伏黒「此度も息子が迷惑をかけました」   作:静かなるモアイ

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この特級呪術師 ハジケリスト

2086年 最強の呪術師であり学園都市キヴォトスとの外交官も兼任する虎杖悠仁はインタビューに答えていた。

 

クエスチョン 貴方が思う一番ネジの外れた呪術師は誰ですか?

 

「東堂と言いたいけど…間違いなくアイツかな?伏黒の息子で、俺が高専の先生してた頃の教え子なんだけど」

 

「初めて会った時は伏黒と全然似てなくてびっくりした。伏黒が言うには伏黒の父ちゃんって、伏黒そっくりなんだってよ。だけど、アイツは全然伏黒と似てないしな~。術式も同じ十種影法術なんだけど、御厨子も遺伝してるし。てか、アイツ…産まれた時から胸に痣あんの、渦巻き状の」

 

「来栖…伏黒と結婚したから華って呼ぶべきか。華と同じで天使の輪っかあんの、頭の上に。そんで、アイツ…天与呪縛が2つあんの。しかも実質デメリットなしで」

 

「1つは呪力が見えない人にもアイツの呪力が見えてしまう。今じゃ、呪術師や呪霊なんて認知されてるから実質ノーデメ。

もう1つは、アイツ…本当は双子で生まれる予定だったんだ。それが、胎児になる段階で細胞レベルで結合して、1人で産まれたんだってよ。令和版宿儺だよ、令和版宿儺」

 

「呪力の量も禿げちゃった乙骨先輩より多いし。フィジカルも俺ぐらい。悪巫山戯というかハジケないといけない病気なのか分からないけど、悪巫山戯しすぎるな」

 

「アイツの魔虚羅も大概だけど…喋るし、ボーボボみたいに自己紹介というか1人人気発表するし」

 

「なんか式神破壊されても死者蘇生みたいに復活するし。まあ、今は遊☆戯☆王とかでも墓地活用あるし、ポケモンもポケセンで回復したら復活するもんな」

 

「まあ、実際に会えば分かるよ。ちょっと待ってて、電話かけたら来るかも」

 

「えっ?電話かけたらダメ?あー、そう言えばアイツ…乙骨先輩の孫に特別授業するって言ってたな!てか、アイツ…てか魔虚羅がタイムマシンまで開発してやりたい放題するし!!」

「ぬぅぅぅぅぉぉぉぉおおお!!純粋な孫達が、ハジケリストの汚染を受けるのを防がなくては!!孫よ!!待っていろよぉぉぉぉ!!どけ!!ワシはお爺ちゃんだぞ!!」

「乙骨先輩!?」

 

なにやら、トラブルが起きてしまったが、気にしてはいけない。

 

なにやらハジケリストが爆誕したお陰か、毛根と引き換えに長生きしている乙骨憂太が乱入したが、気にしてはいけない。乙骨憂太の相手は虎杖悠仁とインタビュアーがなんとかしてくれる筈さ、きっと。

 

場所は変わって京都の某所。虎杖悠仁とインタビュアーに足止めされている、毛根が壊滅した特級呪術師 乙骨憂太の可愛い孫娘 乙骨憂花、そしてその兄である乙骨真剣は上司である宇佐美と共に任務で来ていた。

 

「今日2人は見学だ。とある暇を持て余した特級呪術師の任務をな」

「「特級呪術師…」」

 

特級呪術師。それは単独での国家転覆が可能と判断され、数多の呪術師や最新兵器を揃えた軍隊さえも蹂躙する戦略核兵器に匹敵する呪術師。

普通の呪術師は基本的に一級呪術師が一番上だが、特級呪術師はある種の忌みなも含まれる。もっとも特級呪術師は一級呪術師と同じ権限も基本的に与えられており、特級呪術師でも頭がポンコツで「現時点で上に立つ資格なし!!」と判断されたら戦闘力が高いポンコツである準特級呪術師の称号を授けられる。

 

「今から会う人は学生時代、史上初…満場一致で準特級呪術師の烙印を押された…ヤヴェー奴だ」

「「それ、関わって良い人なんですか!?」」

 

