敵に生まれ変わることを強いられているんだ   作:色々残念

16 / 25
思い付いたので更新します


16番目はモブサイコ

ポケモンの世界でミュウツーとして長生きして、寿命で死んだ俺は、今度は島崎亮として生まれた。

 

生まれつき盲目ではある今回の身体では自分の顔を直接肉眼で見ることができないが、目が見えなくとも周囲を把握して瞬間移動が可能な能力を生まれつき持っている島崎亮となると、この世界はモブサイコ100の世界で間違いなさそうだ。

 

超能力者が所属する爪という犯罪組織で、5超と呼ばれる幹部格だった敵キャラこそが島崎亮。

 

幹部と言うだけはあり、攻撃の先読みと瞬間移動の能力で、多数の超能力者を相手にしても圧倒する実力がある島崎亮は、弱くはなかったが、モブサイコの主人公であるモブが格上の超能力者だと感じて逃げる臆病な一面もあった。

 

そんな存在に生まれ変わっていた訳だが、犯罪組織である爪に所属するつもりはない俺は、普通に生きていくことに決める。

 

超能力者として生まれたとしても、それをどう使うかは本人が決めることだ。

 

ゲリュガンシュプだった頃に得た「念動力」と、ミュウツーだった頃に得ている「超能力」が使える俺は間違いなく原作の島崎亮よりも強いが、その強さを活かすような活動をするつもりはない。

 

それからはこの世界の両親と共に過ごし、勧誘にやってきた爪のボスを追い返したりしながら日々を過ごす。

 

両親が歳を経てからの子どもであった俺は、俺よりも先に寿命で死んだ両親を早めに看取ることになり、1人になってしまったが、これからもこの世界で生きていく為に普通に働いていたりもした。

 

ガルヴァスだった頃に作物を育てていた経験があったからか、農作業を行うことに慣れていた俺は農家としての仕事を行って農作物を育てていく。

 

相変わらず勧誘にやってくる爪のボスを超能力で圧倒した俺は、ボスを追い返すついでに畑で収穫した野菜も手土産として渡してみた。

 

それからしばらくして、爪のボスがまたやってきたが、今度は勧誘ではなく、野菜をまた分けてもらいたいと頼んできた爪のボス。

 

どうやら爪のボスは既に結婚しているようで、俺が渡した野菜が美味しかったと妻が言っていたからという理由で、妻の為に野菜を貰いにくる程度には、結婚相手の妻を爪のボスは愛しているみたいだ。

 

気に入ってもらえたならいいかと考えて、爪のボスに各種野菜を渡し、美味しい食べ方も教えて帰ってもらう。

 

なんてことがあってからも定期的に勧誘にやってくる爪のボスは、暇なのかもしれない。

 

「そこまでの強さがありながら、何故窮屈な生き方を選ぶ?」

 

不思議そうに聞いてきた爪のボスは、強ければ何をしてもいいと考えているのだろうな。

 

「別に俺のように生きろとは言わないが、俺がどう生きようが俺が決めた俺の人生だ。好きでこういう生き方をしてるんだよ」

 

「何故だ。力を思うがままに使いたいとは思わないのか」

 

「降りかかる火の粉を払う程度に使えれば、今は充分だ」

 

「お前なら世界を手に入れることすら可能であるというのに」

 

「惑星1つ壊せる力を持っていても、使うかどうかはそいつ次第だろうさ。今は使わない、ただそれだけのことだ」

 

俺の考え方を理解できない様子だった爪のボスは静かに去っていったが、俺を諦めているようには見えなかったので、また勧誘にやってきそうな気がした。

 

定期的に爪のボスが勧誘にやってきて、野菜を持って帰っていくということが何十回も続く。

 

その後、爪のボスが自主的に捕まったことを教えてくれた爪のボスの息子。

 

とりあえず爪のボスの息子にも野菜を渡しておくと、喜んでいたことは確かだ。

 

それから特にモブサイコの原作に関わることなく農家として生きていた俺は、募集した農作業のアルバイトでやってきた暗田トメから猛アプローチされることになり、まずは恋人から始めて仲を深めてから、結婚することになる。

 

暗田トメ改め、島崎トメとなった妻と共に生きていき、子宝にも恵まれて生まれてきた子ども達。

 

霊能力者や超能力者としての素質を持っていた状態で生まれてきた子ども達が育ってきたところで、力の使い方も教えてみたが、優しい子に育ったので、霊能力や超能力を悪用するようなことはなさそうだ。

 

子ども達がすくすくと育ち、成人してからは独り立ちしていった子ども達は、それぞれが普通に仕事をして生きている。

 

霊能力や超能力があろうが、それを使って生きなくてはいけないという決まりが、この世界にある訳ではない。

 

何かしらの非常時には使うとしても、普段は力を使わずに生きていても悪くはない筈だ。

 

ろくでもない根っからの悪党が沢山居る訳でもないこの世界で、自衛以外で積極的に力を使うとすれば、誰かを助けることくらいだろう。

 

穏やかな日々を生きて、孫の顔も拝んでから大往生した人生に、悔いが残ることはなかった。

 

モブサイコ100の世界で島崎亮として生まれたことで得た空間把握と瞬間移動の能力が、次の転生先に「能力引き継ぎ」で引き継がれることになりそうだ。

 

さて、次はどんな世界に生まれることになるんだろうな。




爪のボスが刑期を終えて、出所した後に、主人公の畑で働くことになっていたかもしれません
爪のボスの家族仲は、原作よりも良好になっていたりします

今回の転生先
モブサイコ100、に登場した敵キャラの島崎亮
攻撃の先読みと瞬間移動の能力で、敵対した傷持ち達などを圧倒する実力を持つ5超の1人
しかし主人公であるモブと対面した時は、自身よりも強力な超能力者であるモブの力を感じ取り、ビビって逃げ出した敵キャラ

今回島崎亮に転生したことで、次の転生先に「能力引き継ぎ」で引き継がれる能力
「空間把握」
「エネルギーの感知」
「瞬間移動」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。