プロジェクトインフィニティ   作:公平

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終戦。そして戦いの始まり

太平洋戦争。物語はそこまで遡る

少年兵だったある男は15歳にて零戦のパイロットの

エースとなった。彼は白い悪魔と呼ばれ

恐れられていた。

だがその白い悪魔も無敵ではなかった。

 

白い悪魔と恐れられていた白いカラーリングの

零戦は海の彼方へと消えた。しかしパイロットは

生きていた。パイロットは島の人に助けられた。

その島には空から降ってきたという

巨人像を守り神として祀っていた。

白く武者のような18mほどの巨人だった。

 

それからまもなくして終戦を迎えた。日本は

敗戦国となったがそれから復興したのだった。

しかしこの復興を妨げたものがいた。

終戦から数年後

立花という青年がいた。

立花はこの頃自転車店の経営をしていた。

彼はムラマツという元軍人の青年とも仲が良かった。

彼はある声を聞く。

 

(助けてください! 誰か!)

 

立花は声の元へ行く。そこには犬がなにかに吠えていた。

犬を追い払う立花。そこには小さい双子の女の子の人形が

あった。いや、それは生きていた。

 

(助けてくれてありがとうございます)

 

「人形が喋った!」

 

(私たちはあなたたちと同じ生き物です。

それに喋ってるのではなくテレパシーで

あなたの心に伝えてるのです)

 

立花は小さな双子の女性に驚いていた。

 

「君たちはピクシーか?」

 

(ピクシー)

 

「絵本とかに出る妖精だよ。イメージもあってるし」

 

(確かに妖精というものかもしれませんね。

人々は私たちを巫女として崇めています)

 

「巫女?」

 

(私たちはインファント島という島にいました。

しかし見世物として連れてこられたのです。

これも縁です。どうか私たちを島まで連れて帰って

ください。でないと災いが起きます)

 

 

「災い?」

 

(私たちの守り神は普段は温厚ですが

私たちを戻しに来ます。そうすればこの国に

膨大な被害が起きる。そう予言したのです)

 

立花は2人の美女の言葉にとまどっていた。

 

「待ってくれよ。その話がほんとだとして

俺にはそんな聞いたことない島には連れてけないよ。

でも知り合いに頼めば大丈夫かも。

そいつはきっと君たちの事も秘密にしてくれると

思うし」

 

(ありがとうございます!)

 

立花は小さな2人の美女に礼を言われ照れていた。

すぐさま電話をしようとするが美女たちに聞く。

 

「そういえばまだ名前聞いてなかったね」

 

(名前?私たちは巫女と呼ばれてます)

 

「それだと漠然しないな。小美人と呼ばせてもらうよ」

 

(小美人?)

「気に入らなかったかい?」

 

(いえ、むしろ嬉しいです。素敵なお名前です

 

小美人の名前に喜ぶ2人。立花はムラマツに電話し

小美人のことを相談した。そしてムラマツの所へ

尋ねる。

 

「事情はわかった。彼女たちをその島まで送ればいいんだね

わかった。何とかしてみるよ」

 

「ありがとう、ムラマツさん。お礼はそのうち」

 

「今度飲みを奢ってくれればそれでいいさ。

しかし彼女たちのことは上には言わない方が

いいな。彼女たちをなにかに利用しそうだ」

すると小美人はムラマツに話す。

 

(私たちはいい人、悪い人を見分けられます。

あなた方はいい人だ。信頼できます)

 

「ありがとう。君たちは私が責任をもって

インファント島まで送るよ」

 

ムラマツは2人に約束した。すると地震が起きる。

 

「なんだ?」

 

(これは災い!)

 

小美人たちは察知する。

 

「これが君たちの言う災いか?」

 

(これはモスラではありません。もっとすごいなにかが!)

