デメリット有りの能力で、可愛い子達を曇らせたいぞ!   作:片桐きな粉

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第13話 主人公強化イベ()

 

 

 

 

 

「カルアちゃんなの...?なんすか....?でも、姿違って...」

 

言うと長くなるし、まだ謎は作っておきたいんだよね〜〜

 

「それはまた今度。...いまは、生きて帰ることを第一優先」

 

私はアホ貴族に刃を向けると、嬉しそうな顔をしてきた。うわっきもっ

 

 

「前回は舐めているんだか知らんが、やっと本気を出してくれたようだな。だが、その上で叩き潰すだけだ!!」

 

と突っ込んでくる。

なんかあの爺さんのあとだと遅く見えるなーーー

 

するりと横に避けると持ち手の柄の部分を使って腹打ちをする。

 

結構効いたな?呻き声聞こえたぞ

 

 

 

「うぐっ!....貴様....」

 

「へぇ、でかい口叩く割にはって感じなんだ」

ついこれまでの鬱憤を出すように悪態を着いてしまった。

しょうがないだろ普通にモエちゃん殺そうとしてんだぞ!!!

 

ほなええか...

 

 

 

「あなたには、ここで死んでもらう」

これからの展開とかもうこれいなくても大丈夫でしょ。

 

一喰(イチジキ)

 

私の中から黒の影が飛び出し、アホ貴族の体を包む。そのまますり潰し....切れなかった。

ルビウスは直前に飛び去り足を犠牲にして全身を逃がすことに成功したのだ。

 

 

「チッ、惜しい」

 

 

 

ルビウスは自分の両足が膝の下から無いことに気づくと、

「____ああああああああ!!!痛い!!痛い!!ふざけるな!!なぜこの私がこんな目に!!!?」

 

もがかないで欲しい。喚かないで欲しい。不快なんです。

まあでもあの調子なら出血だけでお亡くなりになるでしょう。

 

 

『...おげっ、不味すぎ...人間ってこんな美味しくないの...?』

とアホの足を咀嚼していたアルカが言っている。

あれ...じゃあなんで私は美味しいんだろう....

 

 

 

 

 

「おい!!コンダ!!出てこい!!早く!!」

急にこの変態が叫び始めた。コンダ?

すると、足のない貴族の中からちょいデカめの蛇型のモンスターが現れた。

 

そういえばこいつの契約モンスターがそれだったね。

 

『なあに、五月蝿いわね』

 

「お前が勝てるって言うから戦ったのに!!どうなってる!!?」

『あら、油断したのは貴方よ?早く帰って治しましょうね』

 

 

蛇から大勢の小さい蛇が出てきた。気持ち悪っ

出てきた無数の蛇がルビウスの体を下から支え、退散しようとするので追いかけてトドメを刺そうとしばらく走った所で

 

 

『ああ、そういえば追っ手を忘れていたわね?』

と急にこちらに振り向くと、大きめの蛇の目がキラリとひかり、途端私の体から力が抜けた。

 

 

 

 

『安心しなさい?今殺すことはないわ。ただの魔力を無くす魔眼だし。 それじゃあ、小さな英雄さん、どこかでまた会いましょう』

 

と蛇のくせに優雅にお辞儀をすると、また誰かと同じように姿が見えなくなった。

 

 

というかまた変化溶けてない?

...ああ、なんか魔力無くなってたんだっけ....

 

倒れ伏したのが仰向けだったので暗い空が私の右の視界に広がる。

あそっか左目はないないしたんだっけね

 

 

『....カルア!!カ●●●●●!●●!?』

アルカちゃんが左側から大きな声を出して私に向かって何かを叫んでいる。

あの、そっちに居られるとあんまりっていうか視界が真っ黒だからなるべく目があるほうにいてくれませんかね....?

