プロジェクトインフィニティ   作:公平

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白い悪魔

アムロ・レイ

彼は安室嶺と書く。

彼は少年兵ながらも白い零戦に乗り

白い悪魔と恐れられていた。だが太平洋戦争末に

撃墜され死んだと思われていた。

 

彼は生きていた。彼が気がついた時は

見慣れない場所だった。

 

「ここはどこだ?」

 

アムロは当たりを見て不思議に思う。

彼のいた場所は島民の家だった。

 

彼は外に出た。外には湖がありそこで女性が

水浴びをしていた。

 

アムロは見ないふりをしようとした。そこで女性が言う。

 

「目が覚めたのね。恥ずかしがらなくてもいいわ」

 

アムロは女性が気づいたことに驚く。

 

「今服を着るわ。そこで待っててね」

 

女性は褐色の肌で美しい黒い髪の女性だった。

髪留めで整え、服を着てアムロの前に現れた。

 

 

「君は一体……」

 

「私の名はララァ。ここの島民よ」

 

「この島は一体?」

 

「インファント島よ」

 

「インファント島?」

 

「モスラという神が崇められてるわ。

でも私は別のものを信仰している」

 

そう言ったララァはアムロをある場所へ誘う。

 

「これは鎧武者?」

 

「あなたたちのとこではそういうのね。

私はこれをホワイトドールと読んでるわ」

 

「ホワイトドール?」

 

二本の角が着いている足軽のような姿をしていた

巨大な兵器がそこにいた。

胸部は黒いが他は白一色の18mほどの大きさのロボットだった。

 

「これはどこの軍の兵器だ?」

 

「空から降ってきたらしいわ」

 

「空から?」

 

「そう、モスラは海の神。ホワイトドールは空……

いえ。宇宙(そら)の神かしら」

 

「そんな! これはただの機械人形だ!

一体これは……」

 

するとララァは察知する。

 

「いけない! 災いが……災いが!」

 

ララァは走り出した。アムロは追う。

 

そこでは巨大なタコとゴロザウルスという怪獣が

暴れていた。

 

ゴロザウルスはタコを食い殺した。

しかしゴロザウルスもタコの触手に絡まり

島民の炎の弓矢で 大ダコもろとも燃え尽きた。

ララァは小美人の元へ駆けつけた。アムロは

小美人を見て驚いた。

 

(小さい娘?)

 

「彼女たちはこの島の巫女よ」

 

ララァは小美人に聞いた。

 

「巫女様、災いがついに訪れるのね」

 

(ララァ。あなたもこの島の巫女ならわかるはず

先程の怪獣は災いの一部。時期に現れます。

脅威が訪れます。

そちらの方に宇宙からの使者を目覚めさせるとき

が来ました)

 

「僕がホワイトドールを動かすということか!」

 

アムロは小美人の言葉に反応する。

 

 

(あなたにはあれを操る素質があります。

是非、島をこの世界を災いから救ってください!)

 

すると、大きな地震が起きる。ゴジラが現れたのだった。

 

「厄災ゴジラだ!」

 

島民はパニックになる。島民は逃げるが放射熱線や

踏みつけの餌食になってしまう。

ララァは小美人に言う。

 

「巫女様! 今こそモスラを!」

 

(まだモスラは目覚めることはできません!)

 

すると建物が崩れ始めた。小美人は天井の下敷きに

なりそうになる。だがララァがそれを庇っていた。

 

「ララァ!」

 

「何をしてるの、アムロ! 戦って……早く!」

 

アムロは白い鎧武者のロボットの元へ行く。

そして乗り込む。

 

「こいつ、本当に動くのか?」

 

アムロはコクピットにあるマニュアルを見て

ロボットのセットアップを行った。

 

「すごい! 5倍以上のエネルギーゲインだ!

アムロ、行きまーす!」

 

ロボットは動き出した。その間ゴジラは

小美人を庇うララァの元へ近づく。

 

「お姉様! モスラを呼びましょう」

 

「いえ、今のモスラでは幼すぎます!」

 

するとそこにアムロが乗った鎧武者のロボットが

ゴジラを頭部バルカンで攻撃する。

 

「こいつ動くぞ!」

 

しかしバルカンは効かなかった。だかアムロは戦った。

持てるだけの武器をもち。

 

「くっ! もう持たないか!」

 

ロボットの武装が弾切れになった。ゴジラも疲弊していた

するとララァは立ち上がる。

 

(やめなさい!)

 

ララァは思念のようなものをゴジラにおくる。

ゴジラは去っていく。アムロはロボットから降りて

ララァを心配する!

 

「ララァ! 僕は取り替えしのつかないことを!」

 

「アムロ悲しまないで、あなたとはいつでも会えるわ。

ホワイトドールはあなたを守ってくれるわ。

これから仲間と共に……」

 

ララァは死んでしまった。

 

アムロはララァの墓を作る。そして小美人を責める。

 

「なぜララァを死なせた。ララァはこんなとこで

死ぬような人じゃなかった!」

 

(ララァはホワイトドールとあなたを引き会わせるため

に死んだのです)

 

「じゃあララァは最初から! ううっ……」

 

アムロはホワイトドールと称された鎧武者のロボットに

乗ってインファント島を出ようとする。小美人が聞く

 

(これからどこへ行くのです?)

 

「分からない。だがこの島にいては行けないんだ。

こいつも僕と一緒で白い悪魔と呼ばれていたのだろう。

この島にはモスラがいる。悪魔は必要ないのさ」

 

こうしてアムロはホワイトドールと共に島を出た。

そしてアムロは心の中で思っていた。

 

(このロボット、ホワイトドールという名前では無さそうだ

銃を持った自由の戦士、フリーダムファイターと言うべきか、いやこいつの名前はガンダムだ!)

 

アムロはホワイトドールの名前をガンダムと名付け

そのままどこかへと旅立った。

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