 

「モスラ?」

 

(私たちの島の守り神です。これは災いの神による

ものです)

 

立花は災いの神という言葉に引っかかる。

ラジオからニュースが流れた。

 

 

「東京湾に大きな恐竜が現れました。

みなさん逃げてください。只今国から避難するように

言われました」

 

 

立花たちは外を見た。

遠くからだが確かに恐竜が見えた。

姿は大きく黒い体にステゴザウルスのような背中

を持つティラノザウルスのような恐竜だった。

 

ムラマツはそれを見て言う。

 

「あれは恐竜とは言えないな。怪獣だ」

 

「怪獣?」

 

「ああ。恐竜よりもすごい力を持つという意味で

今つけた」

 

立花は小美人に聞く。

 

「あれがモスラか?」

 

(いえ、あれは災いの神ゴジラです)

 

「ゴジラ? 」

 

(古来 、モスラと戦った恐ろしい神です。

あいつを近づけては行けない!)

 

ゴジラは 東京の街に上陸した。

歩くゴジラ。これを見た小美人は歌い始めた。

 

 

「こんな時に歌なんて!」

 

ムラマツは言うが立花が止める。

 

「彼女たちはインファント島の巫女だ。

これはきっとなにかの儀式だ」

 

その最中ゴジラは街へ進む。国や民はパニックになる。

軍が出動するがゴジラの進撃は止まらなかった。

 

そんな中インファント島では小美人の歌に応え

大きな卵が孵化する。大きな芋虫が顔を出した。

巨大芋虫は日本へ向かった。

見た目とは裏腹に素早いスピードで泳いでいった。

 

 

ゴジラは進撃を続ける。東京の街を歩き建物は壊れる。

国はこれを災害とした。

ゴジラは放射熱線を吐く。あたりの建物は溶ける。

多くの人や建物が犠牲になるこの状況は

戦後復興したばかりの日本には大打撃だった。

ゴジラは国会議事堂を目指した。

その最中空から何かがゴジラに向かってきた。

 

「なんだあれは!」

 

何かが降りてきてゴジラを切りつけた。

その姿は白い鎧武者のような姿だった。

大きさは18メートル。ゴジラより小さかった。

その鎧武者の巨人はゴジラに挑む。

ゴジラより小さく小回りがきいており

ゴジラは苦戦する。

立花は小美人に聞く。

 

「あれがモスラなのか?」

 

(いえ、違います! あれはあなたがたの兵器では

ないのですか?)

 

ムラマツは白い鎧武者巨人の動きを見て

あることに気づく。

「あいつ、ゴジラを海に誘導している!」

 

白い鎧武者はゴジラを誘導していた。

ゴジラは放射熱線を吐く。鎧武者は盾で防ぐ。

盾は溶けかけていた。

 

ゴジラは海に戻っていた。しかし鎧武者への攻撃は

やまない。その時である。海から粘着性のある糸が

ゴジラに絡みついた。

ゴジラは放射熱線を吐くのをやめた。

ゴジラは抵抗するが糸は絡みつきやがて

ゴジラの動きは止まった。

鎧武者は少し溶けてる箇所があったが無事だった。

 

糸が絡んだゴジラは海に沈んでいった。

海から巨大芋虫が顔を出す。小美人は喜びながら言う。

 

(モスラ! 来てくれたのですね!)

 

「あれがモスラ! まるで昆虫のイモムシだな」

(早く私たちをモスラの元へ連れていってください。

今度はモスラが街に来てしまいます)

 

「わかった」

幼虫モスラは小美人により上陸せず海辺で待っていた。

人々はカメラで写真を撮っていた。

マスコミたちは警察にとめられていた。

 

立花は車でモスラのところまで向かっていた。

小美人はモスラに乗っかった。

 

「これから海を渡るの?大丈夫?」

 

(私たちのことは心配しないでください。立花さん

あなたのことは忘れません)

小美人のふたりは立花の頬にキスをした。

立花は照れる。

小美人はモスラに乗り幼虫モスラは沈まないように

泳いで帰って行った。

 

マスコミたちは幼虫モスラを追いかけるが

既に島へ向かっていった後だった。

 

立花は無事に帰っていく小美人たちと幼虫モスラを

見て安心していた。

一方ムラマツはあることに気がかりだった。

 

(あの巨人の動き、まさかあいつか!)

 

ムラマツは元軍人であった。そして島での戦いで

撃沈した零戦のパイロットとも友人だった。

 

(あの動きはあの男しかできないはずだ。

アムロ、まさか生きてるのか?)

 

 

 

 

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