Fate/stay night×星のカービィ(仮)   作:ドコモ

4 / 4
感想ありがとうございます。
ここから2か月ほどバニッシュします。
また来ます。


3:そらごと

遠坂凛は、ひどく混乱していた。

その原因は目の前で会話?をしている二つの影によるものだ。

 

「エッ!ジャア、カービィがボクを呼んだのはタダのジッケンってコト?」

「ぽよ!」

「エェ……。カービィ、マエも言ったケド、ボクってコレでも忙しいんダヨォ……」

「ぽよぉ……」

「マ、マァ、ボクはカービィのベストフレンズだからイツ呼ばれても全然イイんだけどネッ!」

「ぽよぉ!!」

「ジャア、ボクはモウ帰るヨォ。ツギは呼ぶタイミングをモウチョット考えてネ、カービィ」

「はぁい!」

 

どうやら、凛と会話ができそうな方の影は帰ろうとしているようだ。

せっかくカービィのことが聞けそうな相手が現れたのに帰られてはたまらないと、凛が声をかける。

 

「ちょ、ちょっと!待ちなさい!!」

「……ジャア、帰るヨォ」

「待ちなさいってば!!」

「…………アーモウ、しつこいナア。サッキからキミは何なんダイ?」

「それはこっちのセリフよ!アンタは一体なんなの?カービィと関りがあるの?」

「ハァ、ボクはカービィのベストフレンズ、マホロア。コレでいいカイ?」

 

マホロア、そう名乗る球体は気だるげに凛に返答した。

 

「コノ星に降りるトキにチカラも大幅にセイゲンされたし、ハヤク帰りたいんダヨォ。ヨウジがあるならサッサと言ってくれナイ?」

「アンタ、カービィの宝具で召喚された英霊よね?なら、聖杯戦争で私に協力する義務があるはずよ」

「マッタク、キミは心配性ダネェ。いくらコノ星がセイゲンしているとはイエ、“星のカービィ”がイレバ十分ダヨォ」

「何を言ってんのか全っ然わからないけど、カービィとは会話ができな……い……って――――」

 

唐突に凛を強力な睡魔が襲う。

抗することができないほどの睡魔に凛の意識は急速に闇に沈んでいく。

 

「クックック、ザンネン、時間切れダヨォ。モウ夜も遅いし、ボクがネムらせてアゲるネェ」

 

マホロアは、凛を小馬鹿にした笑みを浮かべながら凛にそう語りかける。

それに対して凛は一言、英霊召喚からの苦難への恨みを込めたかのような口調で言った――――

 

「この…………イカサマタマゴが……」

 

その言葉を最後に凛の意識は暗転した。

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

――――凛が眠ったあと

 

「……フウ、ヨウヤク帰れるヨォ。というか、カービィは彼女を助けなくてヨかったノ?」

「ぽよ?ぽよぽよぽよ?」

「……マア、彼女に危害をクワえるツモリは無かったけどネェ」

 

カービィとマホロアは、眠る凛を横目に会話を続ける。

 

「ジャア、今度こそボクは帰るんだケド……、カービィひとつ聞いてもイイ?」

「ぽよ?」

「――カービィは、この儀式がドウイウ物か分かっているのカイ?」

「ぽよ」

 

真剣な様子のマホロアの問いに、カービィは特に気負った様子なく答える。

 

「………………カービィ、ホントにキミはお人よしダヨォ……」

 

マホロアはそう言い残して、ブラックホールのようなものの中に消えていった。

その言葉には、呆れ、後悔、羨望、様々な思いが乗っていた。




カービィ:プロフィール

第五次聖杯戦争における最大のイレギュラー。聖杯戦争で犠牲になった名も無き誰かの嘆きが、天文学的確率の果てに楽園の星で微睡む“彼”のもとに届いた。そしてそれは“彼”が、聖杯戦争に訪れるには余りにも十分すぎる理由だった。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

星のカービィin呪術廻戦(作者:春風春嵐)(原作:呪術廻戦)

▼無限の力を持つ伝説のヒーローこと、ピンクの悪魔…こと星のカービィ。▼平和な日々を送っていたら、別世界に放り込まれていた!?呪術とか呪霊とかよくわからないけれど、おともだちになれば大丈夫だよね。▼我らが星のカービィが呪術廻戦の世界でてんやわんやする話。▼呪術廻戦再熱して最後まで読んだんですが、結構なにわかなのでどうかご容赦ください。


総合評価:1609/評価:8.88/連載:7話/更新日時:2026年03月29日(日) 01:52 小説情報

マイクラアーカイブ(作者:ハヤモ)(原作:ブルーアーカイブ)

気が付けばキヴォトスだった。▼絶対匿名さん様からファンアートを頂きました!▼ありがとうございます!▼【挿絵表示】▼


総合評価:4651/評価:8.47/未完:131話/更新日時:2025年06月11日(水) 16:00 小説情報

桃色の軌跡(作者:逆襲)(原作:ブルーアーカイブ)

カービィたちが、ひょんなことからキヴォトスへとやってきます。▼キヴォトスで起きる様々な現象。カービィたちは元の世界に戻れるのでしょうか。▼星のカービィ×ブルーアーカイブのクロスオーバー作品です。▼時系列として▼・カービィ側はWiiDx後(ディスカバリーやWiiDx後の番外編も含む)▼・ブルアカ側はアビドス編3章後(イベストなどの情報は時系列関係なく使用します…


総合評価:1628/評価:8.7/連載:75話/更新日時:2026年05月26日(火) 16:00 小説情報

さとり妖怪、先生になる(作者:ルロイラ)(原作:ブルーアーカイブ)

怨霊の事件から数日。▼日常に戻り始めた幻想郷、それは地霊殿も例外ではない。▼地底の管理者・古明地さとりは、いつものように妹を探しに地上へ出る。しかし、境界の歪みに呑まれ学園都市キヴォトスへ転移してしまう。そこで彼女は“先生”となり、キヴォトスの多くの生徒達と、唯一の大人としての責任を負うことに…▼この物語は地底の主、古明地さとりがシャーレの「先生」として、キ…


総合評価:567/評価:7.81/連載:10話/更新日時:2026年03月24日(火) 17:00 小説情報

もしもカービィがポケモン剣盾の世界に転移したとする(作者:東雲るぅ)(原作:ポケットモンスター)

呆れるほど平和な国プププランド。プププランドの住人であるカービィは、目が覚めると異世界に飛ばされていた。▼そこは人とポケモンが共生している不思議な世界。カービィはハロンタウンで暮らすユウリという少女と出会う。▼カービィが剣盾女主人公のユウリと、ガラル地方を冒険する話です。カービィは強いです。▼カービィとポケモンのクロスオーバーが読みたくて、自給自足してみた作…


総合評価:1145/評価:8.83/連載:19話/更新日時:2026年05月28日(木) 19:01 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>