバリをクロスは奪われたから森から出てきたのかもね?向こう傷がその闘争の証拠かも?

 

マリリとミオラが戦闘タイプに変身するのと背負子を外してクロスが剣を抜くのとほぼ同時!強獣がコッチに気がついて突っ込んでくる!

 

マリリが閃光を放ちミオラが光の槍で空中から顔に投げつける、そしてクロスが盾を左手に体当たりし吹き飛ばす。

 

ボクは急いでアークを纏いバリスタを抱えて矢をセットしチャンスを待ち受ける!

 

そして立ち上がった強獣の顎にクロスが剣の護拳で殴り上げると・・フラりと身体を制御しきれず膝をつく・・巨人型は人間と同じだな;とそのまま首にバリスタで頸動脈辺りを切断・・・緑色の血がドバっと飛び出しそのまま脳貧血で人形のように倒れるw

 

マリリとミオラが周囲を警戒しに妖精スタイルで飛んでいき・・しばらくすると戻ってきて近くにはもういないみたいとの事。

 

仕留めてしまったので仕方なく今回はこのまま保存液を注入し引き上げる事に。

 

クロスと同種の外骨格+内骨格の人型で非常に耐久性運動性の高い身体になっている正に戦うための種を体現したようなボディね?クロスは外骨格が白だけどこいつは暗め赤色なのとやや体格が良い好戦的な感じ。

 

傷も少ないことからヨトゥンに覚醒させるのにちょうどよいかな、と錬金拠点に戻り早速濃縮保存液で処理をすると1日程で覚醒し思惟を伝えてくる。

 

”どういうことか?”とw

 

”君は生れ直したというかそういう風に生まれるハズがなんかの間違いで血が悪く意識が無かったんだよ”

 

”よくわからんが色々教えてくれ、少なくとも逆らったり攻撃はする気はない”

 

かなり理知的な魂が宿ったようだ?気に入ったのでタロスという個体名を付ける。

 

”ここでの一番の古株はそこのクロスだよ疑問があれば聞いてみるとイイ”

 

いつもの安全保障的なお約束を確認して。

 

”承知した”とそこから暫くクロスとタロスが思惟を交わしてるみたいだ。

 

1日程今回の調査行の地図や知見を書き留めて資料にまとめておくのとタロスに使ったので保存液の補充に少し時間が掛かる事に;まとめてつくっておいてからマリリと霧の谷について話をする。

 

どうもアールヴの2人共が警戒してたような様子だったので聞くと・・。

 

この地はミズガルズの地下世界に近いとの事で物理的に低い土地で視界が効きにくい場所は悪鬼の住む地下への入口があると言われているそうな?

 

詳しく聞くと・・魂の成長段階において星霊>ノルニル>アールヴ>コモン人>動物になるがここまではそれなりのまともな魂の存在で、魂が邪悪な欲に満たされると周りの魂を攻撃し始めるので地下世界に送られ悪の限りを尽くさせ尽くされて邪悪な欲が無くなればコモン人から魂の修行が始まる・・偶に地下世界でも悪を極めた魂が悪鬼としてミズガルズ世界に穴を穿ち現れる事があるらしい。

 

この地域はそういう入口が現れやすい地であり現れやすいのがタロスの居た低い谷間とか洞窟とか沼になるらしいのといずれも霧や靄とのセットになる事が多いのだとか?ちょうどその件で大お姉様に連絡するところね?と二人でどこかに飛んでいく。

 

タロスもひとしきりクロスに色々質問し答えを得たらしく落ち着いたので希望などを聴き取りね?

 

”タロスはどうしたい?このヨーム村に居付いて守護の巨人騎士として巨大哺乳類や強獣を狩るのか別の開拓村でそうするのか?いずれにせよパートナーのアーク使いとのペアで動くのが理想だけど?”

 

”ふむ・・クロスに聞いた感じではソナタがそのアーク使いとして強力な人らしいので無理でなければクロスと共に居りたいが?”

 

”まあ同種の由来のヨトゥンも少ないし?タロスがそう言うならボクの指揮下に入ってもらうかな?”

 

”よろしくお願いする”

 

”ボクはカルと呼んでもらえれば一応このヨーム村の村長の養子だね賢者とか言われてるけど普通の16歳だよw”

 

