第19話 父と娘
私はいつものように学校に行く準備をしていた。玄関の呼び鈴がなり扉を開けると……
姫奈 「なんでいんのクソ親父……」
竜吾『今日は下鶴に呼ばれたからなとりあえず車乗ってけ』
姫奈「やだ母さんを見捨てたあなたに父親づらされる義理はない」
竜吾『その節はすまないって言ってるだろあの時は日本に帰れなかったから』
姫奈「言い訳無用!」
私は父を置いて家から逃げるように出ていく。
豪炎寺『すっかり嫌われてるな、うちの息子とはえらい違いがあるな』
竜吾『そりゃ修也のとこは結衣が躾てんならあぁなるわ』
豪炎寺『うちの結衣は今も現役バリバリだからなドイツ代表は負け無しだからな』
竜吾『はは……あんときゃ何とか勝てたけどほんとギリギリやったな』
豪炎寺『それよりお前ほんとにこのままでいいのか?相当拗れてるだろ姫奈ちゃん』
竜吾『これに関しては完全に俺が悪い』
豪炎寺『南雲原に呼ばれてんだろ?行ってやれ。俺はこの後伊那国島に行って明日人達に渡さないと行けない物があるから行くわあ、明日人結婚したらしいぞ』
竜吾『もしかしてユリカか?』
豪炎寺『あぁそれじゃな姫奈ちゃんと仲直りするんだぞ』
竜吾『分かってるって』
【南雲原】
南雲原サッカー部と北陽サッカー部は合併したばかりでギクシャクしている。この状況を打破しようと下鶴は旧友である染岡竜吾を呼んだ。
染岡『これが今の北陽・南雲原の現状か。このままいくとおそらく負ける。いくら姫奈という強力なストライカーがいたとしても何も出来ずに終わってしまう』
下鶴『やはり竜吾も同じ考えか。お前に指導に入ってもらいたいんだがまずは姫奈さんとの関係回復が必要だ。今のお前のまま行ったとしても口すら聞いて貰えないと思うぞ』
下鶴『俺が姫奈さんとの仲直りプランを考える。だがお前たちの溝は深い。幼少期というのは深く記憶に残るからな。』
染岡『あぁ俺もあの時は未熟だった。10年前言い訳にもなるがあのころはサッカーが消滅の危機だったしなそれに奔走しすぎて子育てが疎かになっていた』
下鶴『とりあえず仲良しプラン考えるぞ。その時にあった出来事をバカ正直に言うっていえのもありだが、何言っとんのバカ親父って言われるのがオチだろう』
染岡『だな俺にひとついい考えがある。エルドラドの人達から託されたこのタイムブレスレットを使って未来に行くそこに姫奈を連れていく。そこで俺がどうして姫奈と一緒にいれなかったかの理由を話す』
下鶴『まぁお前たちが経験したのは言葉に表すと事実は小説より奇なりだな』