プロジェクトインフィニティ   作:公平

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怪獣支配下作戦

ジェロニモンという怪獣がいる。この怪獣は怪獣を復活させることがてきるようだ。この怪獣を捕まえることによって

怪獣は不死身の存在になると地球防衛軍のお偉いさんたちは

考えた。

だが最終目標はゴジラの捕獲だった。

 

怪獣支配下計画始動から3ヶ月。

怪獣達は着々と怪獣島へ集約されて行った。

怪獣島のスペースや怪獣の逃亡、環境に合わず死亡する例

なども見られるがメフィラス星人の提供した技術にて

それらは解決して行った。怪獣たちは人々の支配下となり

全国の怪獣被害は減少していった。

なおここで言う怪獣島は前回レッドキングがでた島ではなく

地球防衛軍が整備して作り直した新たな島である。

 

シャアの部隊は科特隊と共同で作業をしていた。

バリブルーンは怪獣を誘導し、取り押さえ怪獣島に閉じ込めた。

ザクで誘導するマチュはバリブルーンに乗っていたゴレンジャー達に言う。

 

「ほらおじさんたち早く行って」

「誰が!おじさんだ!」

 

アカレンジャーは少し怒るがキレンジャーがなだめた。

 

この時シャアとアムロは会っていた。

 

「君が白い悪魔かね?」

 

「あなたは赤い彗星ですか? あんなあからさまな機体に

乗って」

 

「お互い敵同士だったが今では味方の仲だ

お互い世界のために頑張ろう」

 

アムロは納得いかないところもあったが

シャアと握手をする。

 

カミーユは陸戦型ガンダムに乗りながら彼らを見ていた。

 

「あれが白い悪魔と呼ばれたアムロ・レイ」

 

するとハヤタがカミーユに連絡をする。

 

「カミーユ君、手が止まってるぞ」

 

「すみません!」

 

カミーユはハヤタのジェットビートルと共に怪獣の誘導、捕獲をしていた。

 

ジェットビートルに同席した本郷がいう。

 

「怪獣相手では僕が変身しても意味が無いわけか」

 

「そんなことは無いぞ本郷くん。ピグモンのような

大きさの怪獣もいるしな。

それにヒーローの力を使わないというのは

ある意味平和なことじゃないのか?」

 

「それもそうですね」

 

2人は笑顔を見せていた。何もトラブルがなく

怪獣島を作っていく中レビル将軍の言葉に

ムラマツは激しく反対をした。

 

「馬鹿な!我々はジェロニモンを捉えることが最終目的の

はずだゴジラを捉えるのだとバカすぎる!」

 

「貴様! 将軍に何を!」

 

レビルの腹心ティアンムはムラマツに怒るがレビルは止めた。

 

「落ち着いてくれムラマツ君。確かに怪獣を復活させる

ジェロニモンを捕らえるのが最終目的だ。

だがゴジラほど強い怪獣は他に居ない。

ゴジラを捕らえれば災害はゼロとなる。

最強の戦力も我がものにすれば地球は守られる」

 

「しかし、ゴジラは多くの街を破壊した存在。

厄災とも呼ばれている。我々の調査では

かなりの生命力を持つとされてるのですよ」

 

「ムラマツ君、だからこそ欲しいのだ。ゴジラが」

するとムラマツはあることを思い出す。

 

「私はゴジラが最初にこの日本に上陸するのを

見たもののひとりです。確か水爆により

元からいた恐竜が異変したと聞きました。

となると怪獣関連の出来事はそれらを指示した

軍部の方々の仕業ではないですか?

元々は人間が背負った罪を人間自身が揉み消そうとしてる

そう私は思うのですが」

 

「なるほど、ムラマツ君は我々が犯したミスを

自分自身で消す。それが今回の怪獣支配下計画だと?」

 

「表では平和維持のためですが実際はそうではないですか!」

 

ムラマツはそう言うがティアンムが怒鳴る。

 

「一兵士がそんなことを言うもんじゃない!

