ベアトリーチェとの激闘を続けるモモイたちだったが、その中で異変が生じ始める。
モモイ「はぁ…はぁ…!」
連戦に次ぐ連戦。更には先程体調を崩していたこともあってか、モモイのコンディションは最低と言える程にまで落ち込んでしまっていた。
ミドリ「お姉ちゃん、大丈夫?」
モモイ「…大丈夫…!このくらい…!!」
強がりだった。それでも戦わなければいけない。
目の前に、今まさに命の危機に瀕している大切な人がいる。ここで自分だけ倒れるわけにはいかない…!
モモイ「ッ!!」
その瞬間、不意打ちのように放たれた弾丸をまともに喰らったモモイはショットガンを弾き飛ばされてしまう。
モモイ「しまった!」
ヒヨリ「モモイちゃん!?」
ミサキ「く…!」
ヒヨリとミサキの援護射撃によりなんとか追撃を喰らうことは免れた。
ベアトリーチェ「反抗期もここまでですよ、モモイ。あなたは私の生徒として、永遠に搾取され続けるのです…!」
その時、後方からアサルトライフルの弾丸がベアトリーチェに直撃する。
ベアトリーチェ「…なんです?」
サオリ「奇怪な化け物だな。まるでセンスが感じられない」
モモイ「サオリ…!」
ミドリ「お姉ちゃん…!」
サオリ「モモイ、これを!」
現れたサオリは、そう言いながらガンケースをモモイに向けて投げ渡す。
モモイ「これは…?」
サオリ「ミドリがモモイのことを思ってエンジニア部に作ってもらった、お前の為の銃だ!…それを使え!」
モモイは軽く頷くと、アサルトライフルを手に取る。
モモイ「…なんだろう、この感じ…初めて手に取るはずなのに、なんだか手に馴染むような…」
不思議な感覚だった。誰かが自分のことを思っていたことを証明する存在。それがここまで勇気をくれることを、モモイは生まれて初めて知った。
ミドリ「お姉ちゃん、行こう!」
モモイ「…うん!」
妹のその言葉に、姉として力強く応えた。
ユニーク・アイディアを手に、モモイはミドリと共に攻撃を仕掛ける。
一緒に戦ったのは初めてのはずだが、そのコンビネーションはまるでずっと共に戦ってきたかのようだった。
ベアトリーチェ「ぐぐ…!まだ儀式が完遂していなかったのでしょうか…?力が…!こうなれば、バシリカに存在するすべての兵力をここに…!」
ヒヨリ「そんな…!」
ミサキ「これ以上戦力が増えたら、確実に負ける…」
モモイ「…!」
ミサキのその言葉のとおり、既に全員限界をとうに超えているようなものだ。この状態で更なる追加戦力が投入されれば、ミサキの言う通りの展開になるだろう─
ベアトリーチェ「ッ!!」
その時、サオリがベアトリーチェに向けて弾丸を放った。
サオリ「しっかりしろ、スクワッド!まだ負けたわけじゃない!」
ミドリ「…お姉ちゃん…!」
ミサキ「…サオリ…!」
そう檄を飛ばすサオリ。そして─
ベアトリーチェ「あなたたちがいくら囀ろうと、無意味だということを教えてさしあげましょう…!バシリカの兵よ!ここに戻ってきなさい!!」
そんなベアトリーチェの言葉が、バシリカに響き渡った。