カレーの野菜共が煮えたので、2人をくっつけながらカレーを完成させた。前にくっついてたロゼは危ないので離したら、そのまま俺の裾を掴んで離さない。レイはレイで俺の脇の下から腕を回して抱きつき、そのお胸のシャークキャノンをぶち当ててくる。
そんな2人を前にして何もしてない俺を誰か褒めて欲しい。マジで。
もう、俺が慣れるしかないのかなぁ。流石にご飯を食べる時は離れてくるのが救いだ。
カレーを食べ終えたあとは皿洗いを任せて途中で汲んであった風呂に入る。季節は真夏だけど、シャワーだけじゃなんか物足りないんだよね。
そして今のところ風呂とトイレが俺1人になれるところなので、今のうちに対策をやれるだけやっておく。その後の匂いやらのケアも忘れない。何をとは言わないけどそのまま下水に流すとダメだからね。袋で何重にも縛って生ゴミの袋にポイし、髪を乾かして脱衣所をでる。
ふぅ、今ならどんなにくっつかれても真顔でいられる自信があるぜっ。
10分後
あの、……まじすいません。
俺の次に風呂にロゼが入り、レイとの2人きりタイム。2人きりになるやいなや昨日のように膝に乗ってきたATK5000くらいのレイに固めた理性が一撃で吹き飛びそうです。
「…出雲、…ぎゅってして?」
「……今日、くっつきすぎじゃない?」
「……うん」
でもくっつくんですね。
レイは俺の膝に跨るように座りながら、ピッタリ密着するように抱きついてくる。
もう暖かいわ柔らかいわいい匂いするわの3回攻撃で俺のライフは吹き飛びそう。この間対戦したトライデント・ドラギオンを思い出した。あいつはまだいいとして燦幻荘は〇ね。効果も終わってるのに、なんでアイツを壊すだけでトライデントのATK倍になるねん。こちとら麻雀ドラゴン共とトランセンドにサンドバックにされて既に虫の息だっつうのに、さらに6000×3は終わってるだろ。
あ、遊戯王の闇を思い浮かべていたら意識がスンとしてきた。
首筋に顔を埋めてるレイの頭を優しく撫でると、その手を捕まえられて指を絡ませてくる。
しかし、なんで今日はこんなに甘えてくるんだろう。確かにこれまでも距離は近かったけど、ここまでじゃなかったはずだ。
「………あ、美咲か」
「……むぅ」
どうやら図星らしい。抱きつく力が強くなって、お顔ぐりぐりが追加される。
もうこうなるとただの子供だなぁとあやす様に頭を撫でると、綺麗な白金色の髪をふりふりさせながら俺をそのまま倒してきた。
昨日のように押し倒され、その上を不満顔のレイが覆い被さる。もはや掛け布団みたいになってるレイが唇を尖らせながら言った。
「……美咲、私たちの知らない出雲のこといっぱい知ってた」
「そりゃ長い付き合いだからな」
「……出雲って美咲とその、付き合ってるの?」
「いや?…普通に友達だよ」
「…なに今の間」
実はそういう悶着もなくは無かった。まぁあいつは覚えてないだろうけども。それをちょっと思い出して出来た間をレイは的確に詰めてくる。
「美咲、すごい可愛い人だった」
「ま、まぁ。高校はモテてたな」
「……おっぱいも大きかった…ゼロと同じくらいあった…」
「……ま、まぁ、そうだな」
「……やっぱりそう思ってるんだ」
「それは仕方ないだろ!?……道行く人見て背が高いなーとか髪長いなーって思うのと同じだよ」
「じゃあ、私はっ?」
レイは俺に跨りながら自分を指さす。……ロゼにも言ったし、いいか。
「めちゃくちゃ可愛いなーって思ってるよ常日頃から」
「…かっ、かわっ!?」
あ、同じ反応。
レイはぼふっと音を立てて顔を赤くして手で覆う。
「そ、そそそんな、かわいいって」
「いや、可愛くないわけないだろ?…そんな子に抱きつかれて、平気なわけ無い」
俺はレイの手を取って自分のやかましい心臓に当ててやる。
「ど、どきどきしてる」
「……な?だからもうちょい自分の可愛さを自覚してくれ」
「……わ、わたしもドキドキしてるよ?……ほら」
「……ちょ!?」
レイは何を思ったか、俺の手を自分の心臓の上に当てた。いや、女の子の君がやるとォぉ!?
