【本編完結】羅浮に吹く旋風   作:サツキタロオ

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次回作は多分スタレじゃないかもしれないです。


episode.15:豊穣の星神

 

「!」

秋織が空を見上げると、そこから何か嫌な気配がした。

「…雲璃、何か来るぞ。」

「え!」

すると、光のゲートが開いて秋織達の前に現れた。

「何か来るぞ!」

秋織と雲璃が剣を構えると、光から十蔵が現れる。

「ついにこの時が来た。」

「十蔵!」

十蔵は刀を構えて秋織に向ける。

秋織も刀を構えて立ち向かう。刀同士の殺陣が続き、その周囲に飛ぶ斬撃は近づく事を許さないようだった。

「くっ…!」

秋織は全身からオーラを解き放って獣化する。

「…獣の力…なるほど、面白い。」

十蔵は刀を構えて再び立つ。

秋織は黙ったまま刀を構える。

「雲璃、お前の刀しっかり使わせてもらうぞ。」

「…!う、うん!」

秋織は刀にエネルギーを収束させて、形状を変化させた。

「…何?」

「行くぜ!」

秋織は突撃してそのまま連続で攻撃を仕掛けていく。

十蔵はその攻撃を掠めるも、その一撃はかなりの痛手を負った。

「この獣の力…!完全に使いこなしているというのか!?」

「オラッ!」

蹴りを入れて十蔵を蹴り飛ばす秋織。

そのまま刀を再び構え、刺突を仕掛ける秋織。

「チッ…!」

十蔵はギリギリで構えて刀を掠める。

しかし、十蔵の刀は粉々に砕けてしまった。

「…駄目だったか…!?」

「くそっ…」

十蔵は後ろに下がって構えを取り直す。

しかし、刀が折れた十蔵にとってはこれ以上の戦闘は自殺行為と判断した。

「…見事だな秋織。ここは引かせてもらおう。」

「何!?」

 

「…この先、この戦いを仕掛けてきた者が居る。どうするかはお前次第だ…」

十蔵はそう言ってその場から消えてしまった。

「…あいつ逃げたのか…?」

「さあ…」

雲璃は大剣を地面に突き刺して秋織に近づく。

そのまま光のゲートを二人で眺めていた。

「どうする?」

「みんなを連れて来よう。」

そうして秋織達は秋作を呼んだ。

 

「その先に、何があるんだ?」

「さあ…でも、十蔵の言ってた"戦いを仕掛けてきた者"って奴が居るのは確かかもしれない。」

「…なるほど、よし。今すぐ行ってみよう。」

秋作が言うと、総員頷いた。

秋織達は武器を手に持つ。

 

「じゃあ秋織、行ってみよう!」

秋織と雲璃はそのまま獣化してゲート先を潜った。

二人は光に包まれ、そのまま登って行った。

 

「本当に行くの〜?」

ビビる素裳。剣を持つ手が少し震えている様子だった。

「行くしかないだろ。」

秋作は斧槍を構え直してそのままゲートに立ってそのまま登って行った。

「………もー!こうなったら行くしかないよね!」

素裳もそのままゲートに入った。

 

「…行きますよ。」

「う、うん!」

秋俊と桂乃芬も、ゲートの先に入って登って行った。

 

「……将軍。行ってきます!」

彦卿は後ろを向いた後、そのまま前を向いてゲートに足を運んだ。

 

……………………

 

秋織達はそのまま天を登っていき、とある光の空間にやってきた。

『ようこそ人類。お待ちしておりました。』

「!?」

秋織達が声の方を向く。

そこには、大きな姿をした複数の手を持った女性のような存在が居た。

 

「あれは!」

「……豊穣の星神『薬師!』」

 

豊穣の星神である薬師が、秋織達を出迎えてきた。

 




もう最終回の勢い。
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