という事でタロスはボクの新たなヨトゥンになる。

 

~~~

 

暫くの準備の後周辺を調査しては戻り資料に書き加えまた準備をしては調査をする。1年ほど調査をする中で岩塩鉱や炭鉱を見つけたのが最大の発見になるw

 

間にもまたヨトゥンが増えてヨーム村保有数が14体にタロス以降は巨人タイプには出合わず主に解体組み立て方式でのヨトゥンになる。

 

タロスの装備はメイン槍or両手大剣・サブが両刃ショートソード・中型丸盾に切り欠きが付いており槍を支えたりバリスタを通す穴がわりにする。性格はクロスよりも戦士向き?好戦的ではないが戦闘技術そのものに興味が尽きないらしい?

 

ヨトゥンも色々個性が出るよね~とマリリとミオラとボクが頷き合う。

 

さて?見つけた岩塩鉱と炭鉱ね?こちらはヨトゥンの手が空いてる個体で露天掘りにする・・坑道にすると落盤とか予測が難しいし?ガス爆発とか粉塵爆発とか怖い;

 

取り敢えずは工業用にコークス炉で石炭を蒸し焼きにする・・硫化物とか出るのでカナリ高い煙突と粉塵フィルターをね?素焼き陶器片を入れた篭と水槽に石灰を入れて布を浸した部分に煙を通し・・最後に木炭を蒸し焼きにした活性炭の篭を通して粉塵と脱硫とかを行う・・そも幸運にも石炭が良質であまり有害な煙が出ないというのもあるがw

 

コークスが便利すぎてw石炭その物でやるよりこうした方が良い、熱源も最初は石炭使うが以降はコークスを生成した。

 

水に溶かしこんだ硫化物も石灰の溶ける量を見ながら適時交換・・・廃液に空気をフイゴで引き込み続けると・・硫酸カルシウムが沈殿してくるwコレを引き上げ乾燥させることで畑のカルシウム肥料にw

 

陶器とかフィルターは偶にコークス炉の方で加熱の上焼き切ってしまう方向に・・陶器はある程度まではリサイクル可能で最後は水はけのための土壌改良材に;

 

布と活性炭は屋外用のたいまつの材料とかに?タールも強いしね?雨くらいじゃ消えないけど少し硫化物が心配なくらいでw

 

まあ思ったほどは硫化物も多くはないので程よい交易品にw城壁の門の辺りの灯や灯台的な物見の明かりにね?

 

コークスが製鉄的に活きてくるwたたら的原始製鉄ではなく完全に液体のように溶かせるので・・坩堝に木炭と一緒に入れて加熱し良質な鋼を生産する。むしろ耐熱の坩堝用に色んな鉱物混じりの耐熱煉瓦を試しまくりました!

 

結果ケッコウ大きな製鉄炉が完成!高さ15m直径5m!水車フイゴによる熱風送風により完全に鉄を液化しうる^^

 

ヨトゥン装備も部分的鋼から鋼を中心とした焼き入れ鋼板の兜や盾に高品位の鋼を割り込ませた刃物やバリスタの鏃などwついでに甲殻の一部に焼き入れ鋼の板金鎧を着せてみるw(゚д゚)(。_。)ウン壮麗勇壮ねw

 

タロス・クロス以下のヨトゥン達も大満足^^

 

あと鋼の棒を切り水車での研磨を行い作った硬いコロ軸受けのベアリングね?荷車の車輪や工作機械や水車に応用し獣脂油や生成油脂(天然の油井戸からの)で潤滑する方向で・・前者は少し腐蝕が早いが;

 

そうこうしているうちに2年期限が来ちゃいました;

 

家族会議ね?トールパパとリンママとカワ(・∀・)イイ!!双子を交えつつ?

 

「カルはどうしたい?」とストレートに聞いてくるトールパパ

 

「う~~ん・・コモン人世界にヨトゥン技術を広げたいかな?運命とか女神さまの依頼的に?」

 

「ママはこのままヨーム村でパパの後継ぎしてもらってもイイノヨ?」

 

「それは楽しそうなんだけどね?ほらボクは落ち人だし?どうせなら英雄の血筋のフィンやサーシャが村長の系譜を継ぐべきだと思うし?現状・・アーク技も自警団の中堅クラスならアークを纏ったりは出来てるし?光る武具まではベテラン数人だけどね?ヨトゥンと組めば英雄の血筋並みでは?と考えるとヨーム村でこのままボクが色んな知識を積み上げるよりコモン人全体の底上げにアチコチ巡るのもイイかな?と」

 

「そうか;パパも家族は近くに居てくれる方が安心なんだがな;それとあちこちの集落から嫁の申し込みが凄いんだがwどうする?」

 

「ふぁっ?」

 

「オマエな;これだけの事やらかしてコモン人の生活向上させたから最低でも周囲のヨトゥンを持つ集落はもちろんだがその力を望む遠くの集落や街もだな・・ここ2年凄い勢いで絵姿やら問い合わせがw」

 

・・高速回転する賢者の脳みそw・・

 

「ほら;近場ならいざ知らず・・遠くの絵姿とか本人どんな人かわからないよね?見に行きがてらというのはどうかな?それに二度と戻らない訳でもないし?数年に一度くらいは帰れるハズ;手紙も集落によるたびに送るよ~大体の地図も作りたいし?」

 

「仕方ないわね~お嫁さん探しも兼ねて行ってらっしゃいw」とリンママ

 

だけど双子がぐずるのよね~3歳でカワイイ盛り♪

 

「ニイタ・・と甘えてくる」ぐぬぬ強敵め;

 

「まあヨーム村でヨトゥンをつくれる技師を教育してからね?」

 

(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪頷くパパとママ・・一応村長継承権は第4位という事で?ママ>フィン>サーシャ>ボクと言った感じ?まあまだ下の子が出来てもいいかな~とは思うがw大分栄養も取れてるしみんな若々しいから!




最大の障害はカワイイ弟妹w
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