「待たせてしまったか」
ドットーレの登場に警戒心を露にするしろがね達と一緒に私は彼を見据える。自分の仲間が敗れて壊れたというのに軽薄に笑みを浮かべている。
非常に不愉快です。
「才賀命、お前の姉は息災か?」
「……どういう意味です」
「お前の姉を砂漠付近で見掛けたという話を聴いている。全くあの時もそうだが、お前達はオレを不快にさせるのが随分と得意な様だなァ…!」
「ホホホ、人形が不快とは面白いね」
わざとらしく煽るルシールおばあさんに苦笑を向けつつ、私はフランシーヌ人形を守っている最古の
緑、青、そして白だ。
「ミコト、好きな扉を選ぶと良い」
そう言うとルシールおばあさんは私の肩を優しく叩いてくれた。大丈夫です、私は何か分からないけど、求めているモノに届きそうです。
「貴方の扉にします。ドットーレ」
「アルレッキーノを倒したモドキは今も戦っているがお前はオレ直々に始末し、守るべき主人を失ったガラクタを破壊してやろう!」
高笑いしながらドアを開けるドットーレ。
やっぱり、この
「命、俺もその扉を選ぶぞ」
「……フフ、心配しすぎですよ。こう見えても対策は完了しているんです」
「いいや、一緒に行くべきだ。君だけは『しろがね』になることは出来ない。ナルミ君なら君を守って動くことは出来る筈だ」
今のフェイスレスの言葉に嘘は無かった。
本心でそう思っているのでしょうが、自分の心を偽って話す人は何人も見てきました。そんな手段に気づかないほど私は馬鹿じゃありません。
「
「おチビっ、む、胸は負けてません!」
フンスと胸を張って訴えるとマァ・リィナと名乗ってくれたしろがねOのお姉さんは「オホホホホッ♪︎そんな小ぶりなサイズじゃ届かないわよ」と腕を組み、私に自慢してきました。
梁さんやファティマさんに視線を向けると苦笑を浮かべているだけで助け船はくれず、渋々と「お兄さんはどっちだと思いますか?」と鳴海お兄さんに聞く。
「俺に振るなよ!?」
「でも、男の人は大きい方が好きって…」
「ギイだな!?あの野郎ッ…」
「全く戦う前だっていうのに騒がしいね」
ルシールおばあさんの呆れた声にしょんぼりとしながらもリィナさんを見ると「おチビちゃんがもう少し大人になったら分かるわよ」と言ってくれた。
そうですね。
最後は阿紫花のお兄さんに聞けば良いんです!