別の父に会う話~黒猫を添えて~   作:西山希龍

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難易度を難しいやつにしたら強くてニューゲームなのになかなか進まねぇ……
子の時のロイド達って割と絶望的ですよね


四話:アルモニカ村を目指して

「アルモニカ村にですか?」

 

「ああ、洗脳を免れた一部の市民が逃げてるのが分かってる」

 

レクターと取引することに決めた俺たちは三叉路付近まで戻ってきた

道すがら情報をロイドさんが聞いた、レクター達は今回の新総統のクーデターに関わっていないこと

そして町から避難した人がいることとはいえこいつが嘘をついてる可能性も十分ありそうだけど

話を聞くことだけは同意したけど警戒だけは解かないようにする

 

「そんで先導してたのが」

 

「支援課、という訳ですか」

 

「じゃぁロイドさんの仲間もそこにいるのか?《スケアクロウ》」

 

「誰かまでは突き止められてねぇがな、あと名前で呼んでいいぜ?」

 

「黙れ話を聞くことには同意したが俺はお前のことを信用していない妙なことはするなよ」

 

「へいへい、嫌われたもんだねぇ~」

 

「ギーラも一端その辺してくれ、嘘は吐いてないだろう今の所吐く理由はないはずだこの状況を打開する手掛かりになるかもしれないからアルモニカ村に行こう」

 

「ま、黒の衛士の動きが完全につかめてねぇから縋りてぇってのが俺の本音なんだがそれに村方面から何かある気はするんだよなぁ」

 

「ええ、俺たちも貴方のこと利用させて貰います」

 

「おいおい即決かよ」

 

「…………別に貴方の言うことをすべて鵜吞みにした訳じゃありませんよ、俺たちも状況は見極めたい貴方の実力やカンの鋭さを考えれば同行を断る理由はありませんそれに―仲間のことは信じられます。支援課のみんながこの状況で動いていないわけがなかった、それに」

 

「それに?」

 

「下手なことをしたら後ろの怖い獅子が黙ってませんよ」

 

「あ~裏切らねぇ、裏切らねぇからそんな殺気を飛ばさないでくんねぇかな?幾らお兄さんでも堪えっから」

 

「ギーラくんどうどう」

 

もちろんこいつが裏切ろうとしたら四肢を砕く、ロイドさんは会って短時間ながら俺のことをよくわかっている

 

「ふふっ私も異論はありません、油断できない相手との共闘はなれてますし、それにもしかしたらアルモニカ村にセシルさんも逃げてきてるかもしれませんし」

 

「ああ、そしたらギーラのことも診てもらえる、今の所応急処置しかしてないからちゃんと診て貰おう」

 

「…………クク…………ハハハ!」

 

ロイドさんが仲間への信頼と腹をくくったと決意をあらわにしてリーシャさんも異論はないと方針をきめるとレクターが急に笑い出した

とうとうイカレたのか?介錯してやるか

 

「おっと俺は正常だだからその振り上げた大剣は降ろしてくれ」

 

「ちっ!」

 

「ははっお兄さん悲しい、いやバニングス達の在り方に参っただけさ」

 

「…………あくまで取引です、貴方が俺たちを利用するように俺たちも利用させて貰います」

 

「ああ―それでいい、改めてヨロシクなバニングス、《銀》どの、それと坊ちゃん」

 

「…………ギーラだ」

 

「おう、ギーラな覚えとくぜ、バニングス達もお前さん達の意地と足掻きに期待させてもらうぜ」

 

「アルモニカ村は古道を行った先だ行こう…………そうだギーラは戦術オーブメントはあるか?」

 

「エニグマなら」

 

「エニグマか……俺たちとの連携は無理か……レクターさん」

 

「へいへいこれそんなポンポン渡していいもんじゃねぇんだがな―ほれ最新の戦術オーブメントのARCUSⅡだ予備を貸してやる」

 

「……あざす」

 

本当は俺もARCUSⅡやザイファをもってるのだが今の所俺が持ってるのはおかしいのでごまかさせてもらう

 

「っ!」

 

「ロイドさん!」

 

古道を進んでいるとロイドさんが地面に膝をついた

 

「大丈夫だ、疲れがでただけだ」

 

「丁度休憩所あるから休みますか?」

 

「ロイドさん少し休みましょう」

 

「ああ、悪いリーシャ」

 

「ほらよ、お兄さんの奢りだ」

 

「あっありがとうございます」

 

「……ありがとう」

 

レクターが自販機から人数分の飲み物を買って来た、幾ら憎くても礼は言う

礼儀に関するあれこれはユーシスさんにしっかりと叩き込まれているので怠ったらまずい

 

「村まではあと半分ってとこだな、この調子なら問題ないだろ」

 

「独立国の時と同じで周辺の村や町までは行き届いていないのかもしれませんね」

 

「それなら少しは安心だけど……ギーラも疲れは大丈夫か」

 

「ん……!平気!」

 

