デメリット有りの能力で、可愛い子達を曇らせたいぞ! 作:片桐きな粉
自分でしたことなんだけどさ....
そんな上手く行くもんなんだね.....
目の前にはアルカちゃんの前にテーブルと椅子を3つ用意したキューちゃんが紅茶を煎れていた。
あ、私も座っていいのね
アルカに早くこっち。と手で示されたので座る。
丸いテーブルを囲むように三角に置かれた椅子に腰掛けると、アルカが自分の方に椅子を寄せた。
きゃっガチ恋距離じゃないですか!
というかそのままアルカの膝の上に乗せられた。
なんというか.....意味が無くなった椅子さんの気持ちもちょっと考えて.....消えたわ。
そういえばものが取り出し自由だったねここ。
それじゃしばらくアルカちゃんの膝を堪能します!!!!
『ンンッ。』
し慣れていない咳払いが聞こえ、目の前にキューちゃんが話しかけてきた。
『....アルカ様、オ久シブリデゴザイマス。.....シテ、そこに居るのは....?』
どうやらアルカの膝にいる私を疑問に思ったらしい。木でできたような女の子の顔を人形らしく可動域が人間ではないところまで首を傾げている。
そんな顔せんでも譲らないぞ!!!!
あ、違う?了解
まあそうだよね.....アルカから呼ばれたと思ったら急に知らない人が来たんだから。誰だってそうなる。
アルカちゃん、説明お願い!!
『アタシの契約者。....それと、大事な人だよ』
おいおい!!これってyo!
告白、なんじゃねぇのか!!?
やっぱり大胆な告白は女の子の特権ってガチだったんだ....と思っていると
『ソウデシタか....あのアルカ様ガ.........ソレデシタラ大丈夫ですネ。よろしくお願いシマス。』
あのアルカ様....?と思い上を見上げて本人を見るとちょっと苦そうな顔をして良いから....と前を向かされた。
けち!教えてくれたっていいじゃない
『ワタシの名前はNO.53、創造主カラは
私の自己紹介の番だね。
「私はカルア。ただのカルア、よろしく」
と言っておいた。
『.....まア、粗方ノコトハ分カリマシタ。』
『にシテモ、契約スルトナルト、内容が要トナリマス。ヨク考エテカラお聞カセクダサイ』
と、私の前にお菓子を持ってきた。だから子供じゃないって。
アルカがそれをひょいっと持つと、私に食べさせてきた。
美味しいねこれ。......じゃなくて。もう決まってるよ。内容
「決めたよ。」
一目見たときから考えてたんだ。
操り人形って良いよねって。
「先輩は上から!私はそのまま突っ込みます!!」
飛ぶことが得意じゃない私の代わりに先輩が空から攻撃をする。
「ちまちまと厄介だな....ええい!」
その蛇腹な剣を振り回し、ルビウス目掛けて飛んでくる双剣を弾く。
今!
「フメイル!」
私はフメイルを召喚し、あの時に折れたメイスを修復したものを出す。今度こそは倒す。
「やぁぁ!!!!」
一瞬の隙をつき、懐に潜り込んだ私はその腹部を思いっきり叩く。
「ふっっっ!......小癪な!!」
と振り回していた剣を私に向け、薙ぐ。
急いで避けたが額に少し傷が着いてしまった。
でも、この位の傷なら_____
と思っていたら、急に体が言うことを聞かなくなり、その場に倒れてしまう。
「...あれ、なんで.....」
と言うと
「おや?当たってしまったか.....私の剣は特別製でね....神経毒を調整することも容易いのさ」
と憎たらしい顔をしてそう言ってきた。
「モエ!!!?」
と先輩が大声を出して剣を投げる速度を増すが、決定打には欠けている。
どうすれば.......
『ねぇ、モエ』
「.....なんすか、今動けないんすよ」
私の後ろにたったフメイルが話しかけている。どうせなら戦ってくれればいいのに
『いいえ?私だって勝てない相手には無理に攻撃しない主義よ』
と言っている。は?
使えない契約モンスターに苛立っていると先輩が押されていた。
「ふん。こんなものか!?....所詮、銀の娘の戦力におんぶにだっこといったところか....やはり、持ち帰るならあの娘にするか」
向かってくる双剣を虫を払うように叩き落とし、と踵を返したかと思うと去っていく。
「.......は?」
いま、なんて言った?
持ち帰る。調査で見たコイツの実態。
じゃあカルアちゃんは....
最悪な妄想をしてしまった。
でも、だからこそ心の底から冷たい声が出た。
許せない。許せない。許せない?許せない!
許してやるもんか。必ず殺す。
そう決意した時、私の体が動くようになり、これまでとは違う高揚感に包まれた。
『!!!キタキター!!私の炎は感情の重さによって変わる!!これなら行けるわよ!!』
なにか後ろでうるさい声が聞こえるがそんなのはどうでもいい。
今は、ただあの目障りなものを殺す。
追いかける私に気づいたのか
「...あ?....なんだ、もう動けるようになったか....だが再起したところで___うがっ!!?」
うるさいな。
今度はそのうるさい口を閉ざす為に顔面を横殴りにした。
転がったカスを追いかけ、反対方向に殴る。
「ぶべっ'”!や、やめぶふぁ”っ”!!」
殴る。殴る。
ああ、そういえば炎着いてたんだっけ。カスの服が燃え始めた。
「ああ、私の服が!!」
自分の心配をしたらどうなんだろう。呑気だ、ねっ!
今度は上から叩きつけた。
まだうるさかったのでめんどくさいと思いながらもメイスを持ち替えると、
「貴様ァ!....これで終わると思うなよ....貴様などアイツを支配さえすれば」
は?
「.....ァちゃんが....」
「あ?いま何と」
「カルアちゃんが!!どんな思いで!!どんな犠牲を払って!!!あの力を使ってると思ってるんだ!!!」
ぐしゃり。びちゃっ。どごっ。
いろんな音がゴミから聞こえる。ようやくうるさい声が聞こえなくなった。
『.....うわ....』
「何?」
『いや、なんでもないわ...』
なんでちょっと引き気味なんだろう...フメイルの力じゃないの..?
そう言ってたんだしそうなんでしょ
『いや...でも、にしても強すぎるっていうか....やりすぎなんじゃない...?』
ソレを指さしながらフメイルはそう言う。
「....ド....ミァ......」
「なんだ、まだ生きてたんだ」
まだ息があったことに驚く。フメイルもびっくりしてたので多分同じことを思ったんだろう。
トドメを刺そうと近づいた時、カスから眩い光が出た。
『!やばめ!モエ避け___』
とその光が私に当たる前に、私の横を重い何かが通り過ぎ、横にいたカスの気配が無くなった。
投げられた物をみると、何処かで見たことがある形状で、誰が使っているものかが後から駆け寄って来る人物がいた事で分かった。
「カルア.....ちゃん....?」