直哉のお姉ちゃんになっちゃった…。   作:ザボン漬け

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地獄の禪院家騒動①

夏の湿った空気が、高専の石畳にまとわりつくような放課後だった。

あの日から、五条悟と七直の間には、目に見えない、けれど決定的な壁が築かれていた。

かつてのように遠慮なく拳を振るい、軽口を叩き合っていた二人の空気は、今はどこか薄氷を踏むような危うさを孕んでいる。

五条は、彼なりの正解を探していた。

最強になった。けれど、親友の心を救えなかった。

その焦燥が、彼を不自然なほど明るく振る舞わせる。

 

「なぁ、七直。最近駅前にうまいラーメン屋ができたらしいぜ?放課後、傑も硝子も来るっていうし、どうよ?お前の分も奢ってやるからさ」

 

五条はサングラスを指で弄りながら、努めて軽い調子で声をかけた。

以前の七直なら、「奢りならトッピング全部乗せでも文句ないわね?」と不敵に笑い返しただろう。

しかし、七直は視線を落としたまま、静かに首を振った。

 

「……いいわ。今はそんな気分じゃないの。みんなで行ってきて」

 

その拒絶は、怒りに満ちたものではなかった。

ただ、感情の火が消えてしまったような、ひどく冷ややかな、それでいて脆い響き。

 

「……そ。じゃあさ、夏休み入ったらさ、理子も一緒にどっか行こうぜ。な?ほら、海でも山でもさ。黒井さんのこともあったし、パァーっと気晴らしが必要だろ」

 

五条はさらに踏み込んだ。

それが彼女にとっての禁句、甚爾に関連する記憶を呼び起こすものだと分かっていながら、彼は日常を取り戻そうと必死だった。

七直は一瞬、肩を震わせた。

理子を守った恩人。

親友。

そして、甚爾を殺した男。

感謝と憎悪が胃の奥で泥のように混ざり合い、言葉を奪う。

 

「……ごめんなさい。夏は、実家に帰省することになってるの」

 

七直は、吐き出すような吐息とともに、消え入りそうな声で続けた。

 

「もしかしたら……もう、高専(ここ)には来れないかも」

 

「……え?」

 

五条が言葉を失う間に、七直は逃げるように足早に去っていった。

その背中は、かつて甚爾の特訓に耐え抜いた強固なものではなく、今にも崩れ落ちそうなほど小さく見えた。

少し離れた場所で、二人のやり取りを壁に寄りかかって見ていた夏油傑が、深く、重い溜息をつく。

 

「……悟。焦りすぎだ」

 

「分かってるよ、そんなこと。……でもさ、あいつ、あのままじゃ本当にどっか行っちゃいそうじゃん」

 

五条の言葉は、最強の術師とは思えないほど弱々しく響いた。

夏油は、七直が去った廊下の先を、ただ憂いに満ちた目で見つめていた。

理子は救われた。

けれど、その幸福の陰で、七直の魂は今もあの夏の日の、血の匂いが立ち込める医務室に取り残されたままだ。

 

「……禪院家か。彼女にとって、あそこは家ではなく、檻だというのに」

 

夏油の呟きは、不快な蝉の声にかき消された。七直を待ち受けるのは、安息の帰省などではない。

古びた因習と、甚爾を怪物に変えた血の呪い。

そして、彼女自身の心が限界を迎えるまでの、カウントダウンだった。

 

 

湿った風に暖簾が揺れる。

場所は駅前に出来たという新しいラーメン店。

店内に漂う豚骨の匂いと、五条が注文したトッピング全部乗せの湯気が、三人の間の沈黙を余計に重くしていた。

硝子は割り箸を割り、チャーシューを口に運んでから、隣で箸を止めたままの二人を横目で見た。

 

「で?そのハリウッド映画みてーな展開の続きはどうなった。七直は結局、誘いに乗らなかったわけ?」

 

「……ああ。帰省するってさ」

 

五条がメンマを弄びながら答え、硝子は鼻で笑った。

 

