敵に生まれ変わることを強いられているんだ   作:色々残念

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思い付いたんで更新します


5番目はGS美神

「イエローテンパランス」のスタンド能力を「能力引き継ぎ」で引き継いだ俺は、新たな世界で陰念と名付けられて生まれた。

 

悪霊や魔族に神族だけではく妖怪なども存在していて、人に害を与えるような悪霊などを倒すゴーストスイーパーという職業があるこの世界はGS美神の世界だろう。

 

GS美神の世界で陰念となると、メドーサの部下で不完全な魔装術を習得していた存在で、GS試験で横島と戦った敵キャラで間違いない。

 

魔装術とは魔族と契約したものだけが使える術であり、霊気の鎧を身に纏うことで戦う術だが、未熟な陰念では物質化するほどの鎧は纏えていなかった。

 

魔装術を使いこなせずに暴走して魔族の身体に変わってしまった状態で、鎌田に倒された陰念の出番は、それで終わりだった筈だ。

 

同じくメドーサの部下だった白竜寺の鎌田やら伊達は、GS試験後も出番があったりしたが、陰念は再登場することもなかったんで、どうなったか解らないキャラではある。

 

そんな陰念に転生してしまった訳だが、ある程度育ってから、顔が可愛くないという理由で親に捨てられてしまうことになり、捨て子生活が始まることになってしまった。

 

「イエローテンパランス」のスタンドが無ければ困っていたかもしれないが、とりあえず肉体を「イエローテンパランス」で覆って大人に変装し、宝石を「結晶」の能力で生み出して売り捌いて、金を稼いで暮らしていた俺。

 

陰念なら一応霊能関係の才能があるんじゃないかと考えて、霊力を感じ取れるか試してみたが、直ぐに霊力を感じ取ることができるようになり、霊波を発することも可能となった。

 

何回か転生して生まれ変わりを複数回経験したことがあるというのは、霊能者としては悪くないことだったようで、明らかに原作の陰念よりも霊能者として才能があるようだ。

 

複数回生まれ変わりを経験したことで、霊力もかなり高いようだった俺は、襲いかかってきた悪霊を容易く消し飛ばすことができてしまう。

 

そんな俺を見ていた霊能者が接触してきたが、それは夜叉丸という式神を連れた鬼道家の長男である鬼道政樹であり、現在は六道冥子への復讐に燃え、地獄の修行の日々を過ごしているそうだ。

 

修行を手伝ってほしいと言ってきた鬼道に、特にやることもないんで暇だった俺は手伝いをしておいたら、鬼道は強くなっていく。

 

鬼道家に伝わる霊能関係の書物なども見せてもらいながら、鬼道の修行を手伝っていく日々を過ごしていると、一緒にGS試験を受けてみないかと鬼道から誘われることになった。

 

基本的に暇なんで実際に受けてみたGS試験で順調に勝ち進んだ俺と鬼道。

 

決勝で戦うことになった俺と鬼道だったが、夜叉丸と同時に動いて攻撃してくる鬼道を、両腕を用いて捌いていった俺。

 

ついでに刃のような霊波を操り夜叉丸を斬り裂き、式神が受けたダメージが伝わって動きが鈍った鬼道の腹部に拳を叩き込んで気絶させておいた。

 

決勝で鬼道を倒した俺が優勝し、終わった今期のGS試験。

 

手に入れたGS免許があれば、GSとして仕事をしても問題はないようだ。

 

まあ、GSとして仕事をするよりも宝石を売り捌いた方が稼げるんで、宝石を売ることをやめることはない。

 

ちなみに進化した「結晶」の能力を用いれば、精霊石まで作成できることがわかったが、これについては誰にも言うつもりはなかった。

 

1粒が億で取り引きされる精霊石を、幾らでも出せるとなれば、間違いなく良からぬ輩が近寄ってくるからだな。

 

相変わらず修行の日々を過ごしていた鬼道だが、俺と接している内に、六道冥子への憎しみや怒りだけが原動力になっていた修行が、友人と切磋琢磨する楽しい時間だと言えるものになっていたみたいだ。

 

鬼道にとって俺は負けたくないライバルで、大切な友人となっていたらしい。

 

数年間の付き合いで俺も鬼道のことは友人だと思っていたんで、修行終わりに一緒に飯を食べたりしている時に、霊能関係以外の話をしたりもした。

 

