デメリット有りの能力で、可愛い子達を曇らせたいぞ!   作:片桐きな粉

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癖がいっぱい詰め込んでるかも知れません。ごめんなさい









第5話 初武器だ!

 

 

 

 

「顕現」

 

 

そう彼女が言ったあと、急に雰囲気が変わった。

 

かと思うと急に黒い影が飛び出し、彼女の顔の周りを横切り、そのまま全身を覆った。

 

完全に隠れる前に頭を抑えていたように見えたのは多分気のせいだろう。

 

『ミソラ。気をつけて。何かがおかしいよ。』

 

 

私の相棒のモンスター、ホーキンが伝えてくる。流石にそんなの私でもわかる。

 

 

それでも、手を抜く予定はない。

 

 

『..そうだよね。君はそう言う人だ。だから面白い。』

「うるさい!...とにかく!なんであろうと私が勝つわ。」

 

 

 

どんな攻撃が仕掛けられてもいいように周囲の警戒網を張り、相手の出方を窺う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は耳が食べられるらしい。美味しいのかな?

軟骨みたいな部分だし意外といけるのかもなーと考えていたら無言で一気にいかれた。

 

痛っ”...ぃけど前回ほどでは無いので平静を装っておく。

ああもう全然痛いよ痛い痛い!!

 

 

 

嚥下音が聞こえて、前を見ると右手よりも小さい部位だからか早めに食べ終わったアルカがいた。

いまは体の変化の最終でベールみたいなのが覆っているため、その気配に気づく人は居ないだろう。

鯱ではなく精神世界の方の人型で私の前にいた。

 

...あれ?なんか目が色違ない?いつもと違ってなんか模様が入って...と思い、話そうとするけど、直ぐに元の琥珀のような綺麗な目に戻り、

 

 

『...あれ?...あ...あたし、いま何した...?』

 

 

 

と、呆然とした表情で震えた声を発していた。

 

 

 

 

あ”ぁ”〜〜♪

ん”ん”っ....あー、良し。

あまりにもな表情をしていたのでつい汚い声が出てしまうところだった。

 

自分のした行動が信じられなくて、でも事実目の前で起きたことが真実で、徐々に崩れていくその顔!!!!!!

 

ヤバすぎるってそれはさ!

 

 

 

 

そんな心を内に秘めて、アルカのことを見つめる。優しげな目遣いも忘れずにね!

 

気丈に振る舞うフリをしてアルカを諭す。

 

 

 

 

「大丈夫だって!...再生するんでしょ?」

フリとかじゃなくて普通に今は痛いから耐えてるんだけど。

つかったことばを引用すると心に来るってなんかどっかで聞いたことあるからそのまま使った。

 

 

お、効果覿面だったようだ。

様々な感情が重なり合っている顔になった。

 

 

 

というか凄い顔の横からながれてるよ、血。

正面からは多分見えないけど多分隠れてる場所の裏くらいにはもう多分滴って血溜まりを作っているだろう。

 

 

あれ、じゃあ主人公ちゃんに見えてる?

お、新たに出来事が増える予感!!

 

「....ヒュッ」

 

その奥で狭まった喉に空気が入る音がする。

良いね!なんかとってもいい予感♪

 

 

 

 

 

 

 

楽しみはあとに取っておくとして、いまはツンデレソーサラーちゃんと戦おう。

 

 

正面切ってまとわりつく膜を取り戦おうとする、が。

覆っている影を取り除くその前に急にアルカが私の顔を両手でつかみ、近づけてきた。

え、ここの状況でキスされるの!!??

ドキドキと困惑がぐるぐるする。だがアルカの行動は私が思っていたことの斜め上だった。

口を私の口に___ではなく、そのまま横に流れ、無くなった右耳から首に滴る血を舐めた。

 

 

ッ!!?

ぞわぞわぞわってした!!

そのまま舌を張って血の上流まで着くと、断面にもう一度噛み跡を着けるように口を開いた後、流れ出る血を全て吸い、飲んだ。

 

 

 

驚きで声が出ないままアルカを見ると、まるで真っ赤な口紅を着けたみたいに唇が赤くなっている。それを気にすることもないような素振りで私の頬を撫で、そのまま私の中に戻って行った。

 

 

なんだったんだろう....

