ストライク・ザ・ブラッド~春風雪華~ 《完結》 作:山中 一
絃神島は“魔族特区”に指定されている人工島であり、日本本土の遥か南方にある。
そのため、一年を通して温暖な気候であり、もうすぐ新年を迎えようかという時期になっていながら、照りつける太陽の光は真夏のそれと遜色なく、アスファルトに陽炎を作り出していた。
「しかし、ここまで暑いと明日から新年という気がしませんね」
春菜は手を額に当てて影を作る。
道行く人はほぼ全員が半袖姿である。春菜自身も、夏服を着用していて、まったく季節感がない。
「本土から来ると、そう思うのもしかたないと思う。向こうは今年、豪雪だって聞くし」
隣を歩く雪菜がテレビで得た情報を語る。
雪菜の服装も、実に夏らしい。チェック柄のミニスカートにニーソックスという出で立ちで、背中にギグケースを背負っているのだから、これからライヴにでも行くのかと思えるスタイルである。
二人で並んで歩くのは、いつ以来だろうか。
春菜が本格的に仕事を始めてからは、ゆっくりと会って話す機会すらも、ほとんどなかったように思う。
「ここにいると、本当に日本かと疑ってしまいますねぇ」
興味深そうに周囲を眺めながら、春菜は言う。
本土、特に北陸日本海側は、十二月中に記録的な大雪となっているらしい。豪雪地帯で名が通っている土地では、大抵積雪が一メートルを越えているという。
「本土に戻ったら、スキーでもしてみましょうか」
「スキーか。そういえば、もうずいぶんとやってないね」
「お互い仕事だの学業だので忙しかったですからね。雪菜は、雪上訓練でしか、スキーをする機会はなかったんでしょう?」
「そうだね。それも、もうずいぶんと前になるけど。二、三年前かなぁ」
スキーは、スポーツのみならず、雪上を移動するのに必要な技能でもあった。
獅子王機関は、戦闘集団でもあるので、いざというときのために雪山での戦いを想定した様々な訓練を積んでいる。概ね、十二歳から十四歳までに、毎年山篭りを経験する。
「姉さんは?」
「わたし?」
「任務、北のほうだったでしょ?」
直前まで、春菜はとある犯罪組織の捜査に加わっていたという。その組織の根拠地となっていたのが北海道の南側の都市一帯だったのだと、雪菜は聞いている。
春菜が任務の終了と共に島にやってきたときには、すでにあちらは大雪に見舞われており、大量の雪を、その肌で感じていたはずであった。
「雪は尋常じゃないくらいに降っていたのだけど、さすがにスキーを楽しむ余裕はなかったんですよね。本当に残念です。年明けには、別件に向かわなければならないのに」
「今度は、どこ?」
「それは、まだ内緒。秘匿性の高さは相変わらずですから」
秘匿性が高いということは、それだけ危険を伴うということでもある。公にできない、裏方の仕事なのかもしれない。姉が具体的にどのような仕事をしているのか、判然としないところではあるが、雪菜はただ姉を心配することしかできない。
「身体には気をつけてね」
「もちろん。この業界は身体が資本ですから」
春菜は力瘤を作って雪菜に見せる。
筋骨隆々というわけではないが、細身ながら強く、しなやかな身体つきをしているのが見て取れた。
「次はどこに行きましょうか。……アイスなんてどうでしょう。この気候なら、美味しくいただけるはず」
「アイスだったら、ここを真っ直ぐに行ったところに美味しいお店があるよ」
「実はわたし、チョコミントには目がないんですよね。北海道での任務の際にはエイティーンのチョコミントが数少ない癒しでした」
「北海道は真冬だよね、姉さん。氷点下の……」
直前に「この気候なら」と前提条件を付与していたのは、一体なんだったのか。
