Fate/stay night×星のカービィ(仮) 作:ドコモ
凛がカービィを召喚したころ、冬木教会では……
「――ほう、これは。フフフ、フハハハハハ!!」
“黄金”そう形容するのが相応しい男の上機嫌な声が、教会にこだまする。
余程珍しいことだったのか、同じ場にいた男がすかさず“黄金”の男に問いかける。
「どうしたギルガメッシュ、何があった?」
「なに、
「“星の戦士”?ギルガメッシュ、なんだそれは」
「宇宙の彼方、楽園の星に住まう勇者、といったところか。まぁ、いかんせん遠すぎて、
「……そうか」
綺礼は、何か期待を裏切られたかのような虚無感を感じたが、なぜか“星の戦士”、その言葉が脳裏から離れないのであった。
◆◆◆◆◆◆
一方そのころ凛は……
「う~~、こんなのどうしろっていうのよ~~~~」
未だに狼狽えていた。
まあ、それも仕方のないことではある。
なぜなら、凛はカービィのことを何一つとして知らないからだ。
通例、聖杯戦争は自分のサーヴァントの伝承や伝説を鑑みて戦略を立てる。サーヴァントは伝承や伝説における弱点が、そのままサーヴァント戦においても弱点となってしまうからだ。
その点、カービィは、真名がカービィらしいということ以外の出自の一切が不明である。
それだけならまだ良かった。
カービィは、意思疎通はできてもぽよぽよ言うだけなので会話が成立しないのだ。
出自がわからなくてもサーヴァントと会話ができれば、ある程度は出自不明のデメリットを補えるが、カービィとはそれすらもできないのだ。
「ハァ、ずっとウジウジしてもしょうがないわね……アンタ、できるだけ魔力を抑えて宝具を使える?」
――――宝具、それはサーヴァントの伝承や伝説が一種の形になって昇華したものである。
実体があるものもあれば、ないものもあるが、カービィが持っている宝具は…?
「ぽよ?」
「え?まさか宝具を持ってない?えーっと、なんか使えそうな能力であったり、技とかないの?」
「――――ぽよ!」
「ふぅ、さすがに宝具は使えるか……。じゃあ、それを出力を落として使ってみて」
「ぽよ!!」
意気込むカービィの足元にハート形の魔法陣が出現し、膨大な魔力がカービィとのパスを通じて凛から流れ出していく。
そして、魔法陣が光を放ち――――
「ちょっと!出力落としてって言ったじゃない!って、あれ?なにかの卵?」
凛が見下ろす魔法陣の上には、まるでダチョウの卵のようなシルエットがあった。
『まさか、カービィの宝具って食べ物を呼び出すだけ!?……いや、よく見ると耳?のようなものがついているし卵じゃない?』
「ボクはタマゴなんかジャナイヨォ。マッタク、失礼シチャウヨネッ!」
『喋った?というか心を読まれた?』
「キミぐらいの魔術ボウギョだったら、カンタンにココロを読めるヨォ。ソーンナドウでもいい事より、カービィ!ベストフレンズのボクが来たヨォ、イッタイナンの用ダイ?」
まだまだ、凛の心労は続きそうである。
『
ランク:EX 種別:対神宝具
レンジ:9~999
かつて、カービィが無垢なる神と対峙した際に得た力。
カービィの有する“無限の力”を固形化して打ち出すことができる。
また、カービィがこれまで紡いだ友との絆を辿り、カービィと縁ある者を召喚することもできる。
宇宙屈指の騎士、楽園の大王、虚言の魔術師などの無数の友を呼ぶことができる。
ただ、遠坂凛がマスターの場合、一人を呼び出すのが限界。
◆◆◆◆◆◆
真名:マホロア
身長/体重:約20cm・不明
出典:不明
地域:ハルカンドラ?
属性:混沌・中庸 副属性:星 性別:不明
「ヤア、カービィ!会いにキタヨォ!!やっぱり、ベストフレンズのボクこそがキミのトナリにふさわしいよネ!」