もしもデクが個性を持っていたら   作:フィル

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今回はAIのべりすとを使っています。


011 個性「触手」

 

 

 

始まりは中国の地方で発光する赤子が生まれたというニュースだった。

 

今では、報告事例が最初というだけであって、これより前から、個性の発現者自体はいたと言われている。

 

以降、各地で超常は発見され、今でも原因は判然としない。

 

いつしか超常は日常に、架空は現実に、

 

世界の総人口の八割が特異体質者となった超人社会、ある職業が脚光を浴びていた。

 

それはヒーロー活動だ。

 

 

 

 

 

 

ある世界において緑谷出久と呼ばれる無個性がいた。彼はオールマイトからワン・フォー・オールという受け継ぎ、世界を救った。

 

しかし、数多ある並行世界の一つ結果だ。

 

緑谷出久が世界を救う世界は多いだろう。しかし、その道は多くの分岐が存在する。

 

これはその多くの分岐の物語だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赫子の一閃

 

「ぐっ!」

 

出久は背中の違和感から赤黒い刃を引き抜いた。鱗のような質感を持つ赫子が夜の街灯に妖しく輝く。

 

「面白い個性だな少年。だが所詮は食玩レベルよ!」

 

鉄塊を持ったヴィランが突進してくる。出久は地面を蹴り上げ、ビルの壁面へと駆け上がった。

 

「オールマイトならこうする!」

 

空中で一回転し、赫子を鞭のように伸ばす。鋭い先端がヴィランの頸動脈近くを掠めた。

 

「おっと!」

 

危うくかわした敵だが、すでに遅かった。赫子が螺旋を描きながら相手の装甲を貫通している。

 

「な……何が起きた!?」

 

「僕の赫子は―――強い!」

 

 

一閃必殺

 

「まだだ!」ヴィランが反撃に出ようとした瞬間—

 

「終焉(カタストロフィ)!」

 

出久の叫びと共に赤黒い鱗赫が爆発的に拡大。刃の雨となってヴィランを包囲する。

 

「ぐあああっ!?」

 

防御不能の連撃に膝をつく敵。しかし次の瞬間、突然ヴィランが笑った。

 

「バカめ……これは罠だ!」

 

煙幕と共に姿を消す敵—しかしそれは予測済みだった。

 

「見えてますよ」

 

ビルの屋上から降下しながら出久が指差す。赫子が空中で赤い弓となり、ヴィランに狙いを定める。

 

「朱雀穿天(スザクスピア)!!」

 

光速の投射赫子がヴィランを貫く。

 

「ゴフッ……バケモンか……」

 

致命傷ではないが、痛々しく足や腕に赫子が刺さっていた。

 

倒れ伏すヴィランを前に、出久は静かに赫子を収束させた。

 

「バケモノじゃない……」

 

緑谷出久は寂しそうにつぶやいた。言葉と裏腹にどこかさみしそうな声色だった。

 

粉雪舞う路地裏で拳を握り締める。

 

「ヒーローになりたいだけだ」

 

冷たい風が吹き抜ける中、緑谷出久は再び歩き出す。彼の背中に刻まれた赤い傷跡が、次なる戦いを予感させていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個性「赫子」

 

元ネタ「東京グール」

 

 

 

 





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