修行に行き詰まりを感じた鬼道を連れて妙神山にも行き、一緒に妙神山での修行を受けていったことで、更に強くなることができた俺と鬼道の2人。

 

しばらく妙神山で修行を続けた俺と鬼道は、総合的な霊能力を高めることができて、妙神山に来る前とは段違いの強さを得ることができたのは確かだろう。

 

かなり強くなれた鬼道は、六道冥子への怒りを忘れた訳ではないが、父親の復讐の道具になり続ける人生を過ごすのは嫌だと思い、鬼道家の当主である父親と縁を切ることにしたそうだ。

 

めちゃくちゃゴネていた鬼道父を夜叉丸を使うことなく叩き潰した鬼道は「ボクは道具やない。陰念がそれを気付かせてくれたんや」と言いながら、息子を復讐の道具にしようとしていた相手との縁を断ち切っていた。

 

六道冥子に特に自分から関わろうという気持ちも無くなった鬼道は、吹っ切れた様子で清々しい顔をしていたな。

 

そんな鬼道と一緒にGSの仕事をしたり、宝石を売り捌いたりしながら過ごしていた俺。

 

妙神山で修行したことで霊波刀も使えるようになっていた俺は、特に道具を使うこともなく除霊をしていき、友人と一緒に過ごしていたが、ある日辻斬りとして襲いかかってきた人狼を真っ二つにしてしまった。

 

人狼が持っていた刀をどうするかに困ることになり、人狼の里にまで向かって刀を返却することになったりもしたが、特に何事も起こることなく終わった今回の出来事。

 

今回も特に主人公と会うことはなかったな、と思いながら日々を過ごしていると、修行をしていた霊山へと放たれる強大な魔力の砲撃を感じ取った俺は、持てる全てを用いて全力で鬼道の盾となった。

 

恐らくこの魔力の砲撃は、兵鬼である逆天号から発射された断末魔砲だろう。

 

「結晶」を用いて用意した精霊石の大盾を幾つも作り出していき、用意した結界で放たれていた強大な魔力砲の一撃の威力を減退させようと試みたが、弱まったとしても容易く人間が消し飛ぶ威力がある魔力砲。

 

「イエローテンパランス」に高めた霊力も纏わせていき、肉壁として受け止めていった魔力の砲撃。

 

完全に持てる全てを絞り尽くして、出しきった全力の防御により、背後の鬼道だけは守りきった俺は、霊力が完全に枯渇したことで、もう間もなく死ぬだろう。

 

最期に幾つか言葉を遺す位の余裕はありそうだった俺は「俺はここまでだ政樹」と言って瞼を閉じる。

 

「陰念!目を開けるんや!陰念!」

 

必死に俺に呼び掛ける鬼道の声が聞こえたが、意識が少しずつ薄れていく俺には死が近付いていた。

 

「お前は生きろ政樹、生きて長生きして、幸せになれよ」

 

最期にそう言い残して、今生の人生が終わった俺は、なんとか友人を守りきることができたんで、悔いはない。

 

陰念として生まれ変わったことで、恐らくは霊能力が「能力引き継ぎ」で引き継がれることになる筈だ。

 

今生は、ひたすら鬼道の修行を手伝っていたような気がするが、悪い思い出ではなかったな。

 

次の世界でも友人と言えるような相手と出会えたら嬉しいが、どうなるかはわからない。

 

新たな世界に期待しておくとしよう。




様々な霊地に逆天号から断末魔砲を叩き込んで破壊していたアシュタロスの部下達により、親友の陰念を失った鬼道政樹は、陰念の遺体を式神へと変えた後に、復讐の鬼と化してアシュタロスの部下であるベスパを倒すことに成功します
その結果、ルシオラが生存して横島と結ばれたりもしました

今回の転生先
GS美神極楽大作戦、に登場する敵キャラの陰念
GS試験編に登場する白竜寺からの受験者ではあるが、実際はメドーサの部下で魔装術を不完全ながら身に付けていた敵
ちょこちょこ出てくる伊達や、再登場した鎌田に比べれば、出番は結構少なかったりもしたキャラでもある

今回陰念に転生したことで、次の転生先に「能力引き継ぎ」で引き継がれる能力
「霊能力」
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