 

そんなことを考えていると、強烈に無くなった場所から痛みが広がった。

 

「い”あ”あ”あ”あ”っ”!!」

黒くなった窪みに血が溜まり、溢れて顔を伝う。

手で抑えたいけど指一本も動かないので垂れたものを掬うことすら出来ない状況になっている。

「あ゜っ”が”あ”っ”!!」

涙よりも血の流れる量が多い。

 

アルカちゃんが私の体を抱きしめてきた。少し震えている。なにも出来ないからせめてもの、ってやつなのかないま味わう余裕すらないよあ”っ”いだい

 

「____い___ぁ.....」

なんかもう口も開かなくなってきた。どうせならこの状態モエちゃんもいたらなーーなんて思った時、遠くの方で走ってきている音が聞こえた。

 

「カルアちゃん!!__叫び声聞こえて、って.......」

 

 

今度は私の右側にいたのでしっかりと見えた。いま抱きしめられている状況だからどう思っちゃうんだろう。

 

じゃあせめてだれも責められないようにしよう!悪いのは アホ貴族と爺さんだからね!!!!

最後の力を使い、ほっそい声でこう伝えた後、またまた私の意識が無くなった。

「....ぁ、ぁるかは、わるく、ない、から.....

わたしが、のぞんだことだから、...せめないであげて、ね..?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

考えうる限り、土属と風の相性は悪い。

 

グリちゃんが加勢して魔法をいっぱい撃ってるけど、フロップスは全く効く様子が無い。

 

「....これで行くしか..」

両手の剣を見、巨大な図体に突っ込む。

私から1番近いのは、足。

 

 

 

ザシュッ、と切込みを入れることに成功し、カエルが呻き声をあげ足をじたばたさせる。

私はそのままグリちゃんに捕まり距離をとった。

 

『最悪だ....火力不足ってやつだぜ....』

それは私も実感している。これまでは風の魔法が通用する相手だったのが仇となってこんな時の対処法が分からない。

 

「それでも、私が倒すしかないの。」

 

片方の剣をカエルの額に向けて投げ、自分は刺突の構えをとる。

カエルが上に気を取られた隙に私は走り出し、刺す。

 

だが、宙を舞った剣は舌を使って丸め込まれ、飲み込まれた。

一瞬止まってしまった私は動き出した蛙に気づかず、その巨体の膝が私の腹に激突した。

 

「___がはっ!!」

 

 

 

多分折れてはいない、はず。

お腹に手を当て、がくがくとした足に力を入れて立ち上がる。

 

 

『お、おい!無理だぞ!!これ以上は』

 

でも、私が守るんだ。

モエもカルアちゃんも他のみんなも全部。

 

 

遠くでフロップスが咆哮をあげる。恐らくこれが最後のチャンスだろう。

 

 

 

「ねぇ、グリちゃん。契約って何回もできるって本当?」

私は昔聞いたことを思い出し、そう聞いた。

『まあそうだが....まさかお前』

 

 

 

 

 

「そう。グリちゃん。契約して。●●●●●●●●●●●●●」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、私の体に力がみなぎり、持っていた剣が一回り大きくなる。

 

「でも、一つだけじゃ心許ないよね。」

 

私は私の背後に7つの同じ剣を出現させ、あのカエルに向けて放った。

 

 

飛び出してきたカエルは自分に向かってくる刃物に気づかず、全て刺さって動けなくなったところで自分が窮地に追いやられたのに気づいたみたいだ。

 

 

そのまま私はグリちゃんの羽を借りて、スピードを最大まで上げて全力で

 

 

「___風花斬(フーカザン)。」

 

 

切り上げた。

魔力という支えが無くなったフロップスはその体を粉々にし、カラン、とその核だけが取り残された。

私はその核を拾うと自分の収納に入れる。これが討伐の証になるから。

 

気づけば辺りにあった結界が無くなっていた。主が居なくなったことで張ってあったものも消えたのだろう。

 

 

 

 

私は再び剣を持つと、グリちゃんを召喚してその背中に乗る。

『行くのか?』

「もちろん。......待ってて、モエ、カルアちゃん。」

 

お願い、無事でいて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






戦闘描写が....苦手で...
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