デメリット有りの能力で、可愛い子達を曇らせたいぞ!   作:片桐きな粉

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第26話 突入

 

 

 

 

 

 

もうお婿に....今はお嫁か...行けなくなっちゃった....

 

はぁ.....

 

 

はぁぁぁぁぁぁ.......

 

なんか人間としての何かが失った気がするよ....

 

 

 

 

 

 

Q.良かったですか?

 

A、yes。

 

 

良かったって思ったから問題っていうか....

 

 

ある程度まで溶けた常温の物を出口もなしに流される感覚はちょっと来るものがあるよね....

 

そんでもってずっと目の前にあの偏差値が高すぎる顔があるんですの

 

 

 

 

 

 

なんというか...ね。理解してください。

 

 

 

現場からは以上で〜す!!

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ」

 

なんですかせっかく終わろうとしてたのに。

 

「ボクの家に来させたのはいいんだけどさ。....なんか君の仲間も来てるのはなんで?」

 

 

え?そうなの?

 

とりあえず連絡しては無いことは伝えた。

 

「う〜ん....バレるの不味いんだよね....!そうだ」

 

 

なにか提案したようで私の肩を掴んで

 

 

「君が追い払ってくれないか?その方が何かと楽だ」

 

 

 

あ〜....う〜ん......

『それも依頼ってやつ?』

 

そうそうそれ。私としてはあんまり戦いたくなくってぇ...

あとなんかまだ腕生えてないし...そろそろ解除してもらっていいですかねシトリンさん......

 

 

「まぁ、依頼としておいた方が動きやすい?ならそうしよう。それで、まあその腕は.....シトリン」

 

 

そう呼ぶとまた急に目の前に出現してきた。神出鬼没の聖女は怖いんですよ

 

 

「はい♪もちろんあの御三方との戦いが終わったら戻しますので、アルカさんが治せるようになりますよ!」

 

 

 

おお、なら良かった〜!

重い腰を上げて戦いますか....と立ち上が、立ち上がらせてもらった時に、私の目の前に鈍い光が見え、身体の主導権が誰かに移った。

 

 

 

支配閃光(ドミネート・レイ)、っと♪」

 

 

『ちょっと!?』

 

 

「大丈夫ですって〜!ちゃんと終わったら返しますから♪

それじゃカルアちゃん、あの人たちを追い返してね。」

 

 

「....はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モエから敵の情報を教えて貰った。

 

 

「それを教えてくれたのが、モエのモンスター?」

 

「そうっす。複雑な事情でしたよね」

 

最初聞いた時は理解出来なかったっす....とちょっと暗くなっている。

 

「2人は、どうしますか。....私は、カルアちゃんを助けるために行くつもりっす。正直、あの聖女を信用出来なくなりました」

 

 

「勿論、私も行くよ。たとえ勝てなくても見捨てるなんてできないしさ」

 

 

私は...

 

「わたし、は....」

 

自分の強さが分からなくなった。

 

あの子に負けて、勝手に怒って、心が折れて。守られて。その力は私の何倍も負担があって。それを見た時に動けなくて。

 

 

「わ、わたし、は....」

 

 

「...ミソラちゃんは、待っててください。心の整理が着いたら、またカルアちゃんとしっかり話し合って、理解してください。」

 

 

 

と言って、2人は出ていってしまった。

 

部屋には、私1人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モエちゃんが言っていた「目的の場所」に行く道中。

 

 

街からその場所に近づくにつれ、空の色と天候が悪くなっていく。

 

 

「空気、悪いっすね....」

 

「うん。歓迎してないみたい」

 

 

 

気付けば、私たちの周りを取り囲むように狼型のモンスターが張っている。少なくとも友好的では無さそうだ。

 

 

「グルゥ!!」

 

 

1匹が吠え、それに追随するように遠くから多くの声が聞こえる。

 

 

 

「集団?めんどくさいね...」

 

 

数が増えてくると少々対処がめんどくさくなるんだけどな...と思っているとモエの持っているメイスから火がついた。

 

その火がいつもなら赤色を示しているが、紫を通り越し、鮮やかな青色に変わった。

 

