ドライバー ~ 運転手 異世界で道を創る ~   作:アンクルソー

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【11話】初めての異世界世直し②

さあ、始めよう!

 

まずは作戦会議だな!

 

ゴニョニョ(ミルに耳打ち)

 

‥‥

 

“ウィーーーーーン”

 

ムールーフを全開し、そこからミルが上半身を出して奴らに告げた。

 

「いつまでウチに付き纏ってれいば気が済むにゃ!しつこいぞー!」

「さっきも西の森で襲われたけど、今回は仕返しにきてやったぞー!!」

「まぁ・・・ウチをおもちゃにして、そのあと売っ払うって堂々と言ってたからにゃースレイ!!」

 

(大衆)おいまじかよ!やつら、国禁の人身売買までやってるのか?ザワザワ・・・

 

「聞いたら、孤児院にも嫌がらせしていたらしいにゃー!子供も人身売買するのかニャー?」

 

(大衆)おい、孤児院だって?

最近シスター2人くらいやめたらしいけど、奴らに売られたのか?

うちの店でも態度悪いのよねー、あいつら。

そうだよ、この前なんか歩いてるだけの俺の子供を突き飛ばしやがったんだ!

おまえもか?うちの子もだよ!

俺はカミさん絡まれて、間に入ったら殴る蹴るだぞ!

まったく、この街の衛兵は何してんのかね!

※ 駆け付けた衛兵がコソコソ逃げる

 

「よーし・・・機は熟した。いいぞ!最終警告だ!ミル!!」

「うん!スレイとその連中!!改心するつもりはあるかにゃー?」

 

「ふざけんじゃねぇ!お前、痛い目見るぞ!!!」

 

「よし、結構!!!作戦開始!!!」

「オッケー!じゃあそっちが痛い目見るにゃー!!!!」

「言ってやったにゃ!ソー!」

「よくやった!では、エンジンスタート!ブロロロロローーーン!!」

「おおおーーーー!!!」

離れていく民衆

 

「GOーーーー!」

「ガシャーン!!!」RVが鉄門をなぎ倒して庭に侵入した。

 

「きたー!!!おお、こっち来るなー!!!」

 

「まずは玄関からナー!!!ばきーーーーん!!!」

 

鉄門を倒して中に入り、庭にいる奴らをさんざん威嚇した後、俺たちは玄関を破ってダイニングへ!!屋敷内を走り回って、ぶつけ廻ったが、クルマはびくともしていない。

 

「きゃはは、楽しいにゃーー!!!」

「しっかりつかまってろよ!ミル!!!」

 

その後も各部屋の入り口と壁を突き破り、水回りの部屋などの設備を壊しまくり、水道の魔道具が爆発して水が噴き出ている。

 

俺たちはそのままクルマで階段を上って2階3階と荒らしまわり、最後に気になる地下に行ってみたら、なんと、そこには5名ほどの子供と2名の女性が囚われていた。

 

「おい!大丈夫か?」

「みんなクルマに乗れ!!指示したはいいが後席ちょっと狭いから座っといて!!」

「あとみんなこれあげるから下噛まないように咥えてて!!!」

とハンドタオルを渡した!

 

「よーし!フィニッシュだ!」

最後、執務室であろう、スレイの部屋の壁をぶち割って庭に出た!

 

倒された鉄門からあふれ出そうな民衆の目の前で、囚われていた7名を車から降ろした。

 

 

「これが証拠にゃ!!!」囚われた女性と子供たちをさらした瞬間、数百人は居ようかという民衆が、屋敷の庭に流れ込んだ・・・・・

 

あとはもう知らない、やつらみんな、街の人たちにボコボコにされてたみたい。

しかし、これだけ屋内を暴れまわって、人を直接は跳ねなかった。

これもドライバーとしての義務と言っていいのかな?w

 

しばらくたって、衛兵の騎馬隊が到着。

奴らはみんな連行され、おれとミル、囚われていた人たちも衛兵詰め所に連れていかれた。その時点で、既に昼・・・。

 

色々聞かれて解放されたのは夕方・・・といってもすでに辺りは暗くなっていた。

 

しかも、後日、尋問があるから再出頭せよとのこと

心配していた囚われの人たちも数日詰め所に宿泊し、順次帰宅できるとのことだった。

 

囚われていた女性は、やはりミルとは面識があるらしく、ひどく衰弱していたため、初めはわからなかったようだ。どうやら、孤児院のシスターだったらしい。嘘がほんとになっちゃたよ・・・。

 

脅しが怖くて、孤児院を辞めたところを聞きつけてさらわれたらしい。

なんとも執拗なやつらだ。

 

「あ、そうそう、冒険者ギルド行かないと!!」

 

クルマを町の人に披露したのは、テールゲートから魔物素材を取り出すためだ、なので、クルマをギルドの解体場につける必要があったのだ!仕方なかったのだ!!と自分に言い聞かせる。

 

「派手にやったようだな!にいちゃん(笑)」

ギルドのおっちゃんに言われてしまった。

 

「悪は滅びたのにゃ!!!(笑)」

「まあ、ちげえねな!あいつらどうしようかと思ってたところだしな(笑)」

 

「で、買取だよな!解体場いくか!!」

 

・・・・・

 

「こりゃすげえな、これが魔道車か?俺も乗せてくれよ!!」

 

「無理!!」ばってんポーズ!!

「これは、登録しないと乗れないのよ!」

「監禁されてたやつのせたんだろ?」

「緊急時以外はそうなの!!」(マッチョなおっさん乗せるの嫌だわw)

 

「仕方ねぇ・・・・じゃあ、素材出してくれ、ほんとにジャイアントボアなのか見極めてやる。ビックボアじゃねえのか?」

 

(ほんとにジャイアントボアだよ。少し小さいけど・・・これ幼体か?)

 

「・・・・・まったく!なんだよこの素材の山、入りきんねーって、解体場に!初めてだぞ?こんなの!おまえ本当に収納Lv3か?とんでもない容量だな!」

 

(深くは追及しないで(笑))

 

「よし、あとはギルドの方で解体しとくけど、魔石はどうする?」

「肉も、それぞれ1割くらい残して貰えるとありがたい!それと魔石は売らないで取っておくよ!後の素材は全部売る!」

「わかった!ジャイアントボアなら、オークションにかけるか?結構高値だと思うぞ?」

「うん、ギルドに任せるよ!俺は適正価格で貰えればいい!!」

 

「わかった!じゃあ、明日の夜にまたギルドに来な!!よろしくな!」

 

「うん!よろしくおねがいします!!」

 

こうして、おれは、この世界の4日目を終えた。昼間のあれは多分世直しだよな?

まあ、定義は無いらしいから、俺基準で1回目としとこう!!

 

だがしかし・・・・この後の方が俺はとんでもない事になるのであった。

 

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