敵に生まれ変わることを強いられているんだ   作:色々残念

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思い付いたので更新します


3番目はダイの大冒険

引き継いだ「結晶」の能力を得た状態で、俺が生まれ変わった場所は、魔界と呼ばれる過酷な地下世界で、魔族として生まれた今生の俺の名はガルヴァスだった。

 

ダイの大冒険の昔の劇場版に登場した敵キャラが、豪魔軍師ガルヴァスだった筈だが、俺は大魔王バーンの配下になるつもりはない。

 

今回の魔族生では、ヒロアカ世界で得た「結晶」の能力を活用してみようと考えている。

 

ダンまち世界のダンジョン18階層で、しばらく黒いゴライアスとして生活していたこともある俺は、迷宮内に存在していた水晶の空のことも知っていた。

 

中心部が白く、それ以外は青い水晶で形成されたダンジョン18階層の空。

 

日光を発するダンまち世界の水晶も、特典の「能力進化」で「結晶」を更に進化させた俺なら作り出すことが可能だ。

 

地上という大地で蓋をされている魔界は、太陽や青空を見ることができない過酷な世界であり、育つものも限られていたが、日光を発する水晶を用意できるなら、地上の作物を育てることもできるかもしれない。

 

まだ魔王ハドラーが地上の支配を企む前であり、魔族がそれほど忌み嫌われていない今の内に地上に向かい、俺の「結晶」の能力で作り出した宝石を売り捌いて手に入れた多額のゴールドで、必要になりそうなものを買い漁って入手しておく。

 

様々な農作物の種、魔法の契約に必要な道具などを購入し、戻ってきた魔界で、蓋となっている地上という天井へと取り付けていった水晶達。

 

取り付けた日光を発する水晶が煌めいて、日が差すようになった魔界の1角。

 

強者のみが正義である魔界で、ただ奪われるだけではないように自己鍛練にも励んだ俺は、様々な魔法や闘気を扱うことが可能になっていた。

 

それ以外にも「結晶」の能力の応用で、生きた水晶とも言える水晶型モンスターのダーククリスタルを生み出すことが可能となり、魔界のモンスターと比べても弱くはないダーククリスタルに魔界で作成した畑の警備をさせてみたりもしていると、魔界では結晶のガルヴァスと呼ばれるようになった俺。

 

「結晶」の能力で作り出した頑丈な結晶の槍を用いて、自己流の槍術で戦うこともあった俺は、魔界の魔族として名を上げていたりもした。

 

魔王を名乗るつもりはないが、ある程度の実力がなければ、生きてはいけない魔界。

 

とりあえず希望した魔族の土地には、暖かい日光を発する水晶を天井の大地へと設置してみたりもして、水晶が設置してある場所を増やしてみたりもしたが、魔界の各地に日光を発する巨大な水晶が設置されたことで、薄暗かった魔界が少しずつ明るくなってきていたことは確かだ。

 

そんな魔界への水晶設置作業を何回も繰り返していると、魔界の大物にも俺の情報は伝わっていたらしく、俺が住まう土地にまでやって来た大魔王バーン。

 

魔界の神を自称するだけの実力がある大魔王バーンは、地上の大地という魔界の天井で、優しく暖かな日の光を放つ巨大な水晶を眺めながら「素晴らしい」と言っている。

 

「余の領地にも欲しいものだな。この水晶の太陽を」

 

そう言ってきた大魔王バーンは、魔界の広大な土地の半分を勢力下としていた筈だ。

 

欲しいと言うなら設置しておこうと考えた俺は、日々大魔王バーンの支配下の領地を巡り、日光を発する水晶を設置していく。

 

そして魔界の半分程に設置された水晶により、日光の恩恵を授かることが可能となった魔界は暖かな光を感じることが可能な場所となった。

 

魔界の環境が改善されたところで、地上への侵攻を考えていた大魔王バーンも、考えを改めたようで、魔界をより優れた場所へと変えることを楽しむようになっていたみたいだ。

 

大魔王バーンからは「余の部下とならんか」と勧誘されたりもしたが「部下じゃないからこそ、自由にできることもある」と言って断っておくと、笑っていた大魔王バーン。

 

急速に豊かな土地となっていた大魔王バーンの領地に、焦っていたのは冥竜王ヴェルザーであり、魔界を二分とする実力者であるヴェルザーでも太陽と似た光を放つ水晶などは作れていない。

 

日光を発する水晶の恩恵を求めて、ヴェルザーの配下から離反する部下も少なくはなかったようであり、俺はヴェルザーにとって憎らしい敵であったようだ。

 

その結果、裏切ったヴェルザーの元部下が知らぬ内に、元部下の身体に黒の核晶を埋め込んでいたヴェルザーにより、俺が向かったヴェルザーの元部下の土地で、巻き起こった黒の核晶による大爆発。

 

黒の核晶という凄まじい爆弾の大爆発により、完全に消し飛んだ俺の身体。

 

恐らくはヴェルザーの領地だった筈の場所も、大爆発によって大破壊されているだろう。

 

今回ガルヴァスとして得た能力で、次の転生先に引き継ぎされるものは「攻撃魔法」に「治療魔法」と「光の闘気」と「暗黒闘気」といったところだ。

 

後は我流の槍術ぐらいが得たものだが、これは能力というよりかは技術と言えるものだった。

 

それでも生まれ変わった世界によっては、役立ちそうな技術で間違いない。

 

さて、今度の世界はどんな世界になるかな。




魔界に暖かな太陽の光を与えていた将来有望そうな魔族がヴェルザーにより殺害されたことで、強い怒りをヴェルザーに抱いた大魔王バーンにより、ヴェルザーが倒されたりもして、魔界の全てを大魔王バーンが統治することとなったりしたようです

今回の転生先
ダイの大冒険、のガルヴァス
昔の劇場版に登場した敵キャラのボスであり、六大将軍を率いてダイ一行と戦った豪魔軍師と呼ばれる魔族

今回ガルヴァスに転生したことで、次の転生先に「能力引き継ぎ」で引き継がれる能力
「攻撃魔法」
「治療魔法」
「光の闘気」
「暗黒闘気」
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