握り拳を作って平気アピールするとロイドさんに頭をなでられた

 

「……?」

 

「あっ悪い、支援課には妹みたいな子がいるんだけど思い出しちゃって嫌だよな」

 

「キーアちゃんも無事だといいんですけど」

 

「エリィと一緒だから大丈夫だと思うけど……ギーラ?」

 

「もっと、撫でて」

 

「あ、ああ」

 

誰かに撫でられるってことあんまりなかったから新鮮だ、お母さんもあんまり頭撫でたことは……ない気がする

 

「確かにあんまり悠長にはしてられねぇか調印式襲撃といい動きが目まぐるしすぎる、正直何が起きたっておかしくねぇだろ、ここ一か月の帝国の動きを考えると」

 

「一ヶ月前って言うと解放作戦の跡あたりですか」

 

「ああ、あの後も水面下で色々と起き始めててな、TMP詰所に侵入があったのもあって俺とクレアで調べてたんだが……つい一週間前にオリヴァルト皇子夫妻とカレイジャスまで行方不明になった」

 

「皇子夫妻とカレイジャスが!?」

 

「帝国でそんなことが……」

 

ロイドさんとリーシャさんが驚いてるけどそんなに驚く?俺のいたところでも飽きずに逃げ出したりしてるし最近はミニカレイジャスって言うステルス搭載の小型飛行船まで作って監視から逃げたりしてたけど……?

こっちのオリヴィエさんが行方不明のせいで父さんたちとも最近連絡がつかなくなったとはロイドさんの言葉だったりする

そっかこっちだと長距離通信ってできないんだっけ?

 

「おそらくそのせいでトールズⅦ組関係者含めて手助けは期待できねぇだろう」

 

「……そうですか……」

 

「これもすべて新総統が……糸を引いてると?」

 

「ああ、帝国の事件含めてすべてクロスベルに繋がってるんだろう、俺たちがそれに気づいたのはルーファスの旦那が脱走したって聞いた時だ……何とか俺だけはクロスベル入りできたが完全に後手に回った状態だ」

 

「用意周到ですね」

 

「……ああ流石はルーファス新総統だ」

 

「(…………)そこだけはいまだに信じらんねんだよなぁあの時の言葉が全部演技とか喰えなさすぎだろ?」

 

レクターはあの時の言葉とやらを聞いて怪訝そうな顔をしている、最も俺はその言葉を知らないので何とも言えないが

 

「とはいえ起きちまったモンは仕方がなぇ、ケジメを付けるしかねぇだろ逝っちまったおっさんの《元子供》として、ミリアムやクレアを代表してここにこれないリィンの奴の代わりを務める意味でもな」

 

「……レクターさん」

 

「やべ、つい話しちまったが一般人のギーラがいるのにまずかったな」

 

「「あっ」」

 

「ふぇ?何?撫でられてぽわぽわして聞いてなかった」

 

「「ならよし!」」

 

「よくないと思うんですか」

 

ちなみに嘘であるしっかりと聞いていた

やっぱりここは俺のいた所じゃないっぽいな

俺の知る限りこんな事件はなかったはず、そもそもミリアムさんや父さんが生きてるし

そのあと決意をあらわにして道を進むと崖の近くに魔獣に囲まれる子供達と銀髪の女性がいた

 

「あれは……エリィ!?」

 

「やばいな……!」

 

「ロイドさん!先に行く!」

 

「ギーラくん!?」

 

俺は女性たちを囲んでる魔物めがけて跳躍しライオネル・ファングを浴びせる

 

「ライオネル・ファング!」

 

「「ぐぎゃぁぁぁぁ!?」」

 

「えっ君は」

 

「ギーラ!一人で突っ走りるな!」

 

「ロイド!」

 

「うぉぉぉぉ!レオーネ・ハート!」

 

ロイドさん達が崖から降りてきて俺を叱ってきたがだって子供達ピンチだったし

ついでにレオーネ・ハートをして魔獣のヘイトを俺に集中させる

 

「聞いてねぇな!?バニングス早いとこ魔獣仕留めるぞ!」

 

「ええ!」

 

これだけ強い人がいればなんの問題もなし魔獣をすぐ全滅できた

 

「ギーラくん、危ないから一人でつっこんじゃだめですよ!」

 

「……あい」

 

リーシャさんによる軽い説教が終わってロイドさんを見ると銀髪の女性と熱い抱擁を交わしていた

 

「お~ひゅーひゅーこれができてるぅってやつ?」

 

「あんまりからかっちゃだめですよ」

 

「イチャイチャするのはいいが時と場所をわきまえてくれよ?」

 

「「イチャイチャしてないし!できてもいない!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ああああああああああああ!人たらしロイドにギーラが誑し込まれたぁぁぁぁぁぁ!!

冗談がさておきとりあえずロイドにギーラを誑し込んで貰いました
エリィあそこで抱擁するとは大胆だなぁ
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