やっべ、タイトルがめちゃくちゃ雑になった。仕方ないでしょ!厨二病患者にも限界はある!でも知るか!私は私の書きたいように書くぅ!!
──昼休み 食堂──
「待ってたわよ、一夏!」
一夏に誘われ、食堂にいくと凰鈴音と名乗った少女がいつの間にやら仁王立ちしていた。碧は身長がそこそこ高いためにぶつかりそうになったのは秘密である。
「鈴、いつ帰ってきたんだ?おばさん元気か?いつ代表候補生になったんだ?」
「質問ばっかするんじゃないの。アンタこそなーにISなんて使ってるのよ。ニュース見た時ラーメン噴いたわよ!」
とりあえず流れのまま食事を一緒にすることとなったが、箒とセシリアとしては、大変面白くない。
「一夏、そろそろ説明してくれ。こいつは誰だ。」
「そうですわ!まさかこちらの方と、………………つ、つつつ付き合ってらっしゃるの!?」
「……まぁまぁ。そんな詰め寄ってちゃ、話すに話せないんじゃないのかな。」
見かねた碧が仲裁に入り、一夏は彼女について話しはじめた。小学校4年で転校していった箒と入れ違いにして転生してきた、2人目の幼馴染(本人曰く『セカンド幼馴染』)であること。鈴もまた、中学校2年生で本国へ転校していったこと。つまり、ほぼ1年ぶり。まぁその後は3人(所謂一夏ラバーズ)が自己紹介と口喧嘩をおっぱじめ、仕方なく碧が仲裁した。
お前らは静かに飯を食えんのか by千冬
「……で、アンタが2人目?」
「端折りすぎ端折りすぎ。…まぁそうだよ。百目木碧だ、よろしく。」
「さっきも名乗ったけど、凰鈴音よ。よろしくね。」
その後は誰が一夏を訓練するかで再び戦争勃発。もはや面倒くさくなった碧は、まぁ今日は予定もあるし、と静観を決め込むのであった。そしてその日の夜。
『最ッッ低!女の子との約束もちゃんと覚えてないとか、男の風上にも置けないわね!犬に噛まれて死ね!!』
とまぁこんなことがあったのだが……。
((((あぁ、また織斑君/一夏か…………。))))
と、ほとんど誰も騒ぐことはなかったという。
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それからしばらく経ち、5月も中旬に差し掛かろうという頃。簪との共同開発を切り上げて寮に戻ってきた碧は、ラウンジで肩を落としている鈴を見つけた。
「あれ、凰さん?」
「アンタ、確か百目木碧とか……。」
「そう。覚えててくれてありがとう。」
「…何しに来たのよ。」
「いいや、用事を終えて帰ってきたら、落ち込んでる凰さんを見つけて。何かあったのかと思って。」
「鈴でいいわ。……話、聞いてくれる?」
「勿論。」
碧は自販機でカルピ○を2本買い、鈴に手渡す。
「ありがと。……昔ね、あいつと約束したの。『もっと料理が上手になったら、毎日私の酢豚を食べてくれる?』って。」
「…………プロポーズじゃないか。」
「い、言うんじゃないわよ!……と、とにかく!あのバカ、それを毎日奢るなんて風に解釈してて……あーもー!」
「…それは一夏が悪い。完っ全にあいつが悪い。」
「アンタもそう思うでしょ!?」
「……一夏さぁ。その後も大変だったんだよ。付き合ってくれって言われても、『買い物だろ?どこに行くんだ?』とかさ。」
「アイツ………。」
「……まぁそんなだから、頑張れ。僕には応援することしかできないけど、出来る限りのことはするよ。」
「ホント!?」
「あぁ、勿論。」
ちなみにこの発言を後ほどものすごーく後悔することになるとはまだ知る由もなかった。
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クラス代表戦当日。碧は箒やセシリアともに一夏側のピットにいた。前世で培った彼の戦士としての勘が、ここにいろと叫んでいた。
「頑張れ、一夏!」
「おう、行ってくる!」
箒の応援にサムズアップを返し、一夏はピットから出撃。フィールド上で鈴と向かい合う。
「来たわね、一夏!」
「負けねぇぞ、鈴!」
『織斑一夏 対 凰鈴音。始め!』
試合開始と同時に、2人は動く。鈍く重い音を轟かせ、鈴のIS『甲龍』の持つ『双天牙月』と『雪片弐型』がぶつかった。
「ふぅん。初撃を防ぐなんて、やるじゃない。」
ニンマリと笑う鈴に不吉なものを感じたのか、一夏は飛び退いた。だが──
「甘いわよ!」
甲龍の
それは空間そのものに圧力をかけて砲身とし、余剰エネルギーを弾とする『衝撃砲』。しかし、当然初見の一夏に対応することは叶わず、だんだんと劣勢に立たされる。
しかし、なんとか隙を見つけて
「なっ………!」
(チャンスは一度、だが──!)