科特隊は特別な扱いだがそれ以上何か言うと

謹慎にするぞ!」

 

ムラマツは逆らえず。それ以上は言えなかった。

謝罪し退室したムラマツ。ムラマツの言葉にレビルは

考えた。

 

「人間が行ったことに怒り怪獣が現れた。

そして怪獣に人間が立ち向かう。

元は人間が原因なことなのにまるで人間が被害者と

我々は思っていたわけか」

 

そんな中、科特隊とシャアの舞台は引き続き怪獣島への

怪獣誘導を続けていた。

 

そんな中ゴジラ捕獲プロジェクトの一報が現場の人間に伝わる。アムロは第一にそのことに異論を唱える。

 

「俺たちの任務はジェロニモンを捕らえることのはずだ!

ジェロニモンさえ強いのにゴジラを捕らえることなんて

できない!」

 

科特隊は過去にジェロニモンを捕らえる試みをしたがかなり強かった。ウルトラマンも苦戦し捕まえるのはかなり難しかった。

シャアはアムロの言葉に言う。

 

「アムロ君。上からの命令だ。最初は未熟だったカミーユ君、アマテ君、ニャアン君も今では実力者になっている。

科特隊の力も借りれば……」

 

「ジェロニモンも倒せずそんなことを言うのか!

シャア! お前は知らないんだ。俺はゴジラと2度も

戦った。だがモスラがいなければ俺はここにいなかった

のかもしれないんだぞ!」

 

「君は確か巨大芋虫が最初に発見された時にもいたのか

ムラマツ君から聞いている。

だが君が本当に恐れてるのはゴジラの強さではない

ゴジラに対して守れなかった人への自分の悔しさじゃないのかね?」

 

「お前に何がわかる。シャア!」

 

2人は喧嘩になりそうだったがニャアンが止める

 

「やめてください! 2人とも今はふたりが争ってる場合じゃないでしょう。」

 

アムロとシャアは言い争いをやめる。ニャアンはザクで

作業中に二人の喧嘩を見て急いで降りてきた。

ニャアンは聞く。

 

「そういえばその巨大芋虫のいる島。インファント島だっけ?その巨大芋虫さんに頼めばゴジラを捕まえることができるのでは?

たしか巨大芋虫さんがゴジラをいとまきまきにして

沈めたって話だし」

 

「モスラに捕獲を頼むのか。だがそれを小美人が

認めるか?」

 

「小美人?」

「インファント島の巫女だ。彼女たちに聞かないと

モスラとは話できない」

 

その話にシャアはアムロに聞いた。

 

「君はその巫女と知り合いなのかアムロ?」

 

「俺がララァやガンダムと会ったのもその島だ」

 

(ララァ?)

 

シャアはララァの名前に引っかかる。だが話がそれないように小美人のことを聞く。

 

「その小美人とやらがモスラを操ってるのか?」

 

「そうじゃない。モスラの声をつたえるのが

彼女達の役割だ。おそらくお前が言っても断られるだろう」

 

アムロは自身が交渉に行くとした。それにハヤタと

ニャアンが同行することになった。ニャアンが行くことに対してマチュが聞く。

「ニャアン、なんで行くの?」

 

「芋虫さんとお話がしたいの」

 

「芋虫と話す? 出来るわけないでしょ!」

 

「でも、芋虫さんがゴジラと戦いたいのか

それを知りたい」

 

マチュはニャアンの言葉を理解できなかった。

 

アムロ、ニャアン、ハヤタの3人はインファント島へ向かう。

コア・ファイターとジェットビートルを見た小美人は

彼らを迎えた。

「アムロさん。やはり来てくれたのですね」

 

小美人は普通にテレパシーをせず人間と話せることができていた。ハヤタが言う。

 

「君たちが小美人か。ムラマツキャップの言った通りだ

やはり妖精みたいだ。」

 

「ムラマツさんのお知り合いなのですねウルトラマン」

 

「ウルトラマン?」

 

ハヤタのことをウルトラマンと言う小美人にニャアンが

疑問に思った。ハヤタがウルトラマンのことは

キャップ、ゴレンジャー、本郷、アムロにしか知らなかった。

 

小美人はニャアンのリアクションに慌てて言い直す。

 

「失礼しました。人違いでした」

 

(ウルトラマンと人間まちがえる?)