とその時だった。既に件の特級呪術師は任務で動いてるのだろう。どさりと、憂花達の側に1人の呪術をテロ目的や犯罪行為で用いる呪詛師と呼ばれる犯罪者が戦闘不能の状態で現れた。だが、その呪詛師は上半身裸で…顔面にはトイレが詰まったときに使うスッポンがはめられており…臭いとダメージでピクリとも動かない。

 

「ひっ!?」

「なんだありゃ!?」

 

驚く乙骨兄妹。と、その時だった。

 

「助けてくれ!!自首する!!2度と呪術も使わない!!だから…あの化物から守ってくれ!!普通に殺されるなら良いんだ!!だが、死ぬより恐ろしい姿にされる!!」

 

何かから逃げる呪詛師が必死の形相で宇佐美の前に走って現れて、土下座をしながら保護を願う。

 

「何十年!!何百年でも良いんだ!!俺を牢屋に保護してくれ!!あんな化物が居るなんて…聞いてないんだ!!」

 

その時…影が日光を遮り、上空に…遊☆戯☆王の大人気モンスター オシリスの天空竜が飛来した。

 

「なんか来たぁぁぁあ!!」

「アレってオシリス!?オシリス!?えっ!?遊☆戯☆王の!?なんで!?」

 

「禪院家の相伝 十種影法術は式神を組み合わせて、拡張術式で新たな式神を出せる。これはその一例だ」

「「ちょっとまってぇぇぇえ!!これ、式神!?」」

 

いや、オシリスだけではない。今度はラーの翼神龍が現れたのだ。

 

「今度はラーまで来た!?」

 

ラーで停まらず、オベリスクまで来るわ…なぜかボルメテウスホワイトドラゴンまで来るわ、ボルメテウスサファイアまで来るわ、そして…

 

「まこー!!犯罪者発見!!捕獲まこー!!」

「まこー!!拙者が捕まえるまこー!!」

「全軍、突撃まこー!!」

 

十種影法術最強の式神 魔虚羅が100人単位で現れたのだ。しかも、その魔虚羅は全員…なぜか魔法少女のコスプレをしている。筋肉ムキムキ式神の魔虚羅、魔法少女となる…うん、カオスだ。

 

「筋肉ムキムキの式神が魔法少女コスプレして走ってきたぁぁあ!?」

「月に変わってお仕置きよ!!」

「セーラームーンに謝れ!!マジで!!」

 

「おっと、最後の1人…みーつけた」

 

そして件の特級呪術師が現れた。その特級呪術師は女人のような顔立ちをしており、頭の上に天使の輪っかがある。外見年齢は何処から見ても10代半ばの高校生だろう。こう見れば天使の美少女のように思うが、残念ながら男である!!しかもとっくの昔に成人済みなのだ。

 

「やっほー!!ウサミン!!」

「そのあだ名はやめてください。伏黒特級呪術師」

 

宇佐美は彼に対して、伏黒特級呪術師と呼んだ。彼は特級呪術師 伏黒恵、彼の妻である伏黒華の息子である伏黒天子である。

 

「やっほー!!僕の名前は伏黒天子!!年齢は秘密だぞ?好きな物はハンバーガー!!嫌いな食べ物は食べれない物!!宜しくね!!」

 

「あー!!もしかしてパンダが言ってた乙骨のおっちゃんが話してたお孫ちゃん!?大きくなったね?…落雁食べる?あんまり美味しくないよ」

「なんで落雁!?落雁ってアレだよね?砂糖の塊みたいなお菓子だよね!?」

「いや、別に要らないです」

 

差し出された落雁、それを拒否した乙骨真剣。すると天子は…その落雁を

 

「デストローイ!!」

「ぐぁぁぁあ!!」

「呪詛師の口の中に放り込んだぁぁあ!!」

 

呪詛師の口の中にぶちこんだ。呪詛師は倒れた。

 

これはモジュロの話ではなく、この特級呪術師が虎杖先生と駆け抜けた高専時代の話である。




次回…天子、虎杖先生に預けられる!!そしてユメパイセンを拾う。

東堂の扱いどうする?

  • なにを言ってる?俺はブラザーと一緒だ
  • ブラザーの弟子なら俺の弟子も同然!!
  • ブラザーを1人にするわけにはいかん!
  • 俺はハスミちゃんとデートするよ
  • これが青い春だなブラザー
  • カズサとライブだブラザー
  • 先生、どんな女がタイプだ?
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