刹那。轟音とともに、アリーナが揺れる。その中心にいたのは。
──黒い
アリーナに、困惑と恐怖が広がる。みな、一目散に逃げようとするが……。
「遮断シールドがレベル4に設定、アリーナのあらゆる扉がロックされています!」
「3年の精鋭チームがシステムクラックを仕掛けていますが、なかなか……!」
「生徒達にも混乱が。このままでは怪我人が出ます!」
押し寄せる情報を、山田は必死に処理していた。普段はドジ属性が目立つものの、ここ一番では実力を発揮するのが彼女である。
「織斑くん!凰さん!今すぐアリーナから脱出してください!」
「………待て、百目木はどこに行った。」
千冬の言葉に、山田は辺りを見回す。
「えっ?そこにいるはずじゃ……。」
つい先程まであったはずの人影が、そこにはなかった。
アリーナ中央。そこでは、謎のISと対峙していた2人は、得物を構えていた。
「……俺たちで食い止める。いいな、鈴。」
敵は遮断シールドを貫通した。ここで止めなければ、他の生徒に被害が及ぶ。それ故の判断。
「当然。誰に言ってんのよ!」
敵IS、前傾姿勢をとり突進。
「来るぞ!」
「分かってる!」
2人は散開することで回避するも、巨体に似合わぬ俊敏さで既にロックオン。攻撃を試みた2人はあわてて回避を選択した。ほんの数瞬前まで彼らがいたところに、大出力のビームが後塵を残す。それだけで、2人の額に冷や汗が浮かんだ。
「…いくぞ!」
「えぇ!」
短い合図と同時に、一夏が突貫。鈴が衝撃砲を放ち援護をするも、一夏の攻撃は難なく躱されてしまった。
「ちょっ、どこ狙ってんのよ一夏!」
「ちゃんと狙ってるさ!………ッ!!」
瞬間、敵が腕を振り上げる。回避は間に合わない。そう思った瞬間。
ドカッ!と音を立て、蒼い影が敵を蹴り飛ばした。
「──すまない、待たせた。」
「「碧!!」」
そこには、蒼月を纏い薙刀を構える碧が。彼は黒いISを見た瞬間モニタールームを飛び出し、ピットへ向かっていたのだ。
『何をしている、百目木!!』
千冬の怒声が響くが、当の本人は意にも介さない。通信をシャットアウトすると、薙刀を持って突貫。ビームが放たれるが、ブースターを平行方向に一瞬だけ最大出力で吹かす『クイックブースト』によって躱し、その巨体に薙刀を叩き込んだ。廻転する刃によってギャリギャリと音が鳴り、やがて吹き飛ばされた。
「……行け!」
さらに敵機にマルチロックをし、飛翔滑走翼に備わっった誘導ミサイルを叩き込む。ハイパーセンサーが、敵の装甲の一部が吹き飛ぶのを確認した。
「……一夏、鈴。」
「ん?」
「何よ?」
ふと、碧が2人に声をかける。
「アレは、無人機だ。」
「え?」
「はぁ!?アンタ言ってる意味わかってる!?ISっていうのは、人間が乗って初めて動くのよ!?そういうふうにできてるの!」
「何事にも、例外というものはあるものだ。どうしてあれが無人で動くのかはわからないけれど、今は倒すしかない。」
その言葉とともに、敵は起き上がってきた。
「一夏。鈴を連れて逃げろ。シールドエネルギー、ギリギリだろう?」
「でも!」
「…大丈夫だ。それに、君たちがいると使えない技がある。」
「…………絶対、戻ってこいよ。」
「当然。」
一夏が、鈴を連れて離脱する。それを横目で見ながら、彼は左肩にある盾の裏のグリップを掴み、構えた。
「超電、雷撃っ!!」
シールドに備わったツメの間から、空に向かって電流を射出。上空の遮断シールドに当たり、さながら雨のように降り注ぐ。黒いISは回避を試みるもやがて電撃に打たれ内部機構がショート、動きが鈍る。
「これで、決めるっ!」
無人機ということで遠慮なくその巨躯にスラッシュハーケンを打ち込み、瞬間加速と合わせて急接近。勢いを乗せた薙刀での一撃が、腹部にあたる箇所を貫く。黒いISは蒼月を殴りつけようとするも、やがて機能を停止するのであった。
こうして、後に無人IS襲撃事件と題されたこの事件は、幕を閉じた。
──???──
「…ふーん?結構面白い子がいるねぇ。」
薄暗い場所で、機械の耳がぴょこんと跳ねる。その人影が見ていたのは、黒いIS側から見たと思わしき戦闘映像。蒼紫の機体を纏った少年が、視点の主を撃破するその瞬間。
「百目木碧……。今後も要チェック、かな!」
題名が思いつかない……。調子乗って下手にかっこよくしようと思うんじゃなかった……。というわけで以降ちょっと題名の毛色が変わるかも。
どうやら碧くん、とんでもないヤツに目を付けられてしまったようです。皆さんご存知あのロクデナシのシスコン!
次回予告!
1.とうとうメインヒロイン・シャルロット登場!
2.麗しの銀将、その名はラウラ!
3.碧、シャルロットと同室!おいそこ変われ!!
次回IS─OVER THE SKY─
第6話『同室、それ故の受難』
どうかお楽しみに!