 

ニャアンは疑問に思ったがやり過ごしてほっとするアムロと

ハヤタ。

早速アムロは小美人にわけを話すが小美人はやはり

いい返事をしなかった。

 

「アムロさん、それにハヤタさん。あなた方は信用できます。でも地球防衛軍はまるで怪獣を兵器として扱ってます。

モスラは兵器じゃありません。

それにゴジラは厄災と呼ばれた存在。それを自分の手に

収めようとは頭がおかしいです」

 

(私は信用されてないんだ)

 

ニャアンは小美人の言葉に少し不服だった。

だが小美人の言いたいことは理解できていた。

確かに地球防衛軍はあたかも怪獣を自分の兵器のように

しようとしてる。しかしそれまでは怪獣をゴキブリのような害だったり地震や火事のような災害扱いをしてたのにそれを手のひら返ししたことは言われてみればおかしいことかと思っていた。

小美人はそんなニャアンを見てこう話す。

 

「モスラとお話したいんでしょ。あなた」

 

「なんでそれを?」

 

「あなたは軍人さんじゃないでしょう。モスラと

お話したいのならご案内しましょう。あなた方も」

 

小美人はアムロたちをモスラの元に案内する。

するとニャアンと同じ背丈の怪獣が現れた。

 

「だ、誰?」

 

ニャアンはびっくりする。怪獣は子供だった。

小美人は言う。

 

「この子はミニラ。ゴジラの子供ですよ」

 

「え? 顔が全く違う!」

 

ニャアンは驚いた。しかしミニラの人懐っこい様子に

笑顔を見せていた。

アムロは戸惑っていた。しかしハヤタがいう。

 

「彼はゴジラの子供だが、君の恨んでるゴジラとは

無関係だアムロ君」

「心配しなくてもいいよ。ハヤタ。

さすがに俺もそれは分かってるさ」

 

妙なことをアムロがしないと分かりハヤタは安心する。

 

小美人は洞窟へ案内した。そこに幼虫モスラがいた。

 

「モスラこの娘が話をしたいのです」

 

ニャアンはモスラに言う。

 

「芋虫さん初めまして。あなたに話をしたいの。

あなたはゴジラと戦うことができるの?」

 

モスラは鳴くがやはり人間たちには分からなかった。

しかし正体がウルトラマンのハヤタはすぐにわかっていた。

小美人がモスラの言葉を翻訳する。

 

「1度倒したのになぜもう一度戦うのだと言ってます」

 

「ゴジラは強い。その力をこの地球が求めてるんです」

 

「あなたもそれを求めてるの?とモスラは言ってます」

 

「私は最初金目的で軍に入りました。怪獣も憎かったです。

でも今ではできるだけ多くの怪獣を救いたい。

そのために怪獣を怪獣島に案内してきたのです。

私もゴジラを捕まえるのは反対です。

ゴジラの力は強くて誰にも抑えきれない。

たとえ怪獣達でも太刀打ちできない。

でも芋虫さんの力があればゴジラをうまく怪獣島の中で

過ごしてもらうことができると私は思いました」

 

モスラはニャアンの言葉に心を動かされた。

 

「娘さんの気持ちはわかった。でも私はもう戦いたくない。

それにあなた方人間のやり方も愚かすぎる。

私もゴジラを操るほど強くは無い。

ゴジラがもし現れたらあなたたちで戦いなさい。

あなたがたならできる。あなたとお話できて良かった。

そこにいるホワイトドールの持ち主とも話をさせてくれと言ってます。」

 

「ホワイトドール?」

 

「俺の事だニャアン」

 

「アムロさんのことなの? 」

 

ニャアンは最後にモスラに感謝しアムロに変わった。

モスラの希望でニャアンとハヤタはその場を退席し、

アムロと小美人が残った。

ニャアンは疑問に思う。

 

「さっきララァって女の人?の話があったけど

アムロさんがゴジラを恨むのはその子と何かあったの?」

 

「アムロ君の話によるとこの島でその子に助けられたようだ。彼女はゴジラがこの島に来た際に死んでしまったようだ」

 

「え?」

 

ニャアンは驚いた。ハヤタは話を続ける。

 

「アムロはゴジラを恨んでいる。だからこそ今回の

プロジェクトはかなり疑問に思ってるはずなんだ。

だが怪獣には罪はない。怪獣を人から守りたい。

怪獣をこれ以上破壊の使者にしたくない。

それは彼も私も同じ気持ちだよ」

 

そんな中アムロとモスラは話していた。小美人が再び翻訳する。

 