「あーあ。そりゃ最悪の選択だな。今の七直をあのクソ溜めに帰すなんて、傷口に塩どころか劇物流し込むようなもんだろ」

 

「だから、硝子に相談してんだろ。ラーメン奢るからさ。……何かないか?あいつ、医務室で見てた時より酷い顔してたんだ。反転術式で治せないのかよ、ああいうのは」

 

五条の言葉に、夏油も縋るように視線を送る。

 

「悟の言う通りだ。彼女は今、自分という存在が崩れてしまいそうなほど不安定に見える。……硝子、君から見て、彼女に必要なものは何だと思う?」

 

硝子は二人の顔を交互に見て、大きな溜息をついた。そして、冷めた声で言い放つ。

 

「無理だっての。私たちじゃ」

 

「……なんだよ、それ」

 

「言葉のままだよ、悟。あいつの傷は、呪霊に抉られたもんでも、お前のその『茈』?っていうもので焼かれたもんでもない。……あいつが愛した男が死んで、そいつを殺したのがお前で、それを感謝しなきゃいけない自分を、あいつ自身が許せてないんだよ。……そんなの、薬や術式でどうにかなると思ってんのか?」

 

五条が唇を噛み、視線を逸らす。

 

「あいつが診てきた死体の中に、黒井さんもいた。理子の顔も見られない状態で、自分の弟は片腕失って……。私にできるのは死体を腐らせないことと、欠損した腕の止血だけ。……心の治療なんて、専門外なんだよ。……というか、呪術師にそんな専門家はいない」

 

「……それでも、何かあるだろ。放っておいたら、あいつ本当に消えちまうぞ」

 

五条の声が、わずかに震える。

最強になってから、彼は自分の手が届かないものが増えていく恐怖に直面していた。

 

「放っておくしかないんだよ、今は。……七直に必要なのは、私たちみたいな仲間の慰めじゃない。……自分の泥を全部吐き出せるだけの、圧倒的な何かだ。……ま、今のあいつにそんな余裕はなさそうだけどな」

 

硝子は最後の一口を飲み込み、席を立った。

 

「奢り、ごちそうさま。……忠告しとくけど、悟、傑。あいつを無理に引き留めるなよ。……今は、あいつが自分で地獄を這いずり回るのを、外から見てるしかないんだから」

 

硝子の背中を見送りながら、五条と夏油は、手付かずのまま伸びきったラーメンを見つめていた。

蝉の声が、遠くで鳴り始めている。

七直が向かう地獄が、すぐそこまで迫っていた。

 

 

禪院家の重厚な門を潜る風は、あの夏の日と同じように熱を帯びていた。

だが、屋敷を支配する空気は、以前よりもいっそう冷え冷えとしている。

直哉は、甚爾との戦いで失った腕の療養という名目で、夏休みを待たず一足先に高専を離れ、実家へと帰省していた。

当主候補としての失態と、取り返しのつかない身体の欠損。

そして、家中の期待を背負いながら星漿体護衛の任務を実質的に失敗した七直の不在。

廊下ですれ違う門弟たちの視線には、隠しきれない嘲笑と、それ以上に怪物に触れてきた者への得体の知れない恐怖が混じっていた。

 

「……鬱陶しいな。前見ろや、カス共」

 

 

直哉の低い声が廊下に響く。

かつての傲慢な響きはそのままに、しかしどこか、深淵を覗き込んできた者の凄みが加わっている。

その左袖は、肩の付け根から不自然に短く切り落とされ、風に虚しく揺れていた。

 

「あ、直哉……様……?」

 

奥の間へ向かう廊下で、二人の少女が立ち尽くしていた。

真希と真依。

半年間の教育を経て、彼女たちの佇まいは劇的に変わっていた。

背筋は定規を当てたように真っ直ぐ伸び、視線は教えられた通り、相手の眉間のわずか下を静かに射抜いている。

一寸の乱れもない完璧な所作。だが、直哉の腕がないという現実を目にした瞬間、その鉄の規律が音を立てて崩れた。

 

「……直哉。その腕……どうしたのよ」

 

