犯罪のことが大大大大大嫌いな1人の執事   作:鳩胸な鴨

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供養。

怪盗キッドがモンスターの地雷でタップダンスしてしまい、可哀想な目に遭う話です。

あとがきを追加しました

ちょっと修正しました


怪盗キッドvsモンスターズ

1.花園家執事長

ブチ殺すぞ盗人がよ

 

2.名無しの転生者

わぁ、いきなり殺意高い…

 

3.名無しの転生者

盗人って誰だよ。候補多すぎてわかんねーよお前んとこの場合

 

4.名無しの転生者

怪盗キッドならぬ怪盗ハットとかいうパチモンもいる世界やしなぁ…

 

5.名無しの転生者

治安悪っ

 

6.名無しの転生者

>5 メロンパンでフリスビーして遊んでてぶつかった8歳のガキ(本当は18歳)にキレ散らかすカスがいる世界だから

 

7.名無しの転生者

やっぱ転生者がいる世界はどこも治安終わってんだな…

 

8.名無しの転生者

んで、盗人って誰?(二度目)

 

9.花園家執事長

怪盗キッド

 

10.名無しの転生者

まあ、薄々わかってた

 

11.名無しの転生者

なにしたんだよあいつ。思い出の品でもターゲットにしたんか?

 

12.花園家執事長

>11 それ。だからキレてる

 

13.名無しの転生者

あっ、そうなんだ…

 

14.名無しの転生者

どんな宝石なん?

 

15.花園家執事長

ダイヤモンドの指輪。「死ぬ前に思い出を作りたい」って弟が珍しくわがまま言ってな。調子がいい日に擬似的な結婚式した時に使ったやつ。義妹も弟以外に着けさせる気はもちろん、触らせるつもりもない品やで。恋太郎くんも知らんと思うぞ

 

16.名無しの転生者

ビックジュエルじゃなくね?

 

17.花園家執事長

装飾の方がなんかあるみたいでな。前の怪盗キッドが盗みに来たことがあるんやが、なんとか追い返したわ

 

18.名無しの転生者

あー…

 

19.名無しの転生者

あの血族、揃って親父超えを目標にしてる節あるからなぁ…

 

20.名無しの転生者

先代キッドが盗らずに引き返したの、事情をなんとなく察したからやろ

 

21.名無しの転生者

知らずに地雷踏むのはコナン世界あるある

 

22.名無しの転生者

大丈夫?勢い余ってキッド捕まったりしない?

 

23.花園家執事長

捕まえるわタコ。弟の思い出に気安く触れるんじゃねぇ

 

24.名無しの転生者

だから怖いんだって

 

25.名無しの転生者

詰みポイント増えるだけだから捕まえん方がええぞ。いや、運命力が強すぎて捕まらんけど

 

26.花園家執事長

じゃ何か?あの思い出をアイツに盗られろってか?あの結婚式はな、弟が最後に外に出れた日だったんだぞ

 

27.名無しの転生者

そ、そうは言ってないけど…

 

28.名無しの転生者

ダメだこれ。キッドに100非があるせいでこれっぽっちも擁護できねぇ

 

29.名無しの転生者

そりゃキレる。誰だってキレる。俺だってキレる

 

30.名無しの転生者

事情語ったらなんとかなりませんか…?

 

31.花園家執事長

なったら苦労しねぇんだよ。それで止まったことあったか?

 

32.名無しの転生者

あったかも知れんが、基本的には止まらんな…

 

33.名無しの転生者

一回盗んで返すはやりそうやが

 

34.花園家執事長

それで許せるとでも?

 

35.名無しの転生者

……ませんね、はい

 

36.名無しの転生者

キッドにも事情があるって擁護したい気持ちはあるが、こればっかりはなぁ…

 

37.名無しの転生者

そもそもその装飾には何が隠されてるん?

 

38.花園家執事長

大したモンじゃないぞ。「今は全焼してなーんも残ってない寺の奥にすんごい絵がありましたよー」みたいなバカしょーもない暗号やった

 

39.名無しの転生者

あ、解き明かしてはいるのね

 

40.名無しの転生者

コナンらしい「解いても大して意味ないよ。何こんなんにマジになって人生台無しにしてんの?バカなの?」的な謎でしたと…

 

41.名無しの転生者

「この景色が宝物です」で人生無駄にした奴おったなぁ

 

42.名無しの転生者

保管してるとこが燃えてるんなら残ってるわけないわな

 

43.名無しの転生者

それを伝えたところで果たして信じるかよ

 

44.名無しの転生者

自分で確認せん限りは諦めんやろうなぁ

 

45.花園家執事長

諦めさせる方法なんかない?

 

46.名無しの転生者

コナンに指輪の秘密を明かしたら?一応繋がりあるんやし

 

47.名無しの転生者

キッドキラーとか言われてるから、そこからこじつけて呼んだらなんとかなる可能性が微レ存

 

48.名無しの転生者

盗まれて返されたケースがほとんどじゃなかった?

