ワンパンマンの世界にゲリュガンシュプとして生まれ、ボロスと相討ちになって死んだ俺は「念動力」を「能力引き継ぎ」で引き継ぎ、生まれ変わった今度はミュウツーになっていた。
この身がポケモンであるミュウツーであるなら、どう考えてもポケットモンスターの世界なのは間違いない。
幻のポケモンと言われるミュウの遺伝子を元に造り出されたポケモンこそがミュウツーである。
問題はゲームのポケモンなのか、アニメのポケモンなのか、それとも漫画のポケットモンスタースペシャルだったりするのかが気になるところだ。
ゲームかアニメならいいが、ポケスペは嫌だな、なんてことを考えていたが、ミュウツーである俺と同じく造り出された存在であるアイという少女が居たことから、この世界がアニメのポケモン世界だと理解することができた。
劇場版ポケットモンスターは何作もあるが、1番最初の劇場版であるミュウツーの逆襲、その前日譚に登場したアイは、娘を失った父親によって造り出された娘のコピーである。
アイがいずれコピーポケモン達と共に消える存在であると知っている俺は、長くて4年しか生きられないアイの寿命をどうにかして延ばせないか、これまで得てきた能力を総動員して頑張ってみたが、不完全なコピーであるアイの身体は脆く壊れやすい。
「ドクター」と「水の系統魔法」を駆使しても、寿命を延ばすことができないと理解できてしまったアイの身体。
不完全な肉体をどうにかしなければ、アイを生かすことはできないと判断した俺は、引き継いできた能力だけでは駄目なら、繰り返した転生で得てきた様々な知識も用いればいいと考えて、アイの新たな身体を造り出すことを決めた。
俺を造り出した研究所の邪魔な人間達を、ミュウツーになって使えるようになった強力な超能力による催眠術で洗脳して追い出していき、研究所の設備を改良していった俺は、完璧なコピーを造り出す装置を完成させる。
保管されていたアイのオリジナルの遺伝子を用いて、健康な身体を造り出していき、次に「霊能力」を用いてアイの魂を身体から引き抜いて、健康な身体にアイの魂を納めていくと馴染んでいった身体と魂。
限り無く同一に近い身体と魂は特に違和感もなく組み合わさり、培養液の入ったガラス管から出られない身体であったアイが、普通に外に出ても問題ない身体で生きられるようになったことは確かだ。
それから研究所にあったモンスターボールに、俺と同じくコピーとして生まれたポケモン達を入れていき、アイのポケモンとしておくと、俺とアイは研究所を出ることにした。
ミュウツーの姿のままでは目立つかと考えて、メタモンやミュウが使えるポケモンの技であるへんしんを用いて、人間に姿を変えると決めた俺は、とりあえず想像しやすかったうちはマダラの姿になっておく。
この状態なら喋れるようなので、テレパシーを使わずに会話が可能となった俺とアイ。
アイのオリジナルは既に死んでおり、コピーであるアイの身分証となるものがないので、どうするかと頭を少し悩ませたが、催眠術のごり押しでいくかという結論に達した俺は、なんとかアイの身分証となるものを手に入れることができた。
各地にあるショップなどで俺が「結晶」の能力で用意した宝石を売り捌いて、旅行用の資金を確保していき、続けたアイとの旅。
セレビィ狙いの悪党に容赦なくサイコキネシスでダイレクトアタックしたり、アルトマーレの宝を狙う怪盗姉妹へとシャドーボールを撃ち込んだりと、他の劇場版の騒動が起こる前に、俺が先に悪党を潰したりもして続けた旅は、カントーだけでは終わることはない。
あらゆる地方に行き、数多のポケモンと出会った俺とアイは、様々な経験をした。
長い旅は、アイが愛する人を見付けるまで続き、生涯の伴侶となる相手を見付けたアイを祝ってから、アイと別れた俺は、隠れ家でも作ってひっそりと生きるかと考えて、人気のない場所に隠れ家を作成。
道に迷った遭難者を時折助けたりもして、のんびりと生きていた俺は穏やかな時間を過ごす。
暇ではあったので、波導が使えるようになるか訓練してみたところ、使えるようになってきた波導。
訓練を続けていき、完璧に波導を使いこなせるようになるまでは長い時間がかかったが、波導使いと言える程度にはなれた筈だ。
それから更に時は過ぎ、長い長い時を生きる寿命があるポケモンであった俺は、人間よりも遥かに長生きできていたが、ようやく年老いた感じがした。
ふと思い立ち、アイと別れた町に向かってみたが、活気のある町中で、アイの面影を感じる少女を発見。
あの少女はアイの子孫で間違いないな。
様々なポケモン達と一緒に仲良く歩いている少女は、ポケモン達をとても大切にしているように見える。
アイが立派に生きた証である少女が、元気そうにしている姿を見た俺は、町を出ると隠れ家へと戻り、残りの生涯を隠れ家で過ごした。
寿命で死ぬ間際に、死体も残らぬように自分で自分を完全に消し飛ばしたので、俺の遺伝子を使ってコピーが造られることはないだろう。
ミュウツーに生まれ変わって得た能力として、超能力と波導が「能力引き継ぎ」で引き継がれそうな気はするが、ポケットモンスターの世界でミュウツーとして生きたポケモン生には悔いはない。
それなりに悪くはない生き方ができたような気がするな。
旅を続けて大切な相手を見付けたアイは幸せになりました
アイの子孫はポケモンを大切にする優しい子になったようです
今回の転生先
ポケットモンスター、の劇場版であるミュウツーの逆襲の敵キャラであるミュウツー
アニメのポケットモンスター初代劇場版に登場したポケモンで、人間とテレパシーで会話することや、洗脳して操ることも可能な超能力を持つ
伝説のポケモンとしての強さを持っている敵キャラ
今回ミュウツーに転生したことで、次の転生先に「能力引き継ぎ」で引き継がれる能力
「超能力」
「波導」
「ポケモンの技」
「プレッシャーの特性」