なんでもないある日。
子供たちに門限を伝えるような夕焼けが辺りを染める夕方。
インターホンが鳴って、優里が玄関を開けると、そこには大きな段ボール箱が二つ、どん、と積まれていた。
「……え?」
こんなもの頼んだの?という困惑と共に箱を確認すれば、伝票には、見慣れた文字が印刷されている。
『名雪紫音様 事務所気付』
「紫音さん、荷物届いてますよー!」
靴を脱がぬまま声をかけると、リビングから「ん……」と気の抜けた返事が返ってきた。
「……?なにそれ」
「差し入れっぽいです。事務所経由って書いてあります」
「ふぅん」
紫音はソファから半分だけ起き上がり、眠たげな目を猫のように擦りながらで段ボールを見やる。その視線だけで「開けて」の意思表示だとすぐ分かった。
(はいはい、ですよね)
優里は苦笑しながらカッターを取り出し、それを包むテープを切った。
――ふわり、と甘い香りがこぼれる。
「……わぁ」
中には、ぎっしりと詰まった焼き菓子の箱。
ブランドロゴのついた高級そうなクッキー、マカロン、フィナンシェ。
もう一つの箱には、レトルトのスープやパスタソース、ちょっとお洒落な缶詰の詰め合わせまで入っていた。
「差し入れのバーゲンセールですね……」
「良質なエネルギー」
ふらふらと近づいてきた紫音が、焼き菓子の箱を抱きしめるように持ち上げた。
「待ってください、今食べる気じゃないですよね?」
「だめ?」
「ダメです。ご飯が食べれなくなっちゃいます」
情けなく抵抗する紫音から箱を取り上げて、テーブルの上に並べる。
包装紙の色合いもリボンも、どれも丁寧に選ばれた感じがした。
(ファンの人達、すごいな……)
差し入れの中身だけじゃない。
「身体に気を付けてください」「いつも曲聞いてます」みたいなカードが、いくつも添えられている。
それを一枚ずつ読み上げていくと、紫音は「ふぅん」とか「ん」とか、短く相槌を打つだけだったけれど。
時折、ほんの少しだけ、語尾が嬉しそうに震えているのを、優里は聞き逃さなかった。
「とりあえず、常温でいいやつと冷蔵のやつ分けちゃいますね」
「任せる」
そう言って、紫音はソファにごろんと転がる。
優里は箱を開けては中身を確認し、キッチン側のカウンターに一列に並べていった。
――分けながら、ほんの少しだけ、胸がざわつく。
(このマカロン、絶対高い……)
(このパスタソース、わたしが買うやつの五倍くらいするやつだー……)
紫音が配信などで好きな食べ物を公言しているせいか、差し入れのチョイスはどれも的確だ。
「名雪紫音は我々が守ります」という、ファンの決意表明を見せつけられているみたいだった。
(……いや、ありがたいことなんだけど)
当然、それはありがたいことなんだけど――
(ご飯係としては、ちょっと複雑なんだよなぁ……)
自分以外の誰かが、紫音に栄養を送っている。
理屈では当たり前で、喜ばしいことなのに、胸の奥で小さな針が刺さるようで。
その針を誤魔化すように、優里は冷蔵庫とパントリーの整理を始めた。
「今日の夕飯、どうします? せっかくだし、スープだけ差し入れ使ってみます?」
「……」
問いかけると、ソファの上から、じいっと紫音の視線を感じる。
振り返ると、いつの間にか起き上がっていて、テーブルの上の箱を眺めていた。
「全部、それだけで食べると、栄養バランスが崩壊する」
「急にまともなことを…」
「だから――」
紫音は、堂々と指差した。
「メインは優里の。差し入れは、おまけ」
「……おまけ呼ばわりは、ちょっと」
「差し入れはあくまで曲の燃料だから」
「曲の……?」
「わたしの燃料は、優里のご飯」
言ってから、紫音は少しだけ困ったように首をかしげた。
「……今の、比喩、分かりにくい?」
「いえ……あの、…ちょっと、嬉しすぎて処理が追いついてないだけです」
口元がどうしても緩んでしまう。
さっきまで刺さっていた針の先が、少しだけ丸くなる。
(でも、そう言ってもらえると、余計に頑張らなきゃって思っちゃいますね……)
「じゃあ今日は、鶏肉のトマト煮と、差し入れのスープで決まりですね」
「うん」
紫音は素直に頷きながらも、焼き菓子の箱に一度だけ未練がましい視線を送って、それからちゃんと椅子に座った。
その可愛らしい小さな仕草に、また胸がきゅっとなる。
(……ファンの人達の気持ちも、紫音さん自身も、どっちもちゃんと大事にしないと)
そう思いながら、優里はキッチンに立った。
――その夜の食卓は、いつもより少し賑やかだった。
手作りのトマト煮と、ファンからの高級スープ。