とても変な感覚だけどこれはこれで....アリかも

 

 

 

 

 

気を取り直して。

私の姿が変わる。ミソラちゃんが私の見た目に驚きを見せたが、直ぐに態勢を立て直し、こちらがどう動いてもいいように警戒をしている。

 

 

 

ではこれから実力を見せつけましょう!!アルカちゃんのだけど

 

 

 

 

 

基本、契約モンスターの力を使う際は、主に3つの使い方がある。

1つ目は、モンスターの体の一部を生やし、扱えること。これはこの前主人公ちゃんが羽生やしてたのがそうだね。

 

2つ目は、モンスターの能力が入った装備が装着されること。

今目の前にいるミソラちゃんがその筆頭かな。手にはユニコーンの角を象ったレイピアを持っている。

あれ普通に剣としても強いのに魔法補助の効果もあるっててんこ盛りだよね。

 

 

3つ目は、契約モンスターを召喚して戦わせること。これだけを使うものは少ない。主に1.2を使った状態で3を使用することで最大戦力となる場合が多い。

 

 

ミソラちゃんがモンスターを召喚しないことを考えるとほんとにタイマン勝負をしたいのだなと思った。

 

 

それじゃあ期待に応えるとしましょうか。

 

 

 

我慢ができなかったのかミソラちゃんは剣を手に突っ込んでくる。

 

もう、そう慌てなさんなってゆっくり楽しんでもらわないと。

 

 

私はひらりと横にかわして距離をとる。

 

そういえばアルカの武器は何があるんだろう。

 

取り出してみると、手のひらに収まるようなサイズの黒と白を基調とした立方体があった。

 

 

ん?...ああ、なるほど

これはつまり.....

私の想像力が試されるってことだー!!

 

頭をフル回転させ、アルカとして扱うとしたらどんな武器がいいかを考える。

 

 

剣...はなんか在り来りだし、銃..は無し。だからといってハンマーとかその辺は魅力的じゃないんだよなーー。

 

 

 

 

アルカが持つなら____そうだ。

 

 

確実にイメージができた。

 

私の持つキューブが蛍光に光る。

 

ミソラは訝しむ目をして距離をとってきた。

 

 

 

そのままキューブは分散を始め、大きく武器を型どり、私の手にちょうどいい重さと私の身長の約1.5倍ほどの代物を作った。

 

 

 

凄い。イメージ通りのものが出来た。

私が想像したのは剪定鋏。簡単な話がハサミの片刃のみたいな感じのやつ。

 

出来たものは想像よりもデカかったけど、美少女がデカ武器、映えるじゃん!分かってる〜!!

 

 

 

 

気分がいいので本来なら負けようとしたけど倒しちゃお!

 

 

 

 

私が鋏を持ち、構えをとるとミソラちゃんは防御の姿勢をとる。何が来るかわかんないからね。

 

このでかいヤツを持った時に使い方は覚えた。

 

 

持ち手を持ってそのまま横凪ぎをする。名前は.....うーーーん、まぁなんでもいいや。

 

 

海渡(ウミワタリ)

 

 

どう?即興にしてはいいんじゃない!?

 

振った刃に彼女の細剣がぶつかり、

 

 

「...ッ!ホーキン!!ガード!!!」

 

と叫んだあと遠くまで吹き飛んだ。

 

 

あ、あわわわわわ。

 

 

この武器、強すぎる....

 

 

ごめんねという目を審判のカエデちゃんに向ける。目を向けられた彼女は何を思ったのか、

 

 

 

「勝負あり!そこまで!!」

 

 

 

と言った。

あれ、もう終わりなのか。

 

 

と思ったけど私以上に納得していないのか遠くから抗議の声が聞こえた。

 

 

「_ちょっと!!?まだ終わってないわよ!」

 

 

「でもミソラちゃん、魔力がもう切れかけじゃないですか。それ以上やっても怪我するだけです。」

 

 

 

と言われていた。そうなのか。

 

 

図星だったのか、顔を赤くして何かを言いかけた後、反論できなかったのか

 

 

「.....今日は帰る。....邪魔したわね、それじゃ」

 

 

とそのまま帰路に直行した。

 

あはは....と主人公ちゃんは苦笑ってこちらを見てきた。

これが彼女の日常なのだろう。

 

 

 

「すみません...ミソラちゃんが本当に...」

 

「あっあと、さっき血が見えたんですけど...やっぱりまだ治ってなかったんじゃ」

とまた代わりに謝罪をしてくる。もう、別に君のせいじゃ無いし、また君を困らせるんだから逆に私が謝りたいよ!でも謝らないよ!

 

 

 

「...大丈夫。」

 

と言って状態変化を解く。

 

 

姿が元に戻ると、持ってた鋏も消え、代わりにまた激痛が来た。

 

また来たっ痛い痛い痛い痛い!!!

「ま”っ”...う”ぁ”っ”...ぃ」

 

どうやら声が漏れたらしいけど外の音が全く聞こえない。

右耳に手を当てるとやっぱり無くなっていて、でも今回は食べられたそのままの状態で傷口もそのまま、生暖かい感触がまた頬を伝って落ちていった。

 

 

 

手よりは痛くないにしろ普通に食われた時より痛いよ!!!!!!

 

 

あ、またそろそろ意識がなくなるな〜と何となくわかるようになってきた。

 

 

最後の視界に見えたのはまた焦りが見える主人公ちゃんが何かを言っているように動いている口だった。

 

 

「□□□!?□□□□□□□□□!!!!」

 

 

 

 




















この小説を投稿し始めて4日でとても沢山の評価をいただいてとんでもなく嬉しい状態で大変気分が高揚していますです。ありがとうございます!!!
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