原作ミリしらさやかちゃん   作:洒落た機長

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仲間が増えると嬉しい

学校に着いてからも2人の距離感は近かった。周りからはさやかの嫁が増えただの色々言われていた。そういう噂は俺はともかく2人に迷惑なのでやめてほしい。仁美も便乗してないで止めてほしい。

 

 

 

そんなこともありつつ昼休み、屋上にマミさんも呼んで4人で集合していた。

 

「美樹さんから少し話は聞いたけれど、暁美さん、あなたは私達と一緒に戦いたいということで良いかしら?」

 

「ええ。私も腕には自信があるし足手まといにはならないはずよ。」

 

「正直な所、まだ完全には信じきれないわ。あなたがこちらに危害を加えないとも言い切れないし。」

 

「今は仲間に入れてもらえるだけで十分よ。もし私が怪しいと思ったのなら容赦無く倒してもらっても構わないわ。」

 

「……そこまで言うのなら少し信じてみることにするわ。これからよろしくね暁美さん。」

 

「こちらこそよろしく、巴マミ。」

 

話し合いの末取り敢えず受け入れてもらえたようだ。同じ魔法少女同士だしやっぱり助け合いが出来た方が俺は嬉しい。

落ち着いた所で俺たちはご飯を食べ始めた。

 

「さやかちゃん、はい、あーん。」

 

まどかの距離が近くなり始めた頃からこうやってたまにご飯を食べさせてもらったりしている。最初は恥ずかしいし断っていたが今ではすっかり受け入れている。

 

「やっぱりまどかの弁当はおいしいね。毎日食べたいくらいだよ。」

 

俺がそう言うとまどかの顔は急速に赤くなり、マミさんとほむらは目を見開いている。

 

「そ、そんな、まだ早いよぉ!もう、さやかちゃんったら!」

 

「やるわね鹿目さん。私も負けてられないわ。」

 

「美樹さやか、私の弁当も食べなさい。」

 

「あ、ずるいわよ暁美さん!美樹さん、私の弁当も!」

 

なぜか2人も弁当を差し出してきた。嬉しいけどこんなに食べたら自分の食べる前にお腹いっぱいになるんだけど。

そう思いつつ2人の願いを断る事も出来ず結局食べてしまった。

 

 

 

学校も終わり放課後、俺たちはパトロールをしていた。まどかを襲ってきた使い魔は倒したけどそれを差し向けてきた魔女は倒してない。また襲ってくるかもしれないし早めに見つけて倒したい。

そう思い探しているのだが……さっきから2人の距離が近い。

 

「そんなに近いと美樹さんが困るでしょう。早く離れなさい。」

 

「あなたの方こそ、どうせいつもその調子で美樹さやかにくっついていたのでしょう?本人は気を使ってあなたに言っていないだけなのにあなたが勘違いしているのよ。」

 

「暁美さんには私と美樹さんの仲は分からないものね。そう言うのも無理はないわ。」

 

こんな調子で言い争いしてるし。俺はもっと2人に仲良くしてほしいのに。しかも俺が原因みたいだし。

 

「2人共喧嘩しないで。これ以上喧嘩したら2人のこと嫌いになっちゃうよ。」

 

わざと不機嫌そうな様子で言ってみた。こんなんで止まるわけないか。

 

「け、喧嘩じゃないわ!ちょっとしたジョークよ!ね、暁美さん!」

 

「そうよ。私と巴マミは仲良しよ。」

 

意外にも効果はあったようでピタリと言い争いは止まった。こんなことで止められるなんてと驚いたが、何はともあれ良かった。

距離が近いのは相変わらずだけど。

 

 

 

そんなこともありつつ魔女を探していると、ソウルジェムに反応があった。そちらの方向に向かうと丁度魔女に操られているであろう人が廃虚のビルから飛び降りようとしていた。

すぐさま駆け出し空中へ跳ぶ。

飛び降りてきた女性を受け止めスタッと着地する。幸い怪我はないようだ。

 

「どうやらここに魔女がいるみたいね。」

 

俺の魔法で一応応急処置をしておき、建物の中へ侵入する。奥へと進んで行くと魔女の結界を見つけた。

俺たちは変身を済ませると結界の中へ突入した。

 

 

 

結界の中には以前見た使い魔がいた。俺は剣、マミさんとほむらは銃を使いそれぞれ使い魔を蹴散らしていく。何気にほむらが戦う所は初めて見たが腕に自信があったのも頷ける。手際の良さは俺やマミさんに引けを取らない。

俺も負けじと使い魔を倒しつつ結界の奥へ進んで行く。

 

 

 

結構進んだ所に開けた場所があり、その空間の中央に魔女は陣取っていた。

挨拶代わりの触手の攻撃を躱し、その身体を二刀の剣で切り裂いていく。傷口からは血の様な物を吹き出していた。

攻撃された怒りか、こちらを標的にしてきた。使い魔と触手で攻撃してきたが……

 

「そうは、させないわっ!」

 

マミさんの銃撃によりあえなく撃沈。その隙を突きほむらも魔女に攻撃を仕掛ける。盾を操作した次の瞬間、魔女は爆風に包まれ大ダメージを負った。

トドメと言わんばかりに俺は剣を合体させ大振りの両刃剣にする。魔力を纏わせ威力を増したその刀身は容赦無く魔女へ振り下ろされる。

綺麗に相手の身体を真っ二つにし結界と共に魔女は消え去った。

後にはグリーフシードが残るだけだった。

 

 

 

あの後目を覚ました女性は混乱していたがどうにか落ち着いてもらい、家に帰ってもらった。

 

「ほむら滅茶苦茶強かったね。この調子でこれからもよろしくね。」

 

「確かに強かったけれど、美樹さんの隣は譲らないわよ?」

 

「大丈夫よ。いつか私のものにしてみせるから。」

 

2人も少し仲良くなったことだし、これからも魔女退治頑張ろう。

そう思うのだった。

後ずっと気になってたけど、何で俺のこと取り合ってるんだろう?心当たりがないので本当に疑問だ。


クソボケさやかちゃん。

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