カピタン・グランツィアーノと名乗った
「英良さんっ、みんなは!?」
「お嬢さん、なんで戻って?」
次郎丸を使ってヒト型の
しかし、あのカピタンより性能は劣る人形ばかりだ。おそらく、あの人形こそが最も強かったのだろうと思っていた刹那、横殴りの豪雨が突如降り注いできた。
「今だ!こうなりゃ雷は使えねえ!」
「フェイスレス様にお届けだ!」
また同じ手合いに呆れながらも扇子を開き、爪や牙、尾を振るう
蛮竜を四次元ポケットに仕舞い、どうなっているのかを英良さんに詳しく聞けば、フェイスレスが自分から仕掛けた筈のゲームのルールを破り、あろうことか全人類を巻き込んでいるという話が飛び出してきた。
想像していたのよりも大変な話ですね。
「あんれえぇ~~~~?そこにいるのは糸色命ちゃんじゃないのかなぁ?カピタンのヤツ、まさか負けちゃったのかなあ?」
「チッ。もう出やがったな、ピエロ野郎!お嬢さん、あたしが相手しやすから坊やの方に行ってくだせえ!」
「ッ、分かりました!」
「おれっちを無視しないでくれよぉ!」
そう言って追い掛けてこようとする角の生えた全身を白いタイツのようなもので包んだ
「あいや待たれよ!」
聞き覚えのある声と行く手を阻む姿に、私は目を見開いてしまう。ほんの数時間前に倒した筈のカピタン・グランツィアーノが、私の目の前に立っている。
「先程は不意を突かれたが、今度は負けぬぞ!」
どういう仕掛け?と警戒しながらも電光丸を抜く手を止め、ゆっくりと秘剣ではなく名刀に持ち変える。もう秘剣の方は使えない。
アレだけの高圧電流を放てば回路の幾つかはショートしているし、鞘に納めていたのに充電も出来ていなかった。戦闘用に劣るけど、電光丸です。
「行くぞ、糸色命!」
「(なんでっ、さっきより素早く!?)」
慌てて電光丸を構えるもカピタンの攻撃は速く、速すぎる突き技にカウンターを仕掛ける事も出来ず、ガリガリと刀身が力任せに削られていく。
この人、さっきよりも強い…!