 

「危ないんで、近づいててくださいね。」

 

 

そう言うと、その炎が伸び、横に一振して、狼たちは全て燃え盛り、塵に変わった。

 

 

蒼円(ソウエン)

 

 

その言葉の通り、モエを中心とした円が描かれた。

 

 

 

「.....強くなってない...?」

 

 

私は後輩の成長の喜びと、なにか止まらなくなったような歯車に不安を覚えながら、再び歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

空は完全に紫の不気味な色に変わり、雷が鳴っている。

 

目の前には、禍々しい城のような建物が。

 

 

「....ここなんだね」

 

 

「そうらしいです。ね、フメイル」

 

 

『ええ。たぶんここにNO.1の人がいると思うんだけど。もしもーーし!』

 

 

正門らしき場所をフメイルが叩く。

 

 

ドンドン!と何回か叩いてみても反応はない。

 

 

 

仕方ない、か。

 

 

『正規の方法じゃないけど、やっちゃいますか。』

 

 

うん、そうだね。

 

 

「えっ?何するの?まさか....」

 

 

先輩が何か言ってるけどここは強引に行こう。

 

 

 

扉の横の外壁まで移動し、拳を握り、力を込める。

 

 

 

「____せいっ!」

 

 

 

私のちょうど胴体くらいのデカさの穴が出来た。これでやっと通れる。

 

 

「先輩、先に進みましょう?」

 

と言うと、ちょっと怯えたような表情をしていた。

これから会うのに今から緊張しているのだろうか。じゃあここは私が先行していかないとですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーー

「クネリア様、何者かに防壁が崩されました」

 

 

「ああ、それね。もう送ったから大丈夫だよ」

 

ぇっ!という顔をした部下になんとなくイラついたので、そのまま掴んで潰す。「あ”がっ”」とか言ってたけど今はそんなのどうだっていい。

 

「有象無象がボクを止める理由は無いからね。」

 

 

 

ボクはシトリンに任せたその子をみる。

 

 

未だにアルカが意識を取り戻させようと抑えてるけどそれ以上すると傷付けてしまう可能性があるからって全然出来ていない。

ほんっと、

 

「可愛いなあぁ.....!」

 

 

さすがボクの婚約者!

なんと言ってもその顔だよね。普段は全く変わらないダルそうな顔なのに、あの契約者といるときはコロコロ変わるの。

 

ボクといる時もそうだけどあんなに変わることはそうそうない。

 

更に、あの契約者。カルア?ちゃんだっけ。

 

 

「あの子も良いよねぇ..!」

 

 

人間の中でも、細くてちっちゃい部類。肩まで流れた銀色の髪は彼女の儚さを物語っているようにキレイ。それにさ!

 

 

「怪我してる時の声と表情.....とーーーーっても良いよねぇ....っ」

 

 

思わずその時のことを思い出して口角がしばらく上がったままだった。

 

 

 

何ともないように振舞おうとするけどその小さい体では痛みに耐えられない!!その時にアルカがする表情もまたこれが良いんだ!!!

 

ボクは強すぎてそんなの見せてくれないからね。

 

そこでボクは考えたんだ。

 

 

「やっぱり2人ともボクが食べちゃおっかな?」

 

 

誰にも取られたくない気がしてきた。

 

 

多分侵入者はカルアちゃんの仲間だろう。そんな奴らにそのまま本人を突き渡すのはなんか嫌なので少しでも嫌がらせ兼ボクの趣味に付き合ってもらうとするか。

 

 

「カルアさん、大丈夫でしょうか..?支配はしましたけど...」

 

 

シトリンがそう言ってきた。ルビウス....あの貴族が死んでコンダの契約をそっちにしたのだからその通りに動いてくれるでしょ。

 

 

「ね?コンダ」

 

そう言うと、シトリンの体から声が聞こえた。

 

『もちろんですわ、クネリア様。ちょうどいい具合のものにしています』

 

 

それなら良かった。

 

 

 

「さあ、これから面白いものが見られるよ。

楽しませてくれよ?侵入者達。」

 

 






難産






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