真希の声が震える。

彼女にとって直哉は、夜の道場で力こそが理不尽への抗い方だと教えてくれた、絶対的な強さの象徴だった。

その男が、あの日特訓で自分を叩き伏せた、あの逞しい左腕を失っている。

 

「……あ?ああ、これか。甚爾くんに持っていかれたわ」

 

直哉は、まるで勲章について語るかのように、淡々と言い放った。

二人の教育において、甚爾は最強の到達点として語られてきた。

直哉がその男と戦い、生き残った事実は、真依の瞳から大粒の涙を溢れさせた。

 

「痛かったでしょう……?なんで、なんでそんな……」

 

真依は、震える手で直哉の左袖の断面を、壊れ物に触れるようにそっと撫でた。

直哉は一瞬、眉をひそめて袖を振り払おうとしたが、真依の指先が、かつて七直に教え込んだ通りの一切の揺らぎがない静止を保とうとしていることに気づき、動きを止めた。

 

「……泣くな、真依。不作法やぞ。お前に教えたんは、何があっても動じない強さやろ」

 

「……わかってます。でも、今、お兄様は…痛みを耐えて…こんな…」

 

真依は泣きながらも、直哉の右手を両手で包み込んだ。

 

「……お世話、させてください。真希とお二人で、お姉様が帰ってくるまで、ずっと」

 

その日から、双子の献身は、傍目から見れば異常とも言えるほど徹底したものになった。

直哉が着替えようとすれば、真希が無言で近寄り、片手では難しい紐結びや衣の重なりを、完璧な所作で整える。

食事の席では、真依が常に直哉の左側に座り、すべての配膳をこなした。

 

「……お前ら、やりすぎや。僕は病人やないぞ。これじゃ僕が動かんでもええ凡夫になってまうわ」

 

直哉は苦笑し毒づきながらも、彼女たちの手助けを拒絶しきれなかった。

高専で味わってきた絶望の中で、この幼い双子が向けてくる欠落を埋めようとする純粋な愛だけが、凍りついた心をわずかに溶かす唯一の陽だまりだったからだ。

 

「……なぁ、真希。お前、体動かしとったか」

 

「当たり前でしょ。あんたがいなくても、毎日一人で道場にいたわ。……いつでも、あんたの稽古相手になってあげる」

 

真希が不敵に笑う。

その瞳の奥には、直哉を守るべき存在としてではなく、依然として超えるべき壁として見据える矜持が宿っていた。

直哉は鏡越しに、そんな真希の瞳を見つめた。そこには、かつての自分にはなかった飢えと、静かに燃える芯がある。

呪力をほぼ持たず、天与呪縛によって肉体を極めつつある姿は、あの夏の日に見たあの男――甚爾の影を色濃く映し出していた。

直哉の胸を焼くのは、単なる敗北感ではない。

言いようのない危惧だった。

かつて甚爾がそうであったように、真希がどれほど強くなろうとも、この家は彼女を出来損ないと呼び続け、その魂を磨り潰そうとするだろう。

そして、虐げられた怪物が最後に何をするか、直哉はあの慘劇で嫌というほど思い知らされていた。

 

「……真希。あんまり、根詰めすぎるなや」

 

ぶっきらぼうに放たれた言葉に、真希の手が止まった。

 

「……何よ、急に。あんたが『甚爾くんに近づけ』って叩き込んだんでしょ」

 

「……せやけど、あの人と同じ道を行けとは言うてへん」

 

直哉は右手を伸ばし、真希の短い髪を、不器用さで一度だけ撫でた。

 

「あの人はな、一人やった。誰もあの人を認めず、誰もあの人を愛さへんかった。だから、あんな風に壊れるしかなかったんや。……でも、お前らは違うやろ。俺がおる。姉貴もおる。お母はんも、目ぇ覚ましたらお前らを抱きしめてくれるわ。……せやから、復讐のために強くなるな。自分を呪うために拳を振るうな。……お前は、お前自身のままで、あの人を超えなあかんのや」

 

「……お兄様」

 

隅で茶の準備をしていた真依が、消え入るような声で呟いた。

直哉は鼻を鳴らし、照れ隠しをするように視線を逸らす。

 

