そのキバで僕を噛んでくれ!   作:松田ゐふ

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今日は筆が乗ったので、もう1話更新します。


前回との温度差で風邪引きそう

 やっほー僕だよ、ハルくんさ!

 前回シリアスだったからさ、全身が痒くて痒くて仕方がないんだよね!

 今日は敵の襲撃の影響で休みになったから、暇なんだよね。

 

 では問題です!

 今、僕は何をしているでしょうか?

 

 え?███ー?確かに昨日、命の危機を感じたからいっぱい出ると思うけど、違いまーす。

 

 じゃあ……そこの君!

 うんうん……サメ映画鑑賞?惜しいね、この前買った作品はまだ見れてないから、近々視聴しようと思ってたんだ。

 でもブッブー、間違いです。

 

 ちなみに作品名は【サメパニック】だよ。

 クルーザーで海を満喫していた男女が、サメの縄張りに入って、一人また一人と襲われていく映画だよ。

 この作品の面白いところは、クルーザーの甲板にサメが飛び乗るんだけど、急に陸に適応して尾びれとヒレで走るシーンかな。

 

 さて、皆が分からないみたいだから、答えを発表します!

 

 正解は~

 

 

 

「痛いよぉ……助けてよぉ……」

 

 筋肉痛で苦しんでました。

 

「痛いの好きなんでしょ?良かったじゃん」

 

「こういうのは望んでないの……切奈やトガちゃんにイジメられる形で痛いことして欲しいの」

 

「キモ」

 

「……イイね……アラームに使いたいから、もっかい言ってもらっても……いいかな?」

 

「私帰るね」

 

「ごめんごめん嘘だって!見捨てないでよぉ……」

 

「ッ!……仕方ないなぁ……今日だけだからね」

 

「切奈のそういうところ好き!」

 

「ハイハイ、ありがとね」

 

 昨日の襲撃で、ハイになった僕はその反動に弱音を吐いていた。

 人の脳にはリミッターがかけられていて、それが危機的状況に陥ると一時的に外れるようになってるらしい。俗に言う火事場の馬鹿力ってやつだ。

 ハイになった僕は、そのリミッターを無意識に外しているみたいで、シラフに戻ると筋肉痛等の反動に苦しむことになる。

 

 いつもは軽いものだったけど、今回は違う……敵相手に大立ち回りを繰り広げた結果、寝たきりになっていた。

 激痛で目を覚まして、状況をすぐに理解して隣に住む切奈に助けに来てもらったというわけだ。

 

「いやぁ持つべきものは、こういう時に助けてくれる幼なじみだね」

 

「おだてても噛まないからね」

 

「この前は噛んでくれたのに?」

 

「あの時はそういう気分だったの……いつもそうってわけじゃない」

 

「残念……切奈に噛んでもらえたなら、この筋肉痛もマシになると思ったんだけどな」

 

「安静にしてな」

 

「はーいママ」

 

「まだお母さんじゃない」

 

 そうこれだよこれこれ!

 これが僕たちの醍醐味なんだよね!

 ガチバトルとか性にあわないから、()()()に全部任せようよ。

 前回みたいなシリアスは当分来なくていいや、やっぱりほのぼ日常がいいよね!

 え?お前たちの関係はドロドロしてるだろって?うるさいなぁ……ぶっ飛ばすよ。

 

 ん?メタ発言多すぎ?()()()の話すんな?

 

 

うるせぇバーカ!!

 

 

 これが()()()の十八番なんだよ!

 第一話の時点でちゃんと言ってんだよ、作風が合わないなら見るなって……え?それは性癖の話でメタ発言に関しては、なにも言ってない?

 

 

 ……それは本当にごめんなさい。

 

 

 ……話を戻そうか。

 

 僕は過度な筋肉痛で動けないので、切奈が家のことをしてくれている。

 本当にありがたい。今度、お高いケーキ買ってくるね。

 そんな感じで、明日から雄英は通常通りの時間割で進むので、筋肉痛が早く治ってくれるの待っていた。

 

「ねぇハル……」

 

「ん?どうしたの切奈?」

 

「私とトガ先輩……どっちか一人を選んでって言ったらどっちにすんの」

 

「えっ今!?」

 

「逆に今しかないでしょ、あんた元気になったらのらりくらりして逃げるじゃん」

 

「逃げないよ……多分」

 

「じゃあ今答えてくれてもいいよね」

 

「……はい」

 

 袋のねずみって言葉は今のことを指すのだろうね。

 筋肉痛でまともに動けない僕は、この状況から逃げることができない。

 別に逃げるつもりはないんだけど、答えによっては僕の生命活動が、終わりを迎えるかもしれないので距離を取りたいなと思ってるだけだよ。

 

 今の切奈には凄みがある!

 

 なんて……ふざけてないと恐怖で漏らしそうになる。目力っていうか圧っていうかは分からないけど、切奈の顔を直視できない。

 

「……私は嫌だけど……トガ先輩が好きならちゃんと言って欲しい……応援はしばらくできそうにないけど……ちゃんと祝ってあげるから……」

 

「切奈……」

 

「私みたいな重い女っていや?」

 

「ごめん切奈!」

 

「なんで謝るの……ホントにトガ先輩がいいんだ……」

 

「違うんだよ!僕は2人が好きなんだ」

 

 僕がはっきりしないせいで、切奈が悲しんでる。

 筋肉痛がなんだ、僕はベッドから飛び起きると、切奈の足下に着地し土下座する。

 時を見て話そうと思っていたけど、そんな予定を吹っ飛ばし切奈に本心を話す。

 

 しばらく沈黙が部屋を包んだ。

 

「そっか」

 

「え!?それだけ!?」

 

「うん、別にわかってたし」

 

「じゃあなんで言わせたのさ!?」

 

「意思確認ってやつかな?」

 

「へぇ……なんで僕の上に乗ってるのかな?」

 

「まぁトガ先輩と初対面の時はさ、喧嘩腰だったけど……話してみたら結構仲良くなってさ……ハルを2人で共有してみないって相談したら、意見が合致して……ね」

 

「いつの間に!?」

 

「マスコミが雄英に侵入した日の放課後だけど」

 

「本当にいつの間に!?」

 

「そんなこと別にいいじゃん……じっとしててね」

 

「待って!?本当に待って!?何するつもりか聞いていいかな!?」

 

「ハルの童貞を貰おうかなって」

 

「絶対喧嘩になるよ」

 

「まぁその時はその時でしょ……私はハルが好きでいてくれるなら、他に女がいたって構わない……だからハルの初めては全部私が貰う……それくらいいいよね?」

 

 超展開!?

 おいアホ!!ここ数日、切奈を登場させなかったからってその反動で何を考えているんだ!!

 あと30話くらい先だろ!早すぎるよ!!

 

「じゃあそろそろ始めよっか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エッロ!!!

 

 正直に言います……誠にありがとうございます。

 僕の上に乗る切奈は上を脱いでブラを見せてくれる、紫のちょっと透けてるエッチなやつだ。

 マジでやるつもりの切奈の色気に頭がクラクラしてきた。

 

 そんな時だった。

 

「何してるんです」

 

 トガちゃんがそこにいた。

 

 あ、おわった。

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