当然、心臓の前にお胸があるわけで。レイとしては心臓に当ててるんだろうけど、こっちからすると胸を触ってるようにしか感じない。
「……ね、ドキドキしてるでしょ?」
「いやその、……手がその…」
「………ロゼのは触った癖に?」
「………」
俺はもう何も言えなかった。
開き直ってレイの左胸に置いてる手の方に意識を持っていくと、下着越しなのに超柔らかい感触の奥からとくとくと速い鼓動が感じ取れた。俺は爆速で手を離す。
「……確かに、……って鼓動見るだけなら手首とかで良かったんじゃないか?」
「………ロゼだけずるいじゃん。……それに、出雲の余裕をもっと無くしてくって決めたし」
「怖すぎるんけど?……つか、それはダメだろ。俺だって男なんだぞ?レイとこうしてくっついてるだけでも大変なのに」
「うん、それは伝わってるよ。……えへへ、嬉しい…」
そう言うんならぐりぐり腰を動かさないでほしい。本当に。
あーもう、やばい。レイロゼもこの調子だったら俺数日と持たないぞ?
「……それとも、出雲は私じゃ嫌なの?」
「その聞き方はズルいよ。…嫌なんかじゃないし、嬉しいけど。……ただ、このままだと本当にズルズル駄目な方に行っちゃうからさ。2人か懐いてくれてるのは本当に嬉しいけどね?」
「……じゃあ、もうちょっと頑張って耐えてね?」
そう恐ろしいことを言ったレイは、そのまま抱きついてきた。自分の身体を押し付けるようにしてくるレイに歯を食いしばる。
「……でも、本当に限界はあるんだからな?…どうなっても知らないからな?」
「……私もロゼも、それがちょっと楽しみかな」
なんてことを。
そのまま少し抱き合ってると、風呂上がりで黒のワンピース姿のロゼが出てきた。交代で風呂へ入っていったレイとすれ違ったロゼは、俺に怪訝な目を向けてくる。
「レイ、顔が真っ赤だったが……何してたんだ?」
「……色々とね」
レイも限界だったんだと知ってちょっと安心。俺の返答にロゼは「まぁいいか」と俺のすぐ隣に座った。例にも漏れず俺にピッタリとくっつきながらスマホを取り出す。
「……出雲、一戦どうだ?」
「…お、いいね。やろうぜ」
正直レイみたいにべったりしてくると思ったけど、ゲームをするみたいで安心。距離は近いけど…。
ロゼはタキオンだろうから、俺はどうしようかな…。いや、閃刀姫で行くか。
ルームに招待して、テーブルに着く。
「じゃ、始めるぞ」
「望むところだ」
5分後。
「……くぅ…!」
「ふー、あぶね」
デュエルは俺の勝利だった。コイントスに勝ったロゼが先行を渡してきたので、エンゲージ初動で盤面にゼロとレムニスゲート、墓地に魔法3枚閃刀姫3枚ができた。最初のハンドにエンゲージが2枚とリンケージがあったのがでかい。誘発も飛んで来なかったし。
そして、ロゼが意気揚々と出したシュヴァルツシルトにゼロの効果で破壊。唇を尖らせて続けて出したプライマルと手札から出てきたバルジで出したドラッグルクシオンをレムニスで飛ばしたらそのまま固まった。
そして更地になった盤面をレイ初動でワンキルして勝利。
ロゼはムスッとしながら俺の顔を睨んで言った。
「もう一戦だ!」
10分後。
「……な、なぜだ…?」
「まぁ、最初はそうなるよ」
そのまま2連勝を決めた俺の前でロゼが膝を着く。あの、その服でその体制は色々とまずいです。お尻こっち向いてるから、ワンピースの裾が結構危ないし。