焼き菓子は、食後に一つずつ分け合った。
「これ、美味しい」
「どっちです?」
「どっちも」
即答されて、思わず笑ってしまう。
差し入れのフィナンシェを口にしながら、紫音はぽつりと言った。
「でも、どっちか一つしか残せないなら、優里の方にするよ」
「……」
何気なく告げられる言葉が、いちいち心臓に直撃してくるのがずるい。
冗談めかしたやり取りの中に、確かな本音が混ざっているのが分かる。
(……でも、やっぱり)
その夜、帰り道の電車の中。
スマホでさっきの差し入れの写真を見返していると、やっぱり胸の奥で小さな何かがもぞもぞと動いた。
(この焼き菓子選んだ人も、缶詰選んだ人も、紫音さんのことを考えてくれたんだろうな)
その事実が、ちょっとだけ、悔しい。
(わたしだけが、紫音さんを管理してたいとか……思うのは、さすがに重いし図々しいよね…)
自分の心の狭さに、ちょっと自己嫌悪して、
でも、その嫉妬ごと全部含めて「好き」なんだと気づいて、また溜息をついた。
――数日後。
放課後、いつものように紫音の部屋に向かおうとしたとき、スマホが震えた。
通知欄に、見慣れたチャンネル名が表示されている。
『Shion - New Song 「Kitchen Orbit」』
「……新曲?」
つり革に掴まりながら、イヤホンを耳に差し込む。
再生ボタンを押した瞬間、静かなピアノの音が広がった。
――それは、「台所」の風景を幻視させる音楽だった。
包丁のリズム。
鍋の沸騰を思わせるシンセの揺れ。
コンロの火が点く瞬間みたいな、短いスネア。
そして、その上に乗るメロディは、妙に落ち着かない。
行きたいコードに行けずに、迷っているみたいにぐるぐると同じ場所を回っている、そんな旋律。
それなのに、不思議と心地いい。
歌詞は、淡々と綴られていた。
『甘い箱が届くたび
君の温度が少しだけ変わる
知らない誰かの気遣い
知らない誰かの甘さ
わたしのテーブルに並ぶたび
君の胸の奥で、かすかな針
雑音まじりに揺れている
わたしは知ってる
その針の名は』
「…………」
電車の揺れが、急に意識の外に追いやられる。
(これ……)
歌詞の中に出てくる「君」が、どう考えても自分にしか思えない。
差し入れの箱。
スープの匂い。
音だけで完璧に再現された、嫉妬の感情。
全部、あの夜の光景そのままだった。
『誰のための感情か
わたしはちゃんと分かってる
テーブルの上で
一番あたたかい場所は
いつだって君の隣だから』
「や、やめて……!」
思わず小声で呟いて、慌てて口を押さえた。
(気づいてたの、あれ……!?)
あの、ちょっとだけ胸がざわついていた自分の顔を、
紫音は「なんとなく」じゃなく、がっつり見抜いていたということだ。
駅に着くまでの数分間、曲を止めることもできず、
繰り返されるサビの「Kitchen Orbit」という言葉に、何度も何度も赤面する。
――マンションに着いた頃には、耳まで真っ赤になっていたと思う。
「……ただいま戻りましたー」
いつものように玄関から声をかける。
返事の代わりに、リビングからピアノの音が聞こえてきた。
防音室の扉は半分開いていて、中で紫音が椅子に座っている。
さっき聞いたばかりのフレーズを、指先だけでなぞっていた。
「紫音さん」
「ん」
振り向いた青い瞳が、いつも通り淡々と優里を映す。
「……なんですか、あの曲」
「どの曲?」
「とぼけないでください、『Kitchen Orbit』です。
あれ、完全に……完全にわたしの話じゃないですか……!」
語尾が情けなく震える。
自覚したばかりの嫉妬を、世界中に公開されてしまった気分だった。
紫音は、少しだけ首をかしげた。
「嫉妬って、曲にするとどういう感じかなって、試した」
「試さないでくださいそんな生々しい実験……!」
「でも、いい曲だった、でしょ?」
さらっと言う。
そして、ほんの少しだけ口元を緩めた。
「優里、分かりやすかった」
「もう、それ以上言わないでください……!」
紫音は、淡々と鍵盤を叩く。
「嫉妬も、全部曲になる」
そう言われてしまうと、何も言い返せない。
顔を両手で覆って、優里はソファに崩れ落ちた。
(もう……ほんと、ずるい)
紫音の天才さと無邪気さに触れて、また新しい音が胸の中に生まれた気がして――
その音にまだ名前がつけられないまま、優里はただ、耳まで真っ赤になって座り込むしかなかった。
ーー
ある週末の朝。
冷蔵庫を開けた優里は、軽くため息をついた。
「……卵、最後の一個ですね」
ソファの上で丸くなっていた紫音が、むくりと起き上がる。
