もしもデクが個性を持っていたら   作:フィル

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今回はAIのべりすとを使っています。


09 個性「ゴム」

 

始まりは中国の地方で発光する赤子が生まれたというニュースだった。

 

今では、報告事例が最初というだけであって、これより前から、個性の発現者自体はいたと言われている。

 

以降、各地で超常は発見され、今でも原因は判然としない。

 

いつしか超常は日常に、架空は現実に、

 

世界の総人口の八割が特異体質者となった超人社会、ある職業が脚光を浴びていた。

 

それはヒーロー活動だ。

 

 

 

 

 

 

ある世界において緑谷出久と呼ばれる無個性がいた。彼はオールマイトからワン・フォー・オールという受け継ぎ、世界を救った。

 

しかし、数多ある並行世界の一つ結果だ。

 

緑谷出久が世界を救う世界は多いだろう。しかし、その道は多くの分岐が存在する。

 

これはその多くの分岐の物語だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだだ!俺は……ヴィラン連合の『破壊屋』だぞ!」

 

ギガント・バイヤードが必死に抵抗しようとするが、覇王色の圧力に体が言うことを聞かない。

 

「これで終わりだ!」出久は両腕を大きく振り上げる。

 

「ゴムゴムの……銃弾(バレット)!!」

 

拳が連続で発射されるように飛び出し、巨体に次々と直撃していく。ボゴッ!グシャッ!凄まじい音と共にギガント・バイヤードの体がくの字に折れ曲がる。

 

「ぐああぁっ!?」

 

悲鳴を上げながら壁に叩きつけられるヴィラン。

 

「動けなくするだけだ」

 

出久は静かに歩み寄り、「ゴムゴムの鎖(チェーン)!」と叫びながら腕を伸ばし、巨大な体を拘束するゴム製の鎖を巻きつけていった。

 

「……終わったよ」

 

出久が肩で息をしていると、背後から聞き慣れた声がした。

 

「出久くん!」

 

飯田の顔に安堵の表情が広がる。

 

「よくやってくれた……けど無茶しすぎだぞ!」

 

「大丈夫だって!」

 

笑顔を見せる出久だが、突然膝から崩れ落ちた

 

 

「出久くん!?」「デクちゃん!?」

 

麗日が泣きそうな声で駆け寄り、三人がかりで倒れ込む出久を支えた。

 

「無理しすぎだぞ……でも本当に助かった」

 

飯田の声は震えていた。「オールマイトも間もなく来る!」

 

「うん……良かった」

 

出久は意識朦朧としながらも微笑んだ。遠くから「大丈夫か!?」というオールマイトの叫び声が聞こえてきた。

 

---

 

数時間後。病院の白いベッドの上で出久は目を開けた。点滴が繋がれ、酸素マスクをつけた視界に浮かぶのは——

 

「デク〜!!」「緑谷〜!」

 

涙と鼻水でぐしゃぐしゃの麗日と、目に涙をためた飯田の顔だった。

 

「……ごめんね心配かけて」

 

「ほんとに馬鹿野郎だぞ!」

 

飯田の怒った声には明らかな安堵が混じっていた。

 

「でも格好よかったよぉ!」

 

麗日が飛びついてくる。横では相澤先生が厳しい表情で立っていた。

 

「勝手に体を張りすぎだ」彼は腕を組んで言った。

 

「だが……あのヴィランを無傷で捕獲できた功績は大きい。特に『覇王色』の制御は見事だった」

 

オールマイトがドアから現れた。

 

「緑谷少年よ!」その姿はいつも通り豪快だ。

 

「君は今日から新たなフェーズに入ったようだな!」

 

「ありがとうございます……でもまだ全然ダメです」

 

出久は照れくさそうに笑った。

 

「もっともっとみんなを守れるようにならなきゃ」

 

窓の外では夕陽が輝いていた。廊下からはA組のみんなの声が聞こえてくる。

 

「退院したらすぐ特訓だぞ!」

 

「無理しないでね!でも応援してる!」

 

「なんか食べ物買ってきてあげる!」

 

出久は彼らの声を聞きながら思った。自分が憧れるヒーロー像とは違う道かもしれない。でも大切な人たちを守れる力があるなら—それだけで十分じゃないか。

 

「お腹空いたなぁ」

 

思わず呟くと、仲間たちが一斉に笑い出した。明日もまた新しい一日が始まる。ゴムの力を握りしめながら、出久は確信していた—この道を行こう。たとえどんな困難があろうとも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個性「ゴム」

 

元ネタ「ワンピース」「ゴムゴムの実」

 

 







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