遊戯王って、どれだけ相手デッキの知識があるかどうかだからなぁ。タキオンはドラッグルクシオンを止めれば大体の確率で止まるからわかりやすい。俺の場合それ対策でエクシーズの手数が増えるホルスとかも入れてるけど、流石にロゼは組めなかった。
ロゼは頬を膨らませながら立ち上がると、ソファに座ってる俺の上によじ登り、そのまま俺の膝の上でいじけ始めた。クソ可愛い。
「……出雲、強すぎないか?」
「いや、ただロゼのデッキの弱点を知ってるだけだから…。もう一戦やる?」
「……この後レイともやるから大丈夫だ。……それより、慰めて…」
「負けた相手にか?………はぁ、こういう所が可愛いんだって」
「…っ、………ぅうぅ…可愛いって言うなぁ」
マジで可愛い。
ロゼはこう、普段のクールな感じのギャップで強化された可愛いで殴って来る感じ。欲情とかじゃなくて普通にめちゃくちゃ和む。
「夜中、覚えてろよぉ……」
「ん、なんか言った?」
「なんでもない。……出雲のここからすごいレイの匂いがするんだが」
「だって、ロゼさっきのレイと同じことしてるもん」
「……でも、2人の匂いがして、嫌いじゃない」
「…そっか」
ロゼはそのままレイが出てくるまで俺の上で抱きつき続けた。
そしてレイが風呂から出てきて、レイとロゼのデュエルを見守る。それぞれテーブルの反対側に座った2人は意気揚々とデュエルを始めたのだけど。
マスターデュエルというか、ゲームの宿命と言うべきか。
「…よし、パルラを出して…あっ!…フランメ使っちゃったぁ!」
「…ここでシュヴァルツシルトの効果を……ああっ、プライマルっ!」
2人にマスターデュエルのフリチェあるあるが起こってる。
ロゼはパルラをムキムキにしてしまい、ロゼは相手に送り付ける予定のプライマルを変なタイミングで自分のところに出したせいでタキオンの効果が発動せず。
まだ墓地に行ったフランメと、パルラ効果で送ったティルルでラティスを出したレイが勝利。
実質3連敗のロゼがさっきと同じく俺の上でいじけて、レイがズルい!と参戦。結局俺の膝の上で撫でられる犬に2匹が完成した。
こういうのは可愛いで済むんですけどね?頼むから俺の脚を片方ずつ跨いで座らないで欲しい。景色によるダメージが計り知れんのよ。
そして、なんやかんやで就寝。
寝る時も1人になれる貴重な時間なのでベッドに寝転がりながら今日1日耐えた俺を褒め称える。
2人の……誘惑っていっていいのかな?…それが今後も続くとしたらマジで長くは持たない。どうしたもんか。
……誤解されそうだけど、2人が好意を持ってくれてることは飛び上がるくらい嬉しいんです。…でも、流石に段を飛ばしすぎじゃない?
なんかレイも俺から手を出して欲しい的なことを言ってたような気がするし…。やられっぱなしってのもね。
……だめだ、目が冴えてきた。
結局、その夜は遅くまでスマホを見たりして過ごした。
………そう、過ごしていたから、レイとロゼの部屋の方でした物音に気がついた。ちょうど流石に寝るかと電気を消したところで扉が開く音がする。
少し待つと、小さい足音。
……待てよ?昨日似たようなことを夢に見なかったっけ?
そんなふうに思うと同時に部屋の引き戸が開く。
「……ぇ、…い、出雲…?」
「どうした?こんな夜中に」
まさか起きてるとは思わなかったのか、びっくりした様子のロゼがおずおずと部屋に入ってきた。
「……まだ、今日してないことがある」
「してないこと?」
嫌な予感がする。ロゼはそのままベッドに腰掛けて来て、恥ずかしそうにもじもじした。
……まさか?