「野菜も少ないですし、お肉も買い足したいし……今日は買い出しデーですね」
「一緒に行く」
即答だった。予想の正反対の答えで。
人とは信じられないものを見た時、或いは聞いた時、反応できずフリーズするというのは本当らしい。
「……………………え?」
「外の音、久しぶりに聞きたい。人の足音と、風と、冷蔵ケースの唸り声とか」
「…えと、…冷蔵ケースに唸り声って概念あります?」
「あるでしょ?」
きっぱりと言い切られて、思わず笑ってしまう。
「じゃあ、一緒に行きましょうか。歩いて十五分くらいですけど」
「うん」
そうして、二人でマンションを出た。
エコバッグを二つ提げた優里の隣を、紫音がとてとてと歩く。
身長差のせいで、同じ歩幅に合わせるのが少し大変そうだ。
「疲れたら言ってくださいね」
「大丈夫」
そう言って、さりげなく優里の袖を指先でつまむ。
(……そういうことされると、わたしの方が迷いそうなんですけど)
心の中で突っ込みながら、どこか嬉しくて、歩幅を少しだけ合わせ直した。
――スーパーに着くと、店内には軽快なBGMが流れていた。
涼しい空気と、野菜と肉とパンの匂いが混ざり合っている。
「はい、まずは野菜コーナーですね。キャベツと玉ねぎと……」
優里がメモを確認している横で、紫音は天井のスピーカーを見上げていた。
「……キーは、B♭メジャー。BPMは112」
「さっそく分析してる」
「Ⅳ→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵmのループ。王道進行の亜種。サビ前でⅣadd9を挟んで、滞留時間を伸ばしてる」
「ぜんっぜん分かんないですけど、なんかすごいこと言ってるのだけは分かります」
そんなやり取りをしながら、肉売り場、乳製品コーナーと順番に回っていく。
「チーズ!」
紫音が、妙にお洒落な輸入チーズを指差した。
「それ高いですよ」
「でも、箱が綺麗」
「子供か!…パッケージデザインだけで選ばないでください」
結局、予算と相談しながら、一番小さいサイズのチーズを一つだけカゴに入れることにした。
(まあ、たまには贅沢もいいか)
レジを済ませて、エコバッグに詰め終えたところで、ふと視界の端に小さな売り場が見えた。
――アクセサリーコーナー。
スーパーの一角にしては、意外と品揃えが良い。
シンプルなピアスやネックレス、そして、指輪。
(……指、細いんだよなぁ)
鍵盤を叩く紫音の指を思い出す。
栄養が足りているのか心配になるくらい細くて、でも、弾くときだけは鋭く強い指。
その中の一本に、小さなリングがあったら、きっとよく似合う。
(や、でも、指輪って……)
そこで一瞬、思考がつまづいた。
(指輪って、え、今更気づいたけど……普通に重くない?)
恋人でもない相手に指輪を渡す意味。
しかも、自分が片想いの相手に。
(いや、でも、アクセサリーとしてならセーフ、セーフ……?
百合好きの神様、その辺どうなんでしょうか……)
内心で誰にともなく相談しながら、優里はアクセサリーコーナーの前で固まった。
「優里」
「は、はいっ!?」
「重い?」
「えっ、何がですか」
「エコバッグ」
振り向けば、紫音が首をかしげながらこちらを見上げている。想像以上にぼーっとしてしまっていたらしい。
「あ、いえ、大丈夫です。ちょっと見たいものがあって……」
誤魔化すように笑って、紫音を店の外のベンチに無理やり座らせた。
「ちょっとだけ待っててください。すぐ戻りますから」
「置いてかないで」
「置いていきませんって…!ちゃんと戻りますよ」
いつの間にか袖をつまんでいた指をそっと外して、優里は足早にアクセサリーコーナーに戻った。
(よし、考える前に選ぶ)
視線の高さに並んでいたリングの中から、
目をつけていた、ごくシンプルな、細いシルバーのものを一つ手に取る。
サイズなんて分からないけれど、紫音の指を思い浮かべて、「このくらいかな」と見当をつける。
(もし合わなかったら……そのとき考えよう)
心臓の音をごまかすように、レジに向かった。
手際良く小さな紙袋をエコバッグのポケットに滑り込ませて、何食わぬ顔でベンチに戻る。
「お待たせしました」
「何買ったの?」
「内緒です」
「……」
じっと見つめられて、少しだけ目を逸らした。
「帰ってからのお楽しみってことで」
「楽しみ」
紫音は素直に頷いて、また優里の袖をつまんだ。
――帰り道。
エコバッグを片手に提げて並んで歩く。
夕方の風が少しひんやりしていて、紫音のパーカーの裾がふわりと揺れる。
「疲れてないですか?」
「平気。優里の歩幅、覚えた」
