ドラえもんの世界にマフーガとして生まれ、鬼岩城の鬼角弾の爆発で消滅した俺は、次の世界ではデモルトという名の魔物になっていた。
魔界が存在し、1000年に1度、魔界の王を決める為に人間界で魔物の子達が人間をパートナーとして戦う世界で、悪魔のような姿のデモルトとなると、この世界は金色のガッシュの世界で間違いなさそうだ。
まだ魔界に生まれたばかりな俺は、原作に登場した時とは違って、10メートル級の巨体にはなっていない。
金色のガッシュでのデモルトは、ゴーレンという魔物によって石化されていた千年前の魔物であり、ゾフィスという魔物が造り出した月の石の光によって石化から解除されて、月の石の番人のような役割を持たされていた魔物だった。
協力して戦った主人公達の活躍によって倒されたデモルトは、魔界に戻ることになり、金色のガッシュ最終話では開拓の作業を行っていた筈だ。
そんなデモルトになっていた俺は、魔界の王には興味がないが、戦う気がない魔物の子だろうと参加しなくてはいけない王を決める為の戦い。
面倒だな、とは思うが、石になって千年間人間界に放置されるのは避けておこうと考えた俺は、ゴーレンと戦うことになったら速攻で倒そうと決めておく。
鈍った身体では直ぐには動けないんで、毎日鍛練をして、しっかりと鍛えた身体。
日に日に大きくなっていく身体を、毎日計測しておき、10メートルになったら魔界の王を決める戦いが始まると考えていた俺。
鍛練の合間の休憩時間には、ゾフィスが作成していた月の石という結晶体を作れるかどうか研究してみたが、俺が持つ「結晶」の能力なら問題なく作成可能であり、もしゴーレンに石化されても事前に月の石を用意しておけば、石化の解除が可能となった。
月の光に似た光を放つ月の石は、ゴーレンの石化を解除するだけではなく、傷を癒したり、心の力を回復する効果まである。
傷を癒せる月の石を作れるようになったことは、かなりの収穫だと言えるかもしれない。
そんな事前準備を行っていった日々も過ぎ去り、ついに魔界の王を決める戦いが始まることになった。
人間界にランダムで飛ばされることになる魔物の子ども達。
パートナーとなる人間を見つけて、魔本を読んでもらわなければ、呪文を使えなくなっている魔物達は、まずは自分の魔本を読める人間を探すことから始めなくてはいけない。
とりあえず、千年間石になっている間に両親が居なくなっていたベルギム・E・Oは、早めに脱落させて魔界送りにしておこうと考えていた俺は、ベルギム・E・Oを探すことにした。
人間界を旅して、ベルギム・E・Oを探し続けている間に、パートナーが居ない状態で他の魔物と戦うことがあったが、鍛えまくったこの身体だけで勝利していき、続けた旅。
そんな旅を続けていた先で、俺の魔本を読める人間を見つけたが、あまり戦いには乗り気ではないパートナーとなる人間。
とりあえず「魔本だけ持っといてくれ」とだけ頼んでおき、戦いは呪文を使うことなく、普通に肉体のみを使って勝利を続けていく俺。
デモルトの肉体は外見通りに強力で、鍛えまくった結果、原作のデモルトの3倍は筋骨隆々な肉体をしている俺は、魔物の呪文や能力による強化無しで、ギガノ級の呪文以上の威力があるパンチが放てるようになっている。
魔物の呪文を真正面から打ち砕く俺のパンチにより、ギガノ・ガランズの呪文で出された巨大なドリルのような物体すらも、一撃で粉砕された。
ギガノ級が最大な魔物にとっては、悪夢のような存在である俺からの攻撃により、倒された魔物の子達。
単独で呪文を使わずに戦う日々を過ごしている内に、俺の魔本にある呪文は結構増えていっていたみたいだが、それが使われることはない。
ついにベルギム・E・Oと遭遇し、ディオガ級の呪文まで使えるベルギム・E・Oを相手に、魔物の呪文を使わずに勝利した俺だが、それなりに負傷していた。
そんな状態で、漁夫の利を得ようとしていたゴーレンが襲いかかってきたが、悪辣な手段を使って勝ち残ってきたゴーレンは、卑怯な手段だろうと躊躇いなく使う魔物だ。
ケンタウロスのような身体に、蛇の尾と鎧の如き顔で単眼であり、ゴルゴンに似た蛇の髪を持つ魔物であるゴーレン。
俺に向けて放たれたディオガ・ゴルゴジオの石化呪文を避けて、ゴーレンに手加減なしのパンチを叩き込んでおき、一撃で倒れたゴーレンに戸惑うゴーレンのパートナーの魔本を奪い取って燃やしておくと、人間界からゴーレンの身体が消えていき、魔界送りとなっていく。
とりあえずこれでゴーレンに石化されることは無くなったんで、俺が千年間も人間界で石のまま過ごすことはない。
ベルギム・E・Oも魔界送りにしたんで、もう魔界に戻っても大丈夫だろうと判断して、俺のパートナーから魔本を預かった俺は、偶然出会ったダウワンに魔本を燃やしてもらい、魔界に帰る。
魔界の王が決まるまでは魂だけの存在となっていた俺は、ダウワン・ベルが魔界の王となる姿を見届けて、再び肉体を得た。
魔界の王がダウワンになってからは、魔界の各地に癒しの力を持つ月の石を設置したりもして日々を過ごす。
長く長く生きた俺にも寿命が来て、次の魔界の王を決める戦いが始まる少し前に、死を迎えることになった俺。
やっぱり魔物は長生きするもんなんだな、と思いながら、穏やかに最期を迎えた俺は、デモルトとしての魔物生を終えた。
そういえば金色のガッシュは、金色のガッシュ2という続編があったが、金色のガッシュが始まる前に死んだ俺は、そちらに関わることはないだろう。
今回デモルトに転生したことで「能力引き継ぎ」で引き継がれる能力はデモルトの呪文になりそうだが、腕に角があるデモルトの身体じゃないと使えないような呪文もある。
一応普通の身体でも使えそうな他の呪文も存在するんで、そちらの方なら役立つかもしれない。
まあ、何の能力も得られないよりかはいいことだと思っておくとしよう。
千年間石になることがなかったベルギム・E・Oは、無事に両親と一緒に生きていくことができました
魔界の王となったダウワンに、各地にある月の石の場所を教えていたりもした主人公により、傷を癒す月の石が魔界ではよく使われることになったそうです
大量の月の石が保管されている隠し場所は、ダウワンの次に魔界の王となったガッシュにも伝えられることになりましたね
今回の転生先
金色のガッシュ、に登場する敵キャラのデモルト
外見は角を生やして背に翼がある凶悪な悪魔のような姿をしており、強力な呪文でガッシュ達を苦しめた千年前の魔物
最終的にはガッシュの呪文の威力を引き上げるザグルゼムを連続で命中させられて、ガッシュの呪文であるバオウ・ザケルガで倒された敵キャラ
今回デモルトに転生したことで、次の転生先に「能力引き継ぎ」で引き継がれる能力
「魔物の呪文」