敵に生まれ変わることを強いられているんだ   作:色々残念

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思い付いたので更新します


19番目はドラえもん

灰崎祥吾として生き、たまにバスケをしながら過ごした黒子のバスケの世界での人生も無事に終わり、今度の俺はマフーガに生まれ変わっていたようだ。

 

白い龍のような外見だが、台風の化身とも言える風の魔神マフーガは、ウランダーという呪術師により造り出された存在で、ドラえもんの劇場版であるふしぎ風使いに登場する敵でもある。

 

形を持つ台風であり、通常の攻撃では再生してしまうマフーガは、世界を洪水に沈める力すらも持っていた。

 

最終的にはマフーガの一部であったフー子の活躍により、フー子と共に消滅したマフーガという存在。

 

今の俺はウランダーに造り出されたばかりなマフーガとなっていたが、ウランダーに従うつもりはないんで、容赦なくウランダーを殺害し、その魂すらも「霊能力」で完全に破壊しておく。

 

とりあえずこれで俺が何もしなければ、止まらない嵐によって世界が洪水で滅びるようなことはない。

 

世界を滅ぼすようなことを計画する嵐族も居ない方がいいかと考えて、嵐族も根切りにして壊滅させた俺は、ミュウツーだった頃に得た「ポケモンの技」に含まれるへんしんにより、人間へと姿を変えてみた。

 

今回は灰崎祥吾の姿に変わった俺は、島崎亮だった頃に得た能力である「瞬間移動」を用いて嵐族の住みかを移動し、このドラえもんの世界を巡ってみる。

 

世界中に様々な種族が生きていたり、宇宙で騒動が起こっていたりもするドラえもんの世界だが、マフーガである俺が生まれたばかりなら、のび太が生まれていない過去の世界で間違いない。

 

生物と言える存在であるかが怪しい風の魔神な今の俺に、寿命があるかは分からないが、人間だった頃よりかは長生きできそうだ。

 

世界を巡る旅を続けていった先で、犬の王国で犬の獣人に、地下で恐竜人とも出会い、様々な出会いと別れを経験することになった。

 

あまり雨が降らなくなった土地に、台風の化身としての力で、雨を降らしたりしていると、神の使いだと崇められることになったりもしたが、長居することなく立ち去っておく。

 

怪我人や病人を治療し、雨が降らない乾き過ぎた土地に雨を降らして去っていくことを繰り返していると、世界中に俺の伝承が残ることになっていたようだ。

 

伝承の中では医者であったり、雨の神だとされていたりもした俺。

 

この世界でものんびりと生きられるだろうか、と考えていたところで海底国家アトランティスの生き残りから渡されていた通信機に連絡が入る。

 

どうやら海底火山が活発に動いたことをアトランティスへの攻撃だと判断した海底鬼岩城のポセイドンが、全世界への鬼角弾発射を準備しているらしい。

 

何もせずに放置していれば、この世界が確実に滅びてしまう緊急事態。

 

思い浮かぶのは、これまでの旅で出会ってきた人々の顔。

 

この世界を滅ぼそうとなど考えてもいない人々は、今も精一杯この世界で生きているのだろう。

 

彼等の生きる世界を滅ぼさせる訳にはいかない。

 

「瞬間移動」を用いて海底鬼岩城に侵入し、頭の悪い人工知能のポセイドンを破壊して、鬼角弾の発射だけは阻止できたが、海底鬼岩城に保管されていた全ての鬼角弾に起爆が設定されていたようで、それが爆発するまでは、あと少しの時間しかなかった。

 

海底にある鬼岩城だとしても、凄まじい数がある鬼角弾が一斉に起爆すれば、地上もタダでは済まないだろう。

 

それならどうするかだが、俺が選ぶ選択肢は、既に決まっている。

 

鬼角弾を納めている鬼岩城ごと「瞬間移動」で宇宙にまで移動し、更に「瞬間移動」を続けて地球からできる限り離れると決めて、鬼岩城の壁に触れた俺。

 

そして鬼岩城ごと「瞬間移動」で宇宙空間に一気に移動すると、数十はある鬼角弾が起爆するまでの間に複数回「瞬間移動」で移動を行い、地球からかなり離れることができた。

 

これなら地球に影響を与えるようなことはないと判断し、ほんの数秒後に起こる鬼角弾の爆発を待つ。

 

「瞬間移動」がある俺なら逃げられはするが、マフーガである俺は、この世界には居ない方がいいとも思ってはいたので、爆発から逃げることはない。

 

なんでもありな未来の世界の道具で、俺が操られてしまう可能性もゼロではないから、単独で世界を滅ぼせてしまうような危険な存在は、消えた方が安全だ。

 

巻き起こる特大の大爆発は、台風の化身であるマフーガの肉体すらも完全に消し飛ばす。

 

数十もある鬼角弾が一斉に起爆した爆発は、地球が破壊されてもおかしくはない威力があった。

 

地球から遠く離れた場所で鬼角弾を爆発させた俺の判断は間違いではなかったようだ。

 

様々な出会いがあり、沢山の種族と会話することができたんで、ドラえもんの世界で生きた今生に悔いはない。

 

恐らくはマフーガに転生したことで、風雨を操る能力が次の転生先に引き継がれることになるだろうな。

 

強烈な嵐すらも発生させることが可能なマフーガの能力は、上手く使えば役立ちそうではある。

 

次の転生先で、それが活かせるかどうかはわからない。

 

どんな世界に生まれ変わるかによって、生き方も決まっていきそうだ。




のび太がフー子と出会うことがなくなり、海底鬼岩城も無くなったので、ふしぎ風使いと海底鬼岩城は起こることがなくなりました

今回の転生先
ドラえもん、の劇場版であるふしぎ風使いに登場するマフーガという敵キャラ
ウランダーという呪術師により、造り出された台風の化身である風の魔神
かつて風の民の長が封印の剣で3つに分断し、封印していたマフーガを、ウランダーの魂に憑依されたスネ夫が復活させたが、マフーガの一部であるフー子の活躍により、フー子と共に消滅した敵キャラ

今回マフーガに転生したことで、次の転生先に「能力引き継ぎ」で引き継がれる能力
「風雨を自在に操る力」
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