個性:ドラえもん   作:心身新

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ドラえもん のび太と決戦前夜

やぁ、僕は公安所属の無名のヒーロー。

今はエンデヴァー、ホークス、ベストジーニストの3人と行動してる。

 

超常解放戦線のトップ、死柄木 弔の行方を追って日本各地を飛び回っているところだ。

短時間で目的地に移動しなければならない以上、高い機動力を持ってる自分が適任で、みんなの前に姿を現せないのが心苦しくてならない。

 

 

ギガントマキアの暴走は、蛇腔市に着いた瞬間に終わった。

生徒たちの献身とMt.レディ、ドラえもんの奮闘、ヒーロー達の捨て身のお陰で麻酔の回りが早まり暴れる体力が残っていなかったのだろう。

 

代償は大きかった。

マジェスティックを始めとした数名のヒーローの殉職。

また、後遺症の残る大怪我をして事実上の引退。

これには18禁ヒーロー ミッドナイトが挙げられる。

 

「金ピカの刀がとんでもない動きをさせたのよ」

 

なんて朗らかに笑ってはいたが、全身複雑骨折、両足は見つかった時には既に壊死が始まっており切断を余儀なくされた。

リカバリーガールの治癒促進ではどうにもならない怪我だった。

 

その他、心の折れたプロヒーローが次々と辞めていった。

 

比較して、一般人への被害はほぼ無しだった。

サー・ナイトアイの予知のお陰で市民の避難を事前に済ませられたのもあって死傷者はゼロ。

建物等の損壊は免れなかったが、復興は順調と言える。

 

 

問題はその後、タルタロスが襲撃を受けAFOが脱獄を果たした。

 

それに伴い多数の受刑者が脱獄し、他収容施設を襲撃。

大量の(ヴィラン)が世に放たれる事になった。

 

多数のヒーローの引退と重なり、現状人手が全く足りていない状態。

 

自警団となった一般市民が個性を使用して暴走、二次被害が出るという悪循環が生まれている。

 

今では学生も動員して対処に当たっている始末。

ダツゴクが闊歩している以上、たとえパトロールでも命の危険があるというのに。

 

 

 

そう考え事をしていると、端末に反応が来た。

確認もせずに飛び出す。

 

 

 

 

 

移動中に見るつもりなのだろう。

それを引き止める。

 

「待ちなさい、少年」

 

「っ……止めないでください、僕が行かなきゃ」

 

「ろくに休んでないじゃないか、お弁当持ってきたから、食べよう」

 

「そんな暇は……」

 

「あるとも、なんたってわた...僕が、居るからね。少しは大人を頼りたまえよ。」

 

「……オールマイト」

 

「おっと、今は違うぞ?」

 

 

 

 

 

 

子供だけに任せてはおけないさ。

なんたって私は、未だヒーローなのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街の復興もそこそこに、市民は雄英を始めとした各学園に一時避難している。

 

ヒーローを信じられない一部の人間が街に留まり、デトネラット社製のサポートアイテムを手にして抵抗をしている現状。

正直なところ、凶悪(ヴィラン)相手では手も足も出ないだろう。

 

アジトの捜索の傍ら、こうして連絡のあった所へと出向き鎮圧してから疑わしい場所へと向かう。

 

噂が出回れば、そのうちAFOの刺客が向こうから出向いてくれるだろう。

それまではこの活動を続けていくしかない。

 

緑谷少年のコスはボロボロで、噂でもまるでヒーローに見えないとまで言われている。

大人に負けないの図体と戦闘技能を持っているとはいえ、未だ16そこらの子供だ。

自己犠牲的な立ち回りも、他でもない僕がやってきたことだから諌められない。

 

歯痒いよ、まったく。

 

 

サポートは出来る限りやっているし、休息もちゃんと取らせてはいるが。

心の磨耗は抑えられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕は 大丈夫だよ。

心配しないで……離れて……

どいてよ 皆…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どかしてみせろよ オールマイト気取りが!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、少年の心を救ったのはクラスメイトだった。

A組の皆の気持ちの吐露と、足止めと。

 

余計なお世話が、少年の心を守ってくれた。

傷と血と泥に塗れてなお、気高くあったボロボロの心を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここを!!!!!彼の!!!!!!!!

ヒーローアカデミアでいさせてください!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

受け入れて貰えない彼を守ったのも。

1人の少女の、心だった。

 

大人の力の、なんと無力なことか。

我々ではどうしても、隣で歩くことはできなかった。

 

いい友人を持ったな。

 

 

 

 

 

 

 

少年が戻り、アジトの捜索方法は変更を余儀なくされた。

そんな折、アメリカのNo.1ヒーローが、こちらへやって来るとの報告を受けた。

 

 

しかし、海上で死柄木 弔と接敵、交戦。

こと攻防は、時間にすれば一瞬ではあったが濃密だった。

 

スター&ストライプの新秩序(ニューオーダー)は強力だった。

しかし死柄木の機転が彼女を上回ってしまった。

海上で崩れた彼女は、しかし死柄木に大きなダメージを与え、僅かばかりの猶予をもたらしてくれた。

 

猶予1日が、1週間に。

 

この1週間は、ヒーローの卵たちは個性を伸ばすことに注力し。

アジトの捜索は諦め、作戦は(ヴィラン)達をおびき出す方向へとシフトした。

 

 

 

 

作戦は、裏切りが発覚した青山一家を利用したものになった。

心操少年の個性で、AFOを騙すというストレスをゼロにして電話に応答し、規定位置を割り出して奇襲する。

 

物間少年の個性で黒霧のワープをコピーし、各戦場へと送る。

 

 

 

 

 

 

 

決戦前夜。

 

 

 

 

 

 

 

ドラえもんが、目を覚ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ヒロアカが、終わった?


……え!?デクたちのヒーロー活動!?!?
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