結局、春菜はどのような環境にあってもアイスをこよなく愛し、口にすることに悦びを感じるのであろう。
雪菜が案内したアイス屋は、本土から進出してきたチェーン店である。
アイスの専門店の悩みどころは冬の売り上げ低下であるが、常夏の島で、しかも人口も増えつつある絃神島は、彼らにしてみれば、まさに宝の島であった。
よって、最近になって資金力のある本土の資本が、島内進出を推し進めていたのである。
雪菜は店でブルーベリーのソフトクリームを、春菜はチョコミントの三段重ねを注文した。立ち歩いて食べるのでは行儀が悪い。二人はベンチに座って、夏の風物詩に舌鼓を打った。
「このブルーベリー、あまり甘くなくて、ちょうどいい。姉さんのは、どう?」
「スカッとする。うん、この草っぽい感じが病み付きになります」
「姉さん。もうちょっと表現を考えたほうがいいんじゃないかな……」
草っぽい、などという国語力を疑われる表現に、雪菜は呆れながら、春菜の食べる速さに目を点にした。
三段あったものが、すでに最後の一段になっていた。雪菜が目を離していたのは、ほんの僅かな時間だったにも拘らずだ。
「え、もうちょっと、味わって食べたほうがいいんじゃないかな?」
「美味しいものは新鮮なうちに食べたほうがいいじゃないですか。わたし、好きな物をがっつりいくタイプなんですよ」
「アイスに新鮮も何もないと思うよ。賞味期限だって、ないんだし」
「え、本当に?」
「知らなかったの?」
「あぁ、雪菜ちゃんに蔑まれてしまいました。おねえちゃん、割とマジでショック」
「さ、蔑むって、そんなことないし!」
雪菜が慌てて否定する。その隙を突いた春菜は、雪菜の手に握られたブルーベリーのソフトクリームを一口。
「あ!」
「ほんと、これも美味しい。チョコミントの上にブルーベリーのソフトクリームって手もあったのね」
「姉さん! 一口が大きすぎ!」
予想外の味に感心する春菜に雪菜が抗議の声を上げる。
じっくり楽しんでいた雪菜のソフトクリームは、春菜の一撃によって大きく削り取られていた。がっつりいく派の春菜は、人のものを摘む際にも大きくいくのだ。
「じゃあ、雪菜ちゃんにはこっち上げる」
そう言って、春菜は自分のアイスを差し出した。
「がっつりいっていいですよ」
「言ったね。姉さん」
雪菜の目が猛禽の如く細められ、そして口を開けて春菜のアイスを頬張った。結果、アイスを二分の一にまで抉り取ってしまった。
「わわ、それはちょっと」
「ひゃあ、ひたッ」
雪菜は目を瞑り、顔を歪める。
冷たいものを一気に食べたために、頭に鈍痛が奔ったのだ。
「言わんこっちゃない。そのまま飲むからそうなるんです。交感神経がびっくりしてしまったでしょう」
「どうして、姉さんのほうが食べてるのに」
「わたしは、ほら、アイスクリーム頭痛には慣れてますから」
「え、痛かったの!?」
頭痛を感じながら、チョコミントの味を常に口の中に感じるために、連続してアイスを頬張るとは、もはや呆れを通り越して尊敬してしまいそうになる。
「あ、ちなみにアイスクリーム頭痛って、ちゃんとした医学用語ですから」
などと、春菜は言いながら、最後の一口を食べてから、コーンを齧る。
「暁君も一緒に誘えばよかったですね」
食べ終わってから、一息ついて春菜が言った。
「だから、わたしもそう言ったのに」
「暁君も気を利かせてくれたんですよ。それに、彼には彼で予定が入っているんでしょう?」
「む……」
古城がここにいないのは、古城にも午後の予定があるからであった。