 

「真依、お前もや。真希が先走りそうになったら、お前がその繊細な指先で引き戻したれ。二人で一対や。……誰か一人が欠けても、あんな風に、虚しいだけの最強にはなるなよ」

 

直哉は、自分が片腕を失い、最強の影に怯える今の精神状態では、彼女たちの未来を完全に保証できないことを自覚していた。

自分の心には、五条への憎しみと、甚爾への狂信、そして姉への愛惜がぐちゃぐちゃに混ざり合い、余裕など一欠片もない。

それでも、自分たちが施した教育が、彼女たちを救うための愛であってほしいと願わずにはいられなかった。

 

「……お茶、入ったわよ。直哉」

 

真希が少しだけ柔らかい表情で、お盆を差し出す。

 

「あんたの左腕がない分、あたしたちが倍以上動いてやるわ。だから、あんたは堂々としてなさいよ。当主様になるんでしょ?」

 

「……フン、当たり前や。お前らみたいな生意気なガキの面倒を見れるんは、僕くらいなもんやからな」

 

直哉は右腕一本で茶を受け取り、一気に飲み干した。

苦い茶の味が、胃の腑に落ちる。

外では蟬が狂ったように鳴き、禪院家の重苦しい沈黙をかき消そうとしていた。

七直不在の禪院家で、欠落した左腕を巡る献身は、歪な家族の絆をよりいっそう強固なものにしていた。

直哉は、自分の中にある弱さと向き合いながらも、この幼い双子だけは、あの夏の日の絶望から遠ざけたいと、魂の底で誓っていた。これが、彼なりの、そして禪院家の男として精一杯の愛だった。

 

 

夏の熱気がさらに色濃くなったある日の午後、禪院家の広大な訓練場は、異様な熱気と暴力の気配に支配されていた。

かつての直哉は、どこか優雅さを残した戦い方を好んでいた。

しかし、今の彼は違う。左袖を空に遊ばせ、右腕一本で立ち塞がるその姿は、まるで深淵から這い出し、牙を研ぎ直した若き獅子のようだった。

 

「次……まとめてかかってこいや、雑魚共」

 

直哉の冷たい声が響く。

彼の前には、得物を構えた躯倶留隊の面々が十数人、取り囲んでいた。

直哉は術式を封印している。

それどころか、左腕がない。

条件は圧倒的に不利なはずだった。

 

「……掛かれッ!!」

 

怒号と共に、長刀や棍が四方八方から襲いかかる。

だが、次の瞬間、隊士たちの視界から直哉が消えた。

 

「――すっとろいねん」

 

呪力による身体強化、そして甚爾との死闘で叩き込まれた五感の解放。

直哉は物理的な速さを超え、相手の重心の崩れや呼吸の隙を見切っていた。

右手の掌打一発で先頭の男の顎を砕き、その勢いのまま回転して、後ろから迫る長刀の腹を蹴り折る。

 

「ぎ、ぎゃあぁっ!」

 

「な……なんだ、今の動き……!?」

 

武器を持った大人が、片腕の少年に触れることすらできず、次々と畳に沈んでいく。

直哉の動きは、もはや洗練などという言葉では生ぬるい。

それは、生き残るために削ぎ落とされた、殺戮の合理性だった。

 

「……次は、炳やな」

 

息一つ乱さず、直哉は道場の隅に控えていた精鋭たちを顎でしゃくった。

出てきたのは、準1級以上の実力を持つ術師たち。

彼らは直哉の変貌を肌で感じ、最初から術式を展開して襲いかかった。

だが、今の直哉には隙がない。

至近距離での乱戦では、天与呪縛の動きをトレースした体術で圧倒し、距離を取ろうとする相手には、拡張術式を織り交ぜた投射呪法・閃で、懐に忍ばせておいた小石を親指で弾きひるませる。

高速で射出された小石は、下手したら銃弾にも匹敵する威力を出す。

 

「……っ、このガキ、いつの間に……!」

 

