大型植物の事件から一週間が経った。
はい。結果から言うとあれです。植物は消え去りました。
なのはちゃんの特大な砲撃魔法は上に向かって放った為に街へと直接当たることはなく空の彼方へ。
その時に少しビルに掠ってしまったようで少しだけビルの上の部分が削れているように消えていた。魔法ってこんな破壊力を持っているのか…と内心戦慄していたんだけど、ユーノ君の話ではなのはちゃんがおかしいとのこと。
因みになのはちゃんはその後にユーノ君に説教されていました。下手したら海鳴市が吹き飛ぶところだったとの言葉になのはちゃんは素直に謝っていた。もし先程の魔法、スターライトブレイカーを放つならそれ相応の結界を張らなければいけないとのこと。あんな魔法に耐えられる結界ってあるのかな?
後、長年警戒していたなのはちゃんが秘密結社の手先であるとの考えは間違いだったみたいで、ユーノ君がなのはちゃんにジュエルシードの封印を手伝って貰うために魔法の力を渡したらしい。
それに少しばかり拍子抜けし、警戒していた自分が恥ずかしくなった。でも、なのはちゃんからは随分前から魔力を感じれたんだけどね…
それから僕の話になった。なのはちゃんが危険ではないことがわかった?ので、ある程度の事を話した。勿論嘘も交えてだけどね。
例えば、ユーノ君が話してるのに驚かないのは既に話せる動物を知っているからと昨晩に声を聞いたからだと言った。
この話せる動物とはパンダ師匠の事だ。彼とは時々一緒に修行していると伝えておいた。何かの本で真っ向から嘘をつくのではなくて、少しばかりの真実を交えた嘘を情報として教えたほうが真意には気付かれにくいと書いてあったためそんな事を言ったんだ。
2人はパンダ師匠が喋れるって事に驚いていたけど…
その日の晩にすずかちゃんのお姉さんが来た時は驚いたし、同時に嘘をついていて助かったと感じたよ。
次に魔法に関してだけど、僕の中にも魔力があるとの事をユーノ君にわかるように調整。デバイスと言う魔法を使う際のサポートする道具は無いらしく素人の僕には難しいかもしれないと言われたけど、少しだけユーノ君が魔法を教えてくれる事になった。これでこの世界の魔法の習得は問題無さそうだね。これまでは身体の慣らしと調整ばっかの修行がやっと魔法という本格的な修行に出来ることとなったため、内心喜んでいた。
まあ、それからなのはちゃんが
それから、なのはちゃんは家に帰って休むみたいで別れた。まあ、その際にユーノ君を借りて魔法の練習をしたんだけどね。場所は山の中で人目につかないように。
その時にユーノ君にパンダ師匠はいないのか?と聞かれたけど、毎回一緒に修行するわけではないのとあまり人に見られるのが嫌って言っていたと教えておく。まあ、山の神様だしね。
そんなこんなで魔法は1日目でラウンドシールドという障壁を展開する魔法ができるようになった僕(ユーノ君から魔法の才能があると太鼓判を貰った)は普通に学校で勉強し、放課後はユーノ君から教えてもらった魔法の反復をするか、友達と遊ぶかのどちらかをして過ごしていた。
そして今日はユーノ君がすずかちゃんの家に遊びに行くなのはちゃんに付いていくため魔法を教えてもらうことは出来ない。
だけど、昨日は結界を張る魔法、封時結界を教えてもらったのでそれを練習するつもりだよ。
障壁の方の練習はユーノ君に止められた。密度の強化は難しかったので量を増やすのに視点をおいて100枚張るのを目指していたけど、60枚の状態で結構前方まで展開されて長いなぁと感じていた所でユーノ君から障壁は十分とのお達しが。
仕方ないのでこれからは密度強化を目指すよって言ったらユーノ君頭抱えちゃってたね。
まあ、そんなこんなで結界の練習。範囲は抑えて山を覆う程度。持続時間と魔力効率の上昇を目指しています。
因みにすずかちゃんの家に遊びに行くのは誘われたけど断った。折角の休日に魔法の練習をいっぱいやりたいからね。ユーノ君には無理しないようにいわれたけど特に疲れていることはないので、どれ位で無理ってことになるのかな?
