別の父に会う話~黒猫を添えて~   作:西山希龍

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存在暴露

鏡から現れたのはリィン・シュバルツァー一行だった、みんな若いなぁ

それはそれはそれとして…………いるな…………

 

「リィン君たちも呼ばれたのか!」

 

「ロイド…………妙だな記憶がはっきりしないというか」

 

「ええ、私達は何をしていたのでしょうか?」

 

「和むのはいいんだが、いい加減こいつを抑えるの手伝ってくんねーかな!?」

 

「離せっ離せっ!見つけた、見つけた!殺すっ殺す!」

 

「なんかお前も知能下がってねぇか!?だぁ!もう俺だけじゃ限界だ!誰か手伝え!!?」

 

「は、はぁ」

 

「仕方ねえな」

 

「事情は分からないけど、とりあえず落ち着いてもらおうか」

 

俺を羽交い締めにしていたレクターに加えこの時代のクルトさん、アッシュさん、エリオットさんが俺を抑えにかかる

 

「ふぅー!、ふぅー!」

 

「こいつ力強ぇぇ!?」

 

「カーバイト!もっと力入れろ!こんなんじゃこいつ止まらねぇぞ!」

 

「落ち着けギーラ!どうしたんだ!?殺したいのはレクターさんじゃなかったのか!?」

 

「うぉい!!?火に油を注ぐようなこと言うんじゃねぇよ!?」

 

【静まりなさいイレギュラー】

 

「この声は…………」

 

謎の声が聞こえ俺は止まる、目の前にいる二人のことは殺したいが流石に得体のしれない声がいる状況ではやれない

 

「なんだお前はここに呼び込んだのもお前か?」

 

「あっ冷静になった」

 

【ブートプロセス完了、位相管理領域《円庭》構築完了ーーこれより《夢幻回廊》の形成を開始します】

 

「何かが始まったな」

 

「でもなんでギーラのことをイレギュラーって言ったんだ?」

 

「とりあえず行ってみないか?」

 

後ろを振り返るとさっきまで動いていなかった卵が稼働していた

 

「卵が動いている」

 

「いや卵て、言いたいことは分かるけど」

 

【否定、本機は卵ではありません、改めて来訪者たちに告げるーー新たなる時空間の開闢を告げる、ここは《黒の幻夢鏡》が創りし異界。不条理な因果を乗り越える『力』を与える試練の地である】

 

「黒の幻夢鏡?」

 

「それに試練の地ですか?」

 

「なるほど、この卵がこの謎空間を支配してるAIか…………ぶっ壊せば出れるか?」

 

「やめろ!?出れなくなったらどうする!?」

 

【是、イレギュラーの言う通りこれは因果律を正すための超特例措置であるーイレギュラー以外の来訪者たちの記憶は制限しているため、朧げにしか認識できないと推測しているが《クロスベル》を中心に発生せし一連の事態は、本来ありえない

 特異点によって紡がれたもの、そなた達はこれを解決せしめんとするが如何な因果を辿ろうとも到底到達できぬのが実情、よって黒の幻夢鏡はここに干渉を決定した】

 

「オイオイ、急に饒舌に喋りだしたと思ったら意味が分かんねぇぞ」

 

「え、えっと」

 

「聞きたいことがある、先ほどクロスベルを中心にした一連の事態はありえないと言っていた、そしてギーシャのことを俺達とは分けて考えているように聞こえる。ギーシャとの出会いもあり得ない事態なのか?」

 

「ロイドさん…………」

 

「ギーシャの行き過ぎたレクターさんへのいや()()()()()()()()()()といい分からないことが多すぎる」

 

「鉄血の…………!?いやあいつの怒りは俺に向けられていたモンだろ!?」

 

「俺もそう思ってましたが先ほど興奮してたギーラの目はクレアさんに向かっていました、帝国人が憎いという訳じゃないでしょう先ほど抑えた三人に対して普通だったことからそれはない、あと御二人の共通点は鉄血の子供達くらいしかありません」

 

「そりゃそうだが…………」

 

【是、その通りイレギュラーは()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

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