術師の一人が放った術式が、直哉の脇腹を浅く切り裂いた。

しかし、直哉は眉一つ動かさない。傷口から微かな白煙が上がり、瞬時に肉が再生していく。

 

「反転術式……!本当にモノにしたのか…!?」

 

「当たり前や。あの人に刻まれた傷に比べれば、お前らの呪力なんてそよ風みたいなもんやからな」

 

直哉は自嘲気味に笑い、加速の果てに最後の一人を壁に叩き伏せた。

その光景を、道場の廊下から長老たちが忌々しげに眺めていた。

 

「……五体満足でもない、あの傲慢な小僧。当主の器ではない」

 

「左様。言うことも聞かぬ不具者を跡取りに据えるなど、禪院の汚点よ」

 

彼らは、自分たちの制御下から外れ、圧倒的な個の強さを手に入れ始めた直哉を恐れていた。

しかし、その老人たちの背後から、低く重厚な声が響く。

 

「……黙れ。老害共」

 

現れたのは、炳の筆頭候補であり、凄まじい体躯を持つ甚壱だった。

彼は弟である甚爾の面影を、皮肉にも直哉の動きの中に見ていた。

 

「腕一本と引き換えに、あいつは本物の化け物の入り口に立った。……並の術師が束になっても、今の直哉には勝てん。欠損など関係ない。あり余るほどの成長だ」

 

甚壱の言葉に、老人たちは言葉を失う。

道場の中央で、右拳に付いた返り血を無造作に拭う直哉。

その瞳は、もはや家の権力闘争など見ていなかった。

ただ一点、自分を救い、そして突き放した最強の背中だけを、憎悪と渇望で射抜いていた。

直哉は荒い呼吸を整える。

道場に立ち込める汗と血、そして濃密な呪力の残滓。

甚壱の言葉に顔を青くした老人たちが去っていくのを背中で感じながら、直哉は道場の隅で端然と控えていた双子へ視線を向けた。

 

「……真希、真依」

 

名を呼ばれた二人は、音もなく立ち上がる。

半年間の教育は、彼女たちをただの子供から、禪院の闇を歩くための武器へと変えていた。

 

「そろそろ姉貴が、着くころや。お前らで迎えに行ってこい」

 

「……分かったわ。直哉、あんたは?」

 

真希の問いに、直哉は欠落した左肩を右手で強く握りしめ、視線を落とした。

 

「僕は、この様や。……あの人が死んで、姉貴は僕以上に壊れとる。今の僕の顔を見せたら、余計に追い詰めるだけや」

 

甚爾を失い、その甚爾を殺した男と共にいた自分。

直哉の中にある歪な罪悪感と、姉を直視できない弱さが言葉に滲む。

 

「……真依、行こう。お姉様を、あたしたちで迎えるの」

 

真希が真依の手を引き、出口へと向かう。

直哉はその背中に、最後にもう一度だけ声をかけた。

 

「ええか、よう聞け。……この家の老人共は、毒蛇や。姉貴が弱っとる今、必ず付け入ってくる。……何があっても、姉貴の側にいろ。不作法なカスが近づいたら、僕に教わった通りに噛み殺せ。ええな」

 

「……はい。お兄様。必ず」

 

真依が深く一礼し、二人は陽炎が揺れる外へと走り出した。

 




お久しぶりです。懐玉編の完成度が個人的に高すぎて、続きを進めるのが怖い作者ですが今後ともどうかよろしくお願いします。

質問コーナー

A.七直、直哉は何ラーメンが好きなのか?

Q.七直は味噌ラーメンが好きです。五条や夏油に連れられて、食べ歩いたらいつの間にか好きになってました。直哉は塩ラーメンが好き。良く汗をかくから任務の終わりとか、一年生と一緒に食べに行っています。逆に二人とも豚骨が苦手で、本人達曰く「「脂臭くて無理」」とのこと。山岡家とか近づけないですね。

皆さま、いつも暖かい応援ありがとうございます!誤字脱字報告や、分かりやすい言い回しとか、修正助かってます。おかげでこの作品がまた一歩良くなりました。
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