◇
結界を維持すること3時間。そろそろ飽きてきてついでにラウンドシールドの強度の引き上げを試している所でユーノ君から念話が入った。
『優ここが遠いってのはわかっているけれど出来たら来てくれる?ジュエルシードを発見したんだけど、少し問題が起こって』
特に断る理由もないので承諾。結界を解いてなのはちゃんの魔力を補足する。ユーノ君の結界内にいるためようで、少し感じにくいけど、方角とおおまかな距離はわかる。
大体35〜40kmくらいか。結構遠いな。
高速移動は人目につくと危険…なんだけど、もうそれについては問題ない。
再度結界を展開する。範囲は限界まで。途中で貼り直さないといけないだろうし、魔力の消費も馬鹿にできない。だけど見つかる危険性は無くなるのは大きい。
足にグッと力をためて地面をける。
次の地点で再度の加速。それからは地面に足が出来るだけつかないように速度を維持。
この時に気をつけるのは摩擦。あまり加速し過ぎると靴がすり減ってしまう。下方向への力を後ろに流すように力を伝達させる。
景色が後ろに流れていく。全てを置いていってしまうかと思われるほどの速度に驚いた。
まだこれで限界ではない。更に加速してしまったら一体どうなってしまうのだろうか。人気のない空間を疾走し結界の限界範囲に到達した。
一度結界を解除。もう一度限界までの範囲で張り直す。残り距離は20kmほど。靴は特に大きなダメージがあった様子はないのでこの方法で問題ないようだね。
もう一度足にグッと力を入れて加速した。
◇
「到着っと」
どれくらい走ったのかはわからないけれど、あれから一度も結界を張り替えることはなく月村邸に到着した僕は、既に展開されている結界に突入する。ユーノ君が僕が入れるようにしておいてくれたようですんなり入る事ができた。
結界内に入ってしまえばなのはちゃんの魔力の場所は大分正確に特定できる。まあ、何か戦闘しているのが見えるから場所の特定は必要無さそうだけどね。
取り敢えず、戦闘をしている場所へ向かう。
そこには、超巨大な猫の姿と空をみあげているユーノ君の後ろ姿があった。
猫の方はジュエルシードの影響であると推測しつつユーノ君へと声をかける。
「来たよ、ユーノ君」
「え?優!?」
くるっと振り返り驚いた顔でこちらを見るユーノ君。どうして驚いているのかな?
「まだ12分しか経ってないんだけど、結構近くにいたの?」
「うーん、普通にいつもの山にいたよ」
未だに驚いている理由がわからない……って時間の問題か。確かに普通なら無理だろうけど、魔法とか使えば出来るんじゃないの?
そう尋ねるとユーノ君は以前見たように頭を抑えてため息を吐いていた。風邪でも引いているのかな?
「まあ、それは置いておくとして。今はあれが問題だよ」
ユーノ君は上空へと手を向ける。いや、それより横の猫は放置していていいのかな…
まあ、いいのだろうと思い込み向けられた方を見る。そこには桃色の射撃魔法を放つなのはちゃんと黄色の射撃魔法を放つ金髪の女の子が見えた。
ユーノ君の話によると、ジュエルシードを狙って来たみたいでそれになのはちゃんが嬉しそうに応戦しているそうだ。嬉しそうにって…なのはちゃんって好戦的なんだね。
更に聞くと、見たところ2人の実力は拮抗している状態らしい。もしかしたらあの少女もなのはちゃんのスターライトブレイカー並の攻撃魔法を持っているのかも…地球が危ない。
と、少女と言い合っていたなのはちゃんが周りを見渡しだした。一体どうしたんだろうか…
「優君の匂いがする!!!」
僕はカレーか何かなのかな?
