原作ミリしらさやかちゃん   作:洒落た機長

12 / 12
油断大敵

つくづく思う、俺は恵まれてると。

あんな突拍子もないカミングアウトを受け入れてくれて、こんな俺のことを受け入れてくれて。

この大切な友達を俺は絶対守ってみせる、そう心に誓った。

 

 

 

次の日、学校で仁美に聞いた所によると工場に居た人達に怪我はなく、無事に家に帰れたらしい。

だが、仁美を含め全員記憶がないらしくなぜ自分達があの場所に居たのか分からなかったとのことだ。

 

「何か物騒な事件に巻き込まれてたみたいだけど、無事で良かった。」

 

「すみません、心配をかけて…。」

 

ちなみにニュースにもなっていたが集団自殺未遂ということになっていた。

魔女の仕業だということは俺達以外は知る由もない。

 

 

 

今日も今日とてパトロールをしていたら、早速魔女の反応があった。

反応があった場所へ行ってみるとそこは俺がお世話になったこともある病院だった。

ここに入院していた頃が少し懐かしい。そんなことを思いつつ、結界の中へ入って行った。

 

 

 

使い魔を倒しつつ奥へ進んで行くと思ったよりあっさりと魔女がいるであろう空間の手前まで来てしまった。

ほむらが加わったおかげもあるが、それにしても拍子抜けだ。

 

「何か思ったより使い魔弱かったね。」

 

「油断しないことね。ここの魔女は今までの魔女とは違うわ。」

 

ほむらがそう忠告してきたので俺も思わず気を引き締める。

 

「ここの魔女は少しダメージを与えても脱皮してケロッとした様子でこちらを襲ってくるわ。」

 

成る程、つまり……

 

「その前に倒せば良いってことね、了解!」

 

「それにしても暁美さん、良くそんなこと知ってるわね。」

 

確かに。それは俺も思った。

 

「似たような魔女と戦ったことがあるだけよ。早く行きましょう。」

 

何だかはぐらかされた気もするが、今は魔女を倒すことに集中しようと気持ちを切り替えた。

 

 

 

結界の奥地に鎮座していたのはやけに可愛いらしいぬいぐるみというか人形というかそんな姿の魔女だった。

だが見た目に惑わされないぞ。

先手必勝、まずは俺が攻撃を仕掛ける。2刀の剣で連撃を叩き込む。

続いてマミさんが銃撃を撃ち込んでいく。空中に打ち上げられた魔女をリボンで拘束し、砲台を生成して容赦無く相手へ発射する。

 

「ティロ・フィナーレ!」

 

弾が魔女を撃ち抜く。やった、と思ったが何か嫌な予感がした。

俺の予感は的中し倒したはずの魔女の口から巨大な芋虫の様な本体がマミさん目掛け襲いかかる。

慌てて俺はマミさんの方へ駆け出す。間に合え、間に合え、間に合え!

間一髪の所でマミさんを突き飛ばす。

危なかった…。ほむらに忠告されてなかったら間に合わなかった…。

 

「大丈夫ですか?」

 

マミさんの方を見てみると少し怯えていた。死んでしまうかもしれなかったんだから当たり前だ。

 

「ごめんなさい、また助けられて…。」

 

「良いんだですよこれくらい。後は俺達に任せて下さい。」

 

そう言って魔女へと向き直る。獲物を仕留め損なったのかご立腹の様子だ。

こちらに向かってきた……と思ったらいきなり魔女の体が爆破した。

 

「全く手のかかる先輩ね…。」

 

そんなことを言っているがほむらが固有魔法を使ってマミさんを助けようとしたのを俺は見逃さなかった。

魔女は俺からほむらへとターゲットを変える。

ほむらへ突進し口を開き丸呑みしようとしたが空振り。もう1度丸呑みにしようとし空振り。また空振り。またまた空振り。

ほむらの固有魔法って何なんだろ?いつの間にか攻撃してたり相手の攻撃避けたりしてるし。

……時間でも消し飛ばしてるのかな。

 

そんなことを思っていると追いかけっこもそろそろ終わったようで、魔女が体内から爆破されていく。脱皮して逃れようとするも最終的に逃げられなくなりそのまま爆破されてしまった。

結界も崩壊し残ったのはグリーフシードだけ。どうやら決着はついたようだ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

環姉妹の真ん中っ子(作者:匿名)(原作:魔法少女まどか☆マギカ)

 環姉妹の真ん中っ子がお姉ちゃんに内緒で魔法少女宗教マギウスの翼に入信する話。▼ 二部未読+アニメ版の設定を都合よく混ぜてます。▼(タグの理由)▼ ガールズラブ→ねむちゃん▼ ガールズラブ+R15→アリナパイセン▼(設定改変について)▼ この小説では魔法少女の因果(魔力)は契約後も増えることがあります。加齢による魔力の衰えとかは特に無いです。▼ そのため、梓…


総合評価:662/評価:8.96/連載:10話/更新日時:2026年05月09日(土) 18:48 小説情報

魔法少女の幼馴染(♂)、悪の魔法少女に改造されてしまう(作者:偽りの名つむぎん)(オリジナル現代/冒険・バトル)

 白銀アオイは魔法少女の幼馴染だ。ある日、魔族に襲われて死んだ白銀アオイは、卑弥呼という組織に悪の魔法少女として改造されてしまう。▼ 死んだし、大した目的もないから、悪の魔法少女ムーブしまくるか!!▼ そんな軽いノリで悪の魔法少女ムーブを始めたら、魔法少女は曇るわ、脳を焼かれるわ、おまけに物語の本筋まで変わっていくわ。▼ 自分が世界に大きな影響を与えていると…


総合評価:1724/評価:8.18/連載:11話/更新日時:2026年03月21日(土) 20:00 小説情報

超かぐや姫!の世界に転生してしまったので...(作者:大塩tune八郎)(原作:超かぐや姫!)

東大卒/女/27歳/年齢=彼氏なし/役職:プログラマー/趣味:本の荒読み な、溢れんばかりいる一般人が超かぐや姫にハマり、死後転生してしまったら...▼というお話です。▼────────────────────▼本編完結済み。▼現在は後日談やifなどを書いています。


総合評価:736/評価:8.18/連載:18話/更新日時:2026年06月03日(水) 23:06 小説情報

恋愛ゲームの世界を願ったらなぜかヒロインになった俺は、攻略を回避するのに忙しい(作者:うちっち)(オリジナル現代/恋愛)

 「願いが叶う」というテーマを主軸にした、恋愛シミュレーションゲーム。それをプレイし終え、「こんな世界に行けたら」と願った俺は、気が付くとヒロインの1人になぜかなっていた。理由は全くわからない。▼ そして、ゲームのストーリーは既に始まっているようで、しかもなんと俺がなったヒロインのルートに着々と進んでいる最中らしい。ただ、俺は男と恋愛するのはまっぴらごめんだ…


総合評価:4219/評価:9.07/完結:29話/更新日時:2026年04月04日(土) 19:25 小説情報

超オタ公奮闘記!(作者:平成生まれ、令和育ち)(原作:超かぐや姫!)

何度世界が眩んでも、推しのお姫様のために忠犬は走る。▼CIAの孫説、歴代友人の転生説、マンション保証人説、ヤチヨ初めての友人説。どれも有り得る……そんだけだ。頼む公式、オタ公の裏設定を出してくれぇ……!▼念のためにオリ主タグ入ってますが保険です。▼


総合評価:3612/評価:9.13/連載:26話/更新日時:2026年04月25日(土) 19:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>