「音楽のリズムみたいに言いますね…」
「実際、似てる」
そんな何気ない会話をしながら、マンションまで戻った。
買ってきた食材を冷蔵庫や棚にしまい終えて、一息ついたところで、
優里はポケットの中の小さな紙袋を握りしめた。
(……今かな)
キッチンとリビングの境目あたりで、紫音はソファに座ってタブレットを開いている。
今日外で録った環境音を整理しているらしい。
「紫音さん」
「ん」
「その、ちょっと……渡したいものがあって」
声が妙に上擦る。
紫音が顔を上げると、不思議そうに青い瞳がまっすぐこちらを見つめた。
「……何?」
「えっと、その……」
紙袋を取り出して、手のひらの上で転がす。
(ちょっと待って、本当に渡すの? いや、もう買っちゃったし……
でも指輪って……いや、…お揃いとかじゃないし……)
思考がぐるぐると無限ループに入りかける。
「優里?」
「は、はい!」
紫音の首かしげが一段階深くなる。
「……これはですね、その、今日一緒に買い出し頑張ってくれたご褒美というか、記念というか……」
「ご褒美」
「はい、ご褒美です。えっと……」
深呼吸を一つ。
「変な意味は、ぜんっぜんないんですけど」
自分で言って置いて刺さる前置きだ。
「その、紫音さんって結構指先使うじゃないですか…演奏とかで…」
言い訳を必死で探しながら、紙袋を差し出す。
「これは、その、なんというか……お守りみたいな、指輪で……」
「お守り」
「そうです、お守りです。指にケガしないように。決して、なんかこう、プロポーズ的な意味とか、そういうのではなくてですね……」
そこまで言って、
(自分でプロポーズって言っちゃった……)
心の中で頭を抱えた。
そんな、過去最大級にぐしゃぐしゃになっている優里の内情を知りもしない紫音は、じっと紙袋を見つめたあと、そっと受け取る。
中から、小さなシルバーのリングを取り出した。
「……きれい」
ぽつり、とこぼれた声が、いつもより少し柔らかかった。
「もしサイズ合わなかったら、その……」
「合う」
試しに人差し指に通してみて、すぐに抜いた。
そして、薬指に通す。
すると、それはすっと、違和感なく収まった。
「………………!!??」
ぼんやりと眺めていた優里の脳内で、何かが爆発音を立てた。
(薬指!? 待って、ちょっと、そこは、いやでも本人が選んだなら……いやでも……)
頭が真っ白になる。
そんな優里をよそに、紫音はリングをキラキラとした目で見つめていた。
照明の光を受けて、細い指の上で小さく光る銀色。
いつも鍵盤の上でしか見ない自分の指が、今日は少し違う意味を持って見えた。
「……嬉しい」
紫音は、ふと顔を上げて、
彼女に仕える愛おしい使用人を見つめる。
その瞬間、優里の時間が止まった。
――そこには、いつもの淡々とした無表情ではなく、
子供みたいな屈託のない笑顔があった。
目尻はだらしなく下がって、
青い瞳がきらきらと水を含んだ葵色のラピスラズリみたいに光っている。
学者が新たな定理を見つけたみたいに、
探検家が新たな生命を見つけたみたいに、
或いは、一般人が大切な何かを見つけたみたいに。
芸術の神が、展覧会に向けて彫った彫像のように美しい彼女のかんばせは、
くしゃりと、花開くような笑顔に染まっている。
指輪を少し持ち上げて、光にかざす。
「――一生、大切にする」
ただのスーパーで売っている、さして高くもない指輪。
彼女の美しさを彩るには、役不足もいいとこな指輪。
されど、そんな指輪を彼女はうっとりと見つめて、心底嬉しそうに笑った。
一生なんて、大げさなことを言いながら、
その顔には、ただただ純粋な喜びしか浮かんでいない。
(……ずるい)
普段の王様みたいな自信満々の顔とも、
ソファでぐでっとしている子供みたいな顔とも違う。
全部の仮面を外してしまったような笑顔に、
優里は、ただ見惚れることしかできなかった。
(指輪の意味とか、いろいろ考えてたの、ばかみたいだなぁ)
これはきっと、恋人云々より先に、
「この笑顔が見たいから渡した」プレゼントだったのだと、
今更のように理解する。
胸の奥で、また新しい音が鳴った気がした。
その音を伝える勇気は、結局まだどこにもなかったけれど。
攪拌されたみたいな胸のざわめきを抱えたまま、それでもわたしはいつも通りエプロンを結ぶ。
彼女の薬指でさりげなく光る安物のリングは、世界のどんな宝石よりも場違いで、
恋人の証明にしてしまうには臆病すぎるわたしの気持ちを、誰にも読めない暗号みたいに静かに包み隠してくれていた。
今日も、ただ夕飯を作る。