そんな事を感じているとこちらと視線が合う。そして嬉しそうに笑ってこちらへと手を振って来た。
「あ…」
そしてなのはちゃんに飛来する金髪の女の子の射撃魔法。
全てがなのはちゃんに直撃。なのはちゃんはあえなく追撃されてしまったのだった。
これって僕が来たの良くなかったんじゃ…
相手の少女も呆気にとられたような顔をしている。
今まで射ち合っていた相手を些細な事で倒せてしまって拍子抜けしているんだろう。
落ちてくるなのはちゃんが地面にぶつかる前に抱きとめる。見たところ大きな怪我は無いみたいだね。良かったよ
なのはちゃんを地面に寝かせて空に浮かぶ女の子を見る。
僕を警戒しているようで、魔法の杖をこちらへと向けて臨戦態勢をとっているんだけど、僕としてはここで戦う意味がない。
なのはちゃんが気絶した時点でこちらは引き下がらないといけないんだよね。
だって、僕ジュエルシードの封印も回収も出来ないし。
だからもし僕が女の子と戦って倒してしまうとジュエルシードが封印できなくて大変なことになってしまう。
負けたとしたら普通に怪我しそうだし。
未だにこちらを警戒している女の子を見ながら巨大な猫を指差す。
「すみません。あのジュエルシード封印して下さい。ジュエルシードは持って行っていいから」
そう丁寧に頭を下げた。それにまたもや唖然とした表情を浮かべる女の子。
そんな顔されてもこちらに封印が出来ない以上、女の子にやってもらうしかない。ジュエルシードを狙っているって言うんだから少なくとも封印する事は出来るはず。
「優!?」
「仕方ないよユーノ君。僕達はジュエルシードを封印する手段が無いんだからあの女の子に封印してもらわないと。その後に奪うのは良くないだろうしね。まあ、くれるっていうのなら貰うけど、そうはならないだろうし」
僕の言葉に唸りだすユーノ君。理解は出来るけど納得はできていないようだね。
でもまあ、ここはこれ以外に出来る事はないよ。
「あ、あの」
「ん?どうしたの?」
「いや、本当に持って行っていいんですか?」
「うん。いいよ」
だって、流石に封印してくれた子に戦いを挑むのは嫌だからね。僕としては封印できれば大丈夫なんだし。
「じゃ、じゃあ封印しますね」
「出来るだけ痛みはないようにしてあげてね。可愛そうだし」
僕の言葉に頷いて杖を猫へと向ける女の子。
そして、猫の手足を魔法で固定した。あれは確かバインドって魔法だっけ?今度ユーノ君に教えてもらおう。
「ロストロギア、ジュエルシードシリアル14。封印」
動けない猫は少し不快そうな顔を浮かべていたけど、特に痛みとかは無いみたい。
猫の体が輝き、青い宝石と分離して小さくなっていくのがわかった。って、子猫だったんだね、あの猫。
それにしてもちゃんと僕のお願い聞いてくれてたんだ、いい子だね。
女の子は封印する前に少し魔力を澑めていた。魔力を溜める時間があればダメージを与えなくても封印できるんだ。
初めて知ったよ。これからは僕が時間を稼いでなのはちゃんが封印するって感じで対処したら効率が良くなるかも…
女の子は落ちた宝石へとこちらの様子を伺いながら近付いていく。だから、取らないよ。
そして、宝石に杖の先端を付けて回収した。因みにまだユーノ君は納得できていないみたい。
「じゃ、じゃあ私はこれで」
「ちょっと待って。君の名前教えてよ」
「……フェイト」
そうか、フェイトって言うんだ。あの子も魔法少女なのかな?
もしかして地球って案外魔法少女がいっぱいいるんじゃ…って、教えてもらったんだしこっちも教えないとね。
「ありがとうね、ジュエルシードを封印してくれて。僕は優、藤崎優だよ。こっちのフェレットはユーノ君であっちの女の子はなのはちゃんだよ」
「う、うん。ど、どういたしまして?」
未だに混乱しているようで女の子は頭を傾げながら飛んでいってしまった。
出来たら友達になれないかな…
「そういえば、なのはちゃんは大丈夫かな」
さっき怪我はないのを確認はしたけど、目を覚まさないのは心配だな……って何かいつも通り幸せそうな顔で眠っているよ。放っておいても大丈夫そうだね。
これ以上ここにいるのは良くないだろうし、ユーノ君に帰るよって言って月村邸から離れた。
僕って来た意味あったのかな?
帰りも結界を張りながらダッシュで家に向かった。
【優考案のジュエルシード封印のシーン】
優「封印のための魔力溜めて!僕が時間を稼ぐから!」
なのは「初めての共同作業なの!絶対に失敗しないよ!!」
優「爪竜連牙斬!!」
なのは「なのぉぉぉぉぉぉ!!封印!!!!」
ありかもしれない
【なのはVSフェイトでの言い合い】
なのは「友達になろうよ!!フェイトちゃん!!」
フェイト「な、何で私の名前を!?」
なのは「そんなのはどうでもいいの!!ディバインシューター、シュート!!」
フェイト「くっ!!アークセイバー!!」
高町式友達の作り方
取り敢えず戦う
こんな感じです