それが、浅葱や矢瀬との外出であると雪菜は知っていたので、内心では複雑であった。古城の交友関係に口出しすることはできないし、浅葱も矢瀬も信用できる人間である。浅葱に関しては、美人でしかも古城に好意を抱いているという点で、古城がよからぬことを働かないか心配ではあるが、古城の動向を監視する術が彼には仕込んである。雪菜が傍にいなくても、何かあれば伝わる仕掛けになっているのだ。
それは、普段から古城の傍にいられるわけではないからである。
学年が違えば、物理的に離れている時間は当然長くなる。
学校に潜入するとなれば、同じクラスになるのが最も相応しいが、一歳年下の雪菜にはそれが叶わなかった。そして、学校にいる時間は一日の大半である。それほど長い時間を、離れているのは監視者として問題がある。だからこそ、式神や魔術によって古城を監視するという行動に出ているのだ。
「ふぅん」
雪菜の表情を見た春菜は邪悪な笑みを浮かべた。
「何?」
「暁君が気になる?」
「えッ」
びく、と雪菜は身体を揺らした。
「それは、わたしは先輩の監視役ですから。本来は、時間の限り先輩を見張る必要があります」
「そういうことじゃないんですけどね。ほら、暁君が例えば恋人とかを作ったとして、雪菜はひたすら監視し続けることになるじゃない?」
「せ、先輩が恋人なんて、そんな……」
否定しようとして、言葉尻が小さくなった。
真っ先に脳裏に浮かんだのは、浅葱であった。他にも夏音や紗矢華など、古城に身近な少女は多い。古城が血を吸ったのは、雪菜だけに限らないし、彼に好意を抱いているのが明らかな女性にも心当たりがある。その誰かと、正式に古城が付き合い始めたとして、雪菜はどうするのか。
雪菜は、自分でも知らないうちにコーンの包み紙を握り締めていた。
「……でも、わたしは監視役ですから」
「職務には忠実に。うん、それも大切なのですけどね。まったく、人の恋愛を観察することほどつまらない仕事はないですよ。これ、経験談」
「経験談ですか」
「前に一年くらい受け持ってた監視任務。絶望的につまらなかったんですよね。なんでしょう。こう、絶望するんですよね」
何が、絶望するのか。詳しくは聞けなかった。春菜が言っているのは、恐らくはジョークであり、言うほど深刻なものではなかったのであろう。彼女の口調に重いものはない。だが、それを自分に置き換えたとき、雪菜の胸に押し寄せたのは苛立ちと恐怖であった。
古城が誰かと付き合い始めたとき、彼の隣には雪菜はいない。
常識的に判断して、雪菜がこれまで通りに古城と接することはできなくなるだろう。古城は、朴念仁だからいいとしても相手の女性が雪菜を認めない。それは、恋愛経験がない雪菜でも容易に想像できることであり、だからこそ、古城からは今まで以上に距離を取って、本当に観察しているだけの生活になってしまうだろう。
不愉快だった。とにかく、古城が女性と仲睦まじく道を歩き、買い物をし、そして、部屋に連れ込むといった場面を想像してしまい、吐き気すら催す不快感を覚えた。
「人の恋愛をじっと眺めているのは、確かに不快かな。これが、女子の友だちとかなら笑い話にでもなるんだけど」
「そっちに行きますかー……」
苦笑する春菜は、乱暴に雪菜の頭を撫でる。
「わ、何するの!」
「ふふーん、別になんでもないですよ」
仲睦まじい姉妹の様子に、道行く人はついつい振り返る。二人の類希なあまりにも整いすぎた容姿が原因であった。それは、浮世離れしたとも形容されるほどのもので、それ故に声をかけようにもかけられないといった状況になっていた。
「なんだか、視線を感じます……やっぱり、姉さんが変なことをするから、……わたしまで変な人だと思われたらどうするの」
