敵に生まれ変わることを強いられているんだ   作:色々残念

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思い付いたので更新します


7番目は幽☆遊☆白書

テゾーロだった時に習得した「武装色の覇気」と「見聞色の覇気」に「生命帰還」を引き継いだ状態で、新たに転生した先は日本ではあったが幽霊や妖怪などが存在していて、霊界も存在する世界の日本に神谷実として生まれた。

 

幽霊や妖怪に霊界が存在する世界で神谷実となると、ここは幽☆遊☆白書の世界で間違いなさそうだ。

 

神谷実は蟲寄市の異変でドクターという特殊能力を得て、仙水の仲間となっていた筈だが、主人公の浦飯に倒された後に警察に捕まるが逃亡し、顔を整形して逃走に成功していた奴だったな。

 

幽白世界は、陰念だった頃に引き継いでいた「霊能力」が活かせる世界ではあるが、原作の神谷実が得ていたドクターの能力は他の世界でも役立ちそうなんで、手に入れられるなら手に入れておきたい。

 

そんなことを考えていたが、時折遭遇する悪霊や悪質な妖怪を「霊能力」で退治したりしていると霊界から接触されることになり、霊界探偵にならないかと誘われることになる。

 

同時期に、今の俺より3歳幼い少年の仙水忍にも霊界探偵にならないかと接触していた霊界。

 

今はまだ13歳の少年である仙水だけに霊界探偵の仕事をやらせるのは流石にどうなんだと考えた俺は、霊界探偵の仕事を引き受けておき、仙水とコンビを組んで仕事をすることになった。

 

その内、仙水と敵対していた闇撫の樹という妖怪まで仲間に加わり、霊界探偵の仕事を行っていった俺と仙水。

 

様々な仕事をした俺と仙水は、嫌なものも沢山見ることになり、繊細な仙水が精神的に傷付いていることが理解できたんで、俺の実家で飼っていた人懐っこい犬と触れ合わせたり、一緒に馬鹿をやったりもしていると、笑えなくなっていた仙水が少しずつ笑えるようになっていく。

 

過酷な修行で傷を負った仙水を「治療魔法」で癒したりもして、仙水と共に過ごしていった日々。

 

ある程度は仲良くなっていたからか仙水には様々なことを相談されたりもしたので、真剣に相談内容を聞いて、解決できそうなことなら解決しておいた俺。

 

その結果、仙水が多重人格になることがなくなったが、人間であることが嫌になってきていたことは変わらなかった仙水。

 

俺にだけ置き手紙を残して失踪した仙水の行方は、誰にも解らなかったみたいだが、手紙には、勝手に居なくなることを実さんには許してほしい、と書かれている。

 

考えた結果、これ以上霊界探偵を続けることは難しいと感じた為、去らせてもらいますが、いずれ機会があれば親友である実さんに会いに行きます、とも書かれていた手紙。

 

16歳で失踪した仙水とは3年間だけの付き合いだったが、俺も仙水のことは友人だと思っていたので、友人である仙水がまた会いに来てくれるなら、嬉しいことではあった。

 

それから霊界探偵を引退して蟲寄市に引っ越した俺は、霊界に売り払った宝石で得た日本円を使って、のんびりと日々を生きていたりもしたが、時は過ぎ去っていき10年後。

 

蟲寄市で異変が起き、特殊な能力に目覚めた存在が増えてきたところで、俺にもドクターの能力が目覚めて使えるようになる。

 

様々な手術を可能とするドクターの能力は、間違いなく役立つ能力だ。

 

問題なくドクターの能力に目覚めたことに俺が喜んでいると、俺が住まうマンションに来客が現れた。

 

来客は26歳になった仙水であり、茶と茶菓子を用意して仙水をもてなした俺に「実さんは変わらないな」と笑っていた仙水。

 

10年ぶりの再会で、話すことは山のようにあり、尽きることのない話題。

 

懐かしい思い出話をしたりもして、笑い合った俺と仙水は、確かに友人であった。

 

ドクターの能力を用いて診断した仙水の身体は、内部がボロボロで、常人ならとっくに墓の中に入っていてもおかしくはない。

 

長くは生きられない身体であるからこそ、仙水は魔界に行きたいと思ったのだろう。

 

特典の「能力進化」で進化させたドクターを使えば、仙水の治療をすることはできる筈だ。

 

移植手術が必要な位に弱っている仙水の身体には、元気な俺の臓器を移植していき、ボロボロの血管なども全て俺の健康な血管と取り換えていく。

 

10メートルの領域内であるなら触れる必要さえもなく、痛みすらもなく完了した移植手術。

 

健康とは言えなかった仙水の身体を、超健康と言えるような状態に変えておいた。

 

代わりに俺が直ぐにでも死にそうな状態になっていたが、意地で堪えておき、仙水とは笑顔でお別れを言っておく。

 

「さよなら実さん。最後に会えて良かった」

 

「ああ、さよならだな忍。元気でな」

 

そんな言葉を交わした後、マンションの扉を閉めたところで、限界が来た俺の身体。

 

これに耐えてた仙水は凄いな、と思いながら、霊界関係者に「そろそろ死ぬんで死体の処理を頼む」と連絡を入れておき、死後の死体の扱いを霊界任せにして、ベッドに横になった俺は眠るように息を引き取る。

 

死ぬと魂が転生してしまう俺は、霊界に魂が行くことはないんで、もうこの世界の誰とも会うことはない。

 

仙水を治療したのは余計なお世話だったかもしれないが、俺がそうしてやりたいと、仙水に生きていてほしいと思ったからやっただけではあるな。

 

最後に友人と会えて、満足するまで話せたなら、悪くはない人生だった。

 

ドクターの能力は、間違いなく「能力引き継ぎ」で引き継がれるんで、次の世界でも役立ちそうだ。




浦飯と戦った仙水は、健康な身体になっていたことで善戦しますが敗北しましたが死ぬことはありませんでした
それからの仙水は樹と共に魔界を旅することになったようです
魔界統一トーナメントにも参加したりもして、魔界生活をエンジョイしていた仙水になりますね

今回の転生先
幽☆遊☆白書、に登場した敵キャラの神谷実
ドクターの能力を得て、仙水の仲間となり、浦飯と戦ったが、敵うことなく倒されたが、死ぬことはなかった敵キャラ

今回神谷実に転生したことで、次の転生先に「能力引き継ぎ」で引き継がれる能力
「ドクター」
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