「あれから無事だったか少年。ララァの件は感謝してる

と言っています」

 

「俺はララァを死なせてしまった。謝らなければいけない」

 

「ララァはホワイトドールとあなたを引き合わすため

最初から死ぬことはわかっていた。本人も今のあなたをみて喜ぶはずよ。と言っています」

 

「君はなぜここにいる」

 

「私は島の人々を見捨てることはできない。

あなたがたが怪獣を保管することは知ったことでは無いが

私はこの島を守りたい。あなたもゴジラを必要としてるのかしら?と言ってます」

 

「俺はゴジラを求めない。俺たちはジェロニモンを捕える」

 

「ジェロニモン! あの怪獣は危険ですよ。ゴジラほどでは無いけどもあなたたちはやはり愚かだ!と言ってます」

 

「俺も反対だ。おえらいさんはジェロニモンを捕まえ

多くの怪獣を蘇ようとさせる。戦力をふやしたいと思うが

無理な賭けだ。モスラ、君はジェロニモンを倒すすべを

知ってるのではないか?」

 

「ジェロニモンは私でも倒すのが難しい怪獣です。

それにあなた方の考えは狂っている。

やはりあなたは軍人だ。今の言葉を聞いてララァは

悲しむでしょう。と言ってます」

 

「モスラ、俺は……」

 

「もう、あなたと話すことは無い。あの娘が頼んだとしても

私はそんなことには力を貸したくない。

ここから立ち去りなさい。ウルトラマンやあの娘と一緒に

と言っています」

 

「モスラすまなかった。話の機会をくれてありがとう」

 

アムロは礼をする。小美人もお詫びと礼をする。

 

「モスラお話をありがとうございます。それと

数々の失礼申し訳ありません」

 

小美人とアムロは洞窟を出た。するとアムロは驚いた。

 

「ハヤタ! ニャアン!」

 

ハヤタとニャアンは捕らわれていた。

「お前たち地球防衛軍の軍人だな?なぜアムロやニャアンを」

 

「君には分からないのか?アムロ君」

 

捕らえたのはマ・クベという軍人だった。マ・クベは言う。

 

「こやつらは怪獣捕獲を妨害した。だからとらえたのだ」

 

地球防衛軍はミニラを捕らえていた。

 

「ミニラ! お前たち気は確かか!」

 

「怪獣を捕まえ、研究するそれが我々の任務だよ」

 

ハヤタはマ・クベの言葉に反論した。

 

「怪獣を理想郷に案内するのが怪獣島じゃなかったのか?」

 

「怪獣があれだけいるのだ。研究しなければ損だろ?」

 

するとニャアンは訴えた。

 

「ミニラに乱暴しないで! その子はゴジラの子供だよ!

ゴジラが来ちゃう!」

 

「フハハハハ。それはちょうどいい! ゴジラの細胞の

研究。そしてゴジラをおびき寄せるエサとして

素晴らしい!」

 

「やめて! ミニラを戦いに巻き込まないで!」

 

アムロ、ハヤタ、ニャアンそして小美人は

マ・クベ達に捕らわれてしまった。

アムロはマ・クベに言う。

 

「小美人を島に戻せ! モスラが攻撃するぞ!」

 

マ・クベは小美人を防弾ケースに入れていた。

ビートルとコア・ファイターは戦艦に収納され

マ・クベ達は怪獣島へ向かっていった。

モスラはやはり追おうと洞窟からでた。しかし伏兵のザクに

銃撃されてしまう。

 

「モスラ!」

 

ニャアンは泣き叫ぶ。モスラは瀕死だった。

インファント島は鎮圧され島民も捕縛された。

アムロは言う。

 

 

「お前の目的はなんだ!」

 

 

「インファント島を我々の領土にするのだよ」

 

「島民は無関係だぞ!」

 

「怪獣だけでなくあの島の人々も実験の参考になる」

 

「そんなことでモスラを!」

ニャアンは怒っていた。しかし捕縛されて動けなかった。

 

「逆らうとどうなるかわかるだろう、小娘。

小遣い稼ぎで軍人になったようだが現実は甘くないのだよ」

 

マ・クベはミニラを連れて怪獣島へ向かう。

 

そしてこの状況を察知した海底で眠っていたある怪獣が

目を覚ました。

 

ゴジラである。

 

 

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