「雪菜ちゃんは、昔から天然入ってますから、どちらかといえばすでに変な人の仲間なんですけどね」
「天、然?」
姉にまで言われた。
凪沙をはじめとする友人たちにも以前同じようなことを言われたが、姉にまで天然などという不名誉な評価をされるとは思っていなかった。雪菜は、しっかりものだという自負があるだけに、こうした評価には愕然とする。
「じゃあ、次、いきましょうか。暁君たちと合流するまではまだ時間があるし、旅行自慢ができるくらいに、遊びまわらないと正月休みがもったいない」
春菜はコーンの保護紙を丸めてポケットに押し込み、ベンチを立った。
雪菜は春菜に続いて立ち上がった。
「姉さん。次、どこに行くつもりなの?」
「さあ、どうしましょうか」
「どうしましょうって」
「じゃあ、あそこのゲームセンターにしましょう」
適当に目に付いた場所を指差したのだろう。
「あ、あそこ」
雪菜は見覚えのあるゲームセンターを見て、一瞬だけ固まった。
「あら、行ったことあるんですか?」
「うん。前に一度」
「意外」
春菜は雪菜がゲームセンターに行ったことがあるというのが、イメージと合わずに目を白黒させた。雪菜自身も、そこまでゲームに興味があるわけではない。ただ、監視対象の第四真祖につれられて訪れただけであり、最初の事件に巻き込まれるきっかけにもなった場所だ。遊んだのは一度きりだが、そういう意味では思い入れがあった。
「行ったことがあるのならちょうどいいですね。お金はわたしが持つので、パーと遊んでしまいましょう!」
「え、あ、ちょっと」
春菜はギグケースを背負い直した雪菜の手を引いて、半ば強引に雪菜をゲームセンターに連れ込んだのであった。
□
「お、来たか。いつも通り遅れるんじゃねえかと思ったんだけどな」
「時間通りに来たのに、なんでがっかりされてんだ俺は」
待ち合わせ場所にやってきた古城は、矢瀬のあんまりな言い様に不機嫌そうに返す。
「古城さん、こんにちは!」
「おう、結瞳。元気してたか」
飛び跳ねるような勢いで、古城に挨拶をしてきた結瞳に古城は手を挙げて挨拶を返した。
「時間通りって言っても時間ぴったりってのはどうかと思うわよ。五分前行動は基本でしょ」
結瞳の隣に立って手を組んでいた浅葱がそんな憎まれ口を言う。
「あんたが最後っていうのは、割といつも通りよね」
「悪かったな。炎天下で待たせちまってよ」
「結瞳ちゃんだって大変だったのにね」
「え、いえ。そんなことはないですよ!」
「ほら、浅葱。結瞳坊を見習えって」
矢瀬がからかうように結瞳を指差す。
その指を、結瞳が掴んで、あらぬ方向に捻じ曲げた。
「痛て、こら、なにすんだ!」
「変な呼び方しないでくださいって言ってるじゃないですか」
結瞳は書類上は矢瀬家に保護されている。よって、学生寮が閉まっている年末年始は、矢瀬家で生活しているのだ。矢瀬の兄が、結瞳の世話をするはずもなく、必然的に基樹が結瞳の面倒を見ているのだが、二人の仲は、さほど良好ではない。
「たく、このガキ」
「あんたが悪いでしょ、今のは」
顔を顰めて手を振る矢瀬を浅葱がため息混じりで嗜める。
「だからって、指ここまで曲げるか? ここまで来たんだぞ?」
矢瀬は、結瞳の暴力によって自分の指がいかに限界間際まで曲げられていたのかをアピールする。
「古城さんは、どう思います?」
「そりゃ、コイツが悪い」
結瞳に尋ねられたので、古城は迷うことなく悪友を指差した。
「ですよね」
「こじょ、お前までか。俺とお前の友情はどうしたんだよ」
「あー。はいはい、友情友情」
大袈裟な反応を示す基樹に古城は鬱陶しそうに対応する。