俺は思わず彼女の胸に視線を向けてしまう。ロゼが今来てるのは寝巻き用の薄手のワンピース。肩紐があるタイプのやつなのだけど、肩にこのワンピース以外の紐が見えないし、暗闇になれてきた目に、彼女の胸の形がやけにくっきり出てるように見える。そして、極めつけにはロゼが下着をつけていれば見えないものが服の上から見えた。冷や汗をダラダラ流した俺はまさかと尋ねる。
「……おま、まさか…」
「……まだ、揉んで貰ってないぞ?」
「……マジかよ」
ロゼはそういう俺を他所に、ベッドの上で寝転がってきた。一緒に倒された俺に背中を向けるように横たわると、俺の手を掴んでワンピースの裾の下から中へ入れ始める。
しかもワンピースなので、当然スカート部分が捲れ上がり、白い下着がバッチリ見えた。
俺の視界に、ワンピースの裾を捲りあげて彼女の服の中を進む自分の手と、それをじっと見つめるロゼという破壊的というのも生易しい光景が広がっている。
そして、ここまでされるといくら俺でも抵抗が出来なかった。無事に理性がどっかへ旅行に出かける。
あ、わかった…。昨日のも夢じゃないんだ。
どうやらロゼの胸を揉み倒したエロ漫画みたいな夢は現実で昨日起きたことらしい。
今更になって自覚した俺を嘲笑うように、右手がロゼの膨らみに到着してしまった。手を動かすと触り覚えがある感触と、身体の反応。
「……ロゼ」
「…んぅ…出雲…?」
この状況に耐えれる男がいるなら教えて欲しい。無理だろこんなん。左手を伸ばしてロゼを抱き寄せ、左手もワンピースの中へ。裾が完全にまくれ上がり、ものすごい光景になってるが、ロゼはちょっと嬉しそうに俺を見あげてくる。
ああ、ダメだこれ。近いうちとかじゃないわ。今日だわ。ブレイクするの。
「……出雲、…これはただのマッサージだから…」
「……マッサージ?」
「…だから、ぃっ、出雲は、…なにもっ、悪くない…し、……昨日みたいに、夢かもしれないだろ?」
なんて魅力的な囁きだろうか。その囁きに頷いてしまいそうになった、その瞬間。
部屋の入口がまた開いた。俺たちはギョッとした目で開けて入ってきたムスッと顔のレイを見る。
「……ぬけがけ」
「れ、レイっ…これは…その」
こりゃ怒ってます。レイの顔を見たロゼは慌ててワンピースの裾を直した。俺も手を抜いて起き上がろうとしたのをレイに抑えられまた倒される。俺の上に跨り身を寄せたレイがそのまま一言。
「私も一緒に寝るっ」
「レイ、それは……」
「昨日朝まで出雲を使ってたの知ってるんだからね?……許してあげるから、私も寝る」
「で、でも。ここだと…」
正直ロゼの胸を揉むよりもそっちの方がまだダメージは軽そうだ。だが、俺のベットはシングルサイズで3人で寝るには手狭。
「じゃあ、私たちの部屋のベッドで寝よ?」
「ちょ、レイっ」
俺たち2人は為す術なくレイたちの部屋に連れていかれる。中に入ると2人のいい香りがふわっと鼻に通り、俺を挟んで腕を取るように寝た2人の距離間に俺は選択を間違えたことを察した。
ロゼはさっきの余韻があるのか抱えた俺の腕を脚に挟み、レイに関してはロゼと色違いのワンピースの緩い襟元から一撃必殺の谷間を見せながらそのシャークキャノンをぶち当ててくる。そして2人とも顔は俺の首筋。息が当たってすごい擽ったい。
「出雲…おやすみ」
「……ん、おやすみ…」
「たすけて…」
俺の理性がブレイクすると言うよりも、ズルズルに擦り切れそうです。
たすけて。
この状況で手を出してないの普通にすごい
大人版出すって言ったら?
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エンゲージっ!!!!
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別にいいかなぁ