別の父に会う話~黒猫を添えて~   作:西山希龍

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今年ももう終わりますね。今年投稿できるかはわからないのでここで挨拶させてもらいます
今年もありがとうございました。
来年も頑張って書きます!では皆さんよいお年を


七話

「……」

 

「うぶっ、ロイドさん?」

 

「ああ、ごめん。ポケットにいつの間にか鏡が入っててさ」

 

「んー?変わったデザインだね、勾玉っポイ形だけどなんか嫌な感じがするなぁ。レクターみたい」

 

「ここぞとばかりに俺のこと責めんのやめろよ!?じゃなくて、なんでそんなもんがポケットに紛れこんでんだよ」

 

「レクターじゃあるまいし、そんなことしないと思うけだなぁ」

 

「オレもしねぇよ!?本当に俺のこと嫌いだなお前は!?」

 

必要とあらばやるだろ、お前。怪しいレクターの方を見ているとロイドさんの手鏡?から青い光が出てきて咄嗟に顔を覆うとさっきとは違う場所に移動していた

 

「なっ……」

 

「こ、ここって……」

 

「『白い』庭園のような………。この場所は一体……?」

 

「スケアクロウ、とうとう本性現したか……!」

 

「ちげぇ!ちげぇ!。俺じゃねぇって!」

 

「うううううううう!リーシャさん!離して!どうせ、スケアクロウがやったに決まってる」

 

「どうどう、落ち着いてください」

 

「ほんとうにっ!俺じゃないからな!?俺だって初めて見たわ!!……あれは、本が浮かんでんのか?」

 

スケアクロウがとうとう、やりやがったかと思い殴ろうとしたらリーシャさんに羽交い絞めされた。だって!あいつやりそうだもん!

 

「……現実離れした空間だ。まるで去年のような、しかしなんで俺たちはここにいるんだ?」

 

「そ、そういえば……。ここに来た経緯が思いだせないわね。」

 

「直前まで一緒にいたのは、何となく覚えていますが……。一体何があったのでしょうか?」

 

「これもまた妙な話だな。まるで直前の記憶に靄がかかったような……。いや直前だけじゃないな。俺がお前さん達と一緒にいるとなると()()()()()があるはずなんだが……さっぱり思いだせん。それにギーラについてもなんでいるのか、面識がないはずなんだが名前と何故かとても怨まれているってことだけ分かる」

 

「レクターさんもですか、確かにギーラのことは面識がないはずなのにまるで親しく感じます」

 

「私もですね。『銀』としても面識はありません。」

 

「……私は何やら盛大にからかわれた気がするわね、考えたら怒りたくなってきたわ」

 

「えー!!ひどい!ロイドさん!オレにあんな酷いことしたのに!?」

 

「え!?い、いや酷いことって言われても記憶にないんだけど……!?」

 

「うわーん!リーシャさん!ロイドさんが酷い!」

 

「え?えっと……あははは。」

 

「帰ったらロイドさんとエリィさんが付き合ったって言いふらしてやる!」

 

「「ちょっと待て!?/待って!?」」

 

ロイドさん達がオレのことや注射の件を覚えていないというのでリーシャさんに泣きついてみた、レクター?あいつはどうでもいい

 

「事実無根だ!」

 

「そうよ!まだ付き合ってないわ!」

 

「『まだ』?」

 

「揚げ足取らないでくれる!?」

 

「と、とりあえずこの場所を調べてみよう!ギーラもいいな!?」

 

「はーい」

 

上の階や台座を調べてわかったのは、新しくできたみたいに綺麗なこと。大樹や台座等すべて動いていないことだけだった

 

「なんか条件でもあんのかな?」

 

「多分、そうだと思うその条件は分からないが。あとは俺たちがここにきてしまった理由に繋がればいいんだけど。」

 

調べた結果を話し合っているとロイドさんは頭を押さえた。どうしたのだろう、俺以外のみんなが記憶に靄がかかってることも謎だし

 

「……みんなはここに来る前、何か『声』みたいなものを聴かなかったか?」

 

「……声?そ、そういえば……」

 

「少しですが、どこか不思議な声が響いて……」

 

「ああ、俺も不鮮明ではあるが」

 

「え?俺は聞こえなかったよ?鏡から強烈な光が発せられたぐらいで声は聴いてないよ?」

 

「ギーラだけが聞こえていない……?何か理由でも……」

 

「……あれは……」

 

「まさか」

 

ロイドさんが考え込んでいると、後ろで丸鏡から音と光が発せられた。

これは俺たちが来た時と同じ……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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