古城のそっけない態度に、基樹はあからさまに舌打ちをして不平を示した。
「あれ、それよし古城。あんた、姫柊さんどうしたのよ」
浅葱が、古城に言う。
それに続いて、基樹や結瞳も首をかしげて古城を見た。
「あいつなら、今いねえよ」
「いない? 四六時中一緒にいるようなお前らが?」
「いや、別に四六時中一緒にいねえよ」
古城は否定するが、実際学校以外のところでは、古城と雪菜はよく一緒にいる。登下校も一緒で、追試にまで同伴するという具合なので、矢瀬の意見は必ずしも的外れではない。
「あんた、姫柊さんに失礼なことしたんじゃないでしょうね?」
「なんでそうなる! 別に俺が何かしたわけじゃねえよ!」
雪菜が一緒にいるとからかいの対象になり、一緒にいないとどういうわけか古城が雪菜に何かしたのではないかと疑われる。くっ付いてくるのは雪菜のほうなのに、どういうわけだと古城は内心でへそを曲げる。
「だけどよ、本当に姫柊ちゃんがいないのって珍しいじゃねえか。何か用事でもあったのか?」
「アイツの姉貴が来てんだよ。それで、島を案内してんだ」
「姉? 姫柊さん、お姉さんがいたんだ」
浅葱が意外そうにしている。古城も、そんな話は聞いていなかったので、浅葱の気持ちも分かる。
「ああ、春菜って人だ。同い年くらい、少し年上にも見えたか……?」
「美人?」
「なんだそれ」
「いいから」
浅葱が妙に強い口調で言ってくるので、古城は反応に困った。
「まあ、あれだ。姫柊を少し成長させたような感じだ」
「姫柊さんを? それ、要するに超美人ってことじゃないの」
浅葱が絶句する。
姫柊が、見惚れるほどの美少女なのだ。それをそのまま成長させ、さらには姉属性まで完備するとなれば、それは脅威となりうる。
「別にこっちで生活するわけじゃないんだろ?」
「ああ、二日までこっちにいて、三日には帰るってよ」
春菜はあくまでも雪菜に会いに来ただけだ。もう少し島で過ごすつもりのようだが、休みが終わる前には島を離れなければならない。
「だってさ。よかったじゃないか、浅葱。それに結瞳坊もな……いでッ」
浅葱と結瞳の鋭い肘撃ちを受けて、矢瀬は悶絶した。
「く、……まあ、姫柊ちゃんのお姉さんか。是非一度お近づきになっておきたいもんだ。後で合流するんだろ? なあ、古城」
「ああ。つっても、夜の花火の時くらいじゃないか。向こうから連絡が来れば、もっと早くにってこともあるけどな」
姫柊姉妹が今どこを巡っているか分からない。もしかしたら、これから行く先にいる可能性もある。後で一緒に花火を見ようとはいったものの、こちらから今すぐに合流しようとは言わないことにしていた。
「姉妹水入らずに水は差さないってこと?」
「まあな。何でも、二年ぶりくらいだっていうからな」
「二年か。それは、また」
浅葱は思案げな顔をする。
雪菜が特務機関の人間であることは、すでに浅葱も知っている。よって、その姉に当たる春菜が、同じ組織の一員であろうとは予想できるだろう。しかし、実の妹と二年近くも会えないというのは、それだけ組織から与えられた仕事が忙しかったからなのだろうか。
「そっか、考えてみたら姫柊さんだって上に言われてこの島に来てるんだもんね」
浅葱が呟くと、基樹がそちらを向いた。
「なんか言ったか、浅葱」
「なんでもない。あんたは、気にせずその辺でも見てなさい」
「ひでえ、言い回し。俺の扱い酷くないか、さっきから!?」
「いや、矢瀬。同情するわ」
古城が上手い具合に乗っかる。
先ほどからかわれた鬱憤を晴らすかのような邪悪な笑みであった。
「で、まずはどこに行くんだ?」
古城は、話を強引に変えるかのように唐突に浅葱に尋ねた。