 

49.花園家執事長

悪いが、見た目は子供頭脳は大人にはあんま期待してない。あの盗人が指輪に触れず、死ぬまで手を出さないと思わせるのが勝利条件

 

50.名無しの転生者

無茶振りがすぎるけど、なぜだろう。こいつならやるというスゴみしか感じないのは

 

51.名無しの転生者

文字列からして「どうせ返ってくるんだからよくね」なんて言ったら殺しにくるオーラしてるわ…

 

52.花園家執事長

>51 よくわかったな

 

53.名無しの転生者

怖っ

 

54.名無しの転生者

悲しきモンスターすぎる

 

55.名無しの転生者

つっても割と無理ゲーでは?いくらセキュリティしっかりしてるとはいえ、これまでの鬼畜セキリュティのほぼ全てを突破した実績があるんやし

 

56.名無しの転生者

変装の達人ってのも厄介なんよな。金持ちの屋敷ってめちゃくちゃ人おるし

 

57.名無しの転生者

それに加えて警察まで来るからなぁ…

 

58.花園家執事長

そもそも来ないように仕向けるのはどうあがいても無理くさいと

 

59.名無しの転生者

まあ、そうなるわな

 

60.名無しの転生者

予告出したら絶対に行くからな、あいつ

 

61.名無しの転生者

コナン世界に転生したやつの掲示板見たけど、どこも事前に阻止できたケースないぞ。そこだけは妥協しろ

 

62.花園家執事長

ほーん

 

63.名無しの転生者

あっ

 

64.名無しの転生者

よくないスイッチ入った音したぞ(幻聴)

 

65.名無しの転生者

>62 この3文字をこんなに恐ろしく感じたことないんやが

 

66.花園家執事長

どうあがいても入ってくるというなら仕方ない。歓迎してやることにするわ

 

67.名無しの転生者

歓迎で済みますか…?(小声)

 

68.名無しの転生者

まあ、このケースだと悪いのキッドだし…

 

69.名無しの転生者

無知は罪ってソクラテスも言ってた

 

70.名無しの転生者

>69 そもそも人のもの盗むこと自体罪なんですがそれは

 

71.名無しの転生者

逃げて。キッド、超逃げて

 

♦︎♦︎♦︎♦︎

 

「待たんかいコソ泥ゴラァ!!!」

「ブッ殺ゔぎぐがごががぁぁあっ!!!」

「3階の窓と扉を全封鎖!!

蟻の子1匹通さないでちょうだい!!」

「いぃいいいっ!?!?」

 

怪盗キッドは人生最大の危機を目の前にして、みっともない叫び声をあげていた。

今まで怒りを浴びてきたことは多々あった。時には銃弾の雨に晒されたことだってある。

だがしかし、そのどれも、ここまで殺意をむき出しにしたものではなかった。

 

絶えず放たれる怒気のせいだろうか。

観察してた時は穏やかに見えていた男2人が、およそ人間のものとは思えない、黒い影に覆われた怪物に変わっているような気さえする。

 

度肝を抜いたのはそれだけではない。

侵入して3秒で正体を見破られたのだ。

 

─────おい。芽衣をどこにやった?

 

─────偽物ォ!!芽衣さんに何をした殺すぞ!!

 

─────そう。芽衣に手を出したのね。

 

変装は完璧だった筈なのだ。

それなのに、一目見ただけでモンスターたちはその正体を容易く看破した。

そこからはもう地獄絵図。あらかじめ用意していたであろうボールを、人の骨が簡単に砕けるような速度で投げ始めたのだ。

しかも、わざと外すような遠慮もなしで。

流石に急所は狙われていないものの、当たれば動けなくなるのは確実。

それほどまでに屋敷の主人である花園 羽々里や、その身内の怒りは凄まじく、確実に捕まえるという意思を持ってキッドの進路を潰していく。

そんな恐怖を振り払うよう、キッドは必死になって彼らに叫ぶ。

 

「ちょっ、ちょちょちょっ、殺意高い殺意高い殺意高い!!」

「安心なさい。投げているのは、幼児向けのスポンジボールよ」

「速度考えろォ!!当たったら死ねる速さだからァ!!」

「「「むしろ死ねェェエエエッ!!!!」」」

「ぎゃぁああああああっ!?!?」

 

モンスターたちの怒号により、一層球速が増す。それはもはや球ではなく、弾だった。

 

「あの指輪はなァ!!若くして死んだ私の弟が、奥様との愛の証を遺すため、無理を押して外に出た最後の思い出が詰まった品なんだぞ!!!それをそれをそれをそれをぉごががぎがごがぁががががぁああああああっ!!!!」

「羽々里さんの思い出を奪おうとした挙句、芽衣さんにまで手を出しやがって!!絶対に許ざがぁぎがごがぁあああっ!!!」

「よくも私の宝物を辱めるような真似してくれたわね!?必ずブタ箱にぶち込んでやるから覚悟なさい!!!」

「ちょっ、わ、わかった、わかったから!!

そういう触れにくい事情があるってんだったらもう二度と盗まねーって約束するから!!」

「「「信じられるかァ!!!!」」」

「ですよねーーーーーーーッ!!!!!」

 

さらに苛烈になるスポンジボールの弾幕に叫び、必死こいて廊下を駆けずり回るキッド。

その背を追いかけるバケモノたちを前に、キッドキラーとして呼び出されていたコナンは引き攣った笑みを浮かべた。

 

「………あのさ、ボクが呼ばれた意味あった?」

『"いざって時は止めてくれ"「ということかと」』

「止めて止まるの、あれ?」

「不可能。でも、再犯防止には効率的」

「だろうね」

 

♦︎♦︎♦︎♦︎

 

98.花園家執事長

くそっ、逃したわ

 

99.名無しの転生者

運命力ってすごい

 

100.名無しの転生者

それな




怪盗キッド…今回の被害者。狙うターゲット全てが特大の地雷原だったとかいう天文学的不運に見舞われた。その後、なんやかんや無傷で逃げられたらしい。ギャグ補正ってすごいね。

銘戸 芽衣…恋太郎が誇る「彼女」。花園家のメイド。笑顔が顔面に張り付いてしまい、よほどのことがないと目を開けないこと以外はハイスペックで、命令されると更にバフがかかる。本誌に載せられないクソ重たい過去持ち。今回は命令バフがかかってない段階で眠らされた。起きた時には全てが終わっていてちょっぴり落ち込んだ。
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