二次創作の構想が溢れそうです。ペルソナ、AC6、あともうひとつ。また近く新シリーズ始まるんじゃないかな。えっ?更新頻度はどうなるのかって?そりゃあなた、分かりきってることを。
私 の 気 分 次 第 で す よ
──翌日 アリーナ──
碧が初めてシャルルと寝食を共にした翌日。たまたま暇をしていた碧とシャルルは、一夏の特訓を見にきていた。
「助かったー!今までマトモな説明してくれるの碧だけだったんだ!」
箒の説明は擬音ばかり、鈴は感覚派でセシリアは具体的すぎる。パワードスーツという都合上、ISの操縦技術は感覚的なものも多いため、自分の感覚を言葉にできるという時点で上出来なのではあるが……。分かりやすく教えるとなるとまた別の技能が必要になってくるのである。
「「「ぬぬぬぬぬぬぬぬ……!!」」」
……ちなみにではあるが、簪は一夏に対して忌避感のようなものがあるらしく、碧が誘っても来ることはなかった。
「…まぁうん、人に教えるのって難しいよね……。」
歯噛みする3人を見かねたのか、シャルルのフォローが入る。当然苦笑いで。
「…とにかく、特訓を始めようか。」
ぱん、という乾いた音ともに、碧が音頭をとった。
「一夏、今日は射撃武装を使ってみよう。」
「あ、でも白式は……。」
「たしかに白式は雪片以外を拒絶するけれど、それでも絶対に使えないというわけじゃない。状況は限られるけれど、持ち主が許可を出した武装なら、一時的ではあるが使える。手札は多いに越したことはないからね。」
碧は拡張領域からアサルトライフルを呼び出し、的を撃ち抜いた。そしてそのまま、一夏へ手渡す。
「一夏、これ。」
「いいのか?」
「僕の射撃兵装は全てリニアガン方式。火薬を使っていないから、反動も少ない。初心者にはぴったりだと思う。」
前世でのナイトメアフレームと同じく、碧の持つ銃は全てローレンツ力による電磁投射方式だ。火薬を使うものと比べて反動はかなり少ない。
「じゃあ、ボクが教えてあげるね。」
射撃に長けるシャルルが前に出、一夏への特訓が始まった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「むっず………。」
「FCSの助けはあるけど、やっぱりどうしても技術が必要だからね。」
「……そういえば、碧ってまだ3ヶ月なのに凄く上手だよね。どこかで射撃習ったの?」
「…まさか。元々リアル寄りのFPSを少しかじっていたから、その影響かな。」
シャルルの質問を、碧は苦笑とともにはぐらかす。まさか『前世でナイトメアフレームを駆って実際に戦っていた』なんて言えるはずもなく。
「そっか。ボクはゲームとかあまりやらないけど、今度教えてよ!」
「あ、あぁ。………?」
ふと、碧は突き刺すような視線を感じた。振り向けば、ラウラが黒いISを纏ってそこにいる。そして、彼女もまた碧の視線に気づき、目を向ける。
…すぐに、近くにいた一夏に興味は移ったようだが。
『おい。』
ラウラがオープンチャンネルでの通信。アリーナに来た彼女は、専用IS『シュヴァルツァ・レーゲン』を纏っていた。
「………なんだよ。」
『貴様も専用機持ちだそうだな。私と戦え。』
「嫌だね。理由がねぇし。」
『貴様に無くとも私にはある。早く武器を取れ。』
ラウラの執着ぶりからして、何か深い事情があるのだということは碧達にも察せられた。とはいえ、本人達はそれが何のことか分かっているようで。
「……また今度な。」
興味なさげに、一夏は視線を外した。しかし、それがラウラの癇に障ったようだ。
『ならば──戦わざるを得ないようにしてやる!』
その瞬間、シュヴァルツァ・レーゲンは戦闘モードを起動。肩の実弾砲が起動した。視線を外していたせいか、一夏の回避がワンテンポ遅れる。放たれたレール砲は、一夏に迫り。
──横合いから発射された電撃によって撃墜された。
『何ッ……!?』
「無防備な相手に大砲を撃つなんてね。まさかそこまでするとは。」
迎撃した本人は、アサルトライフルを構え、ラウラに向け発砲。
『ッ、またしても邪魔をするか、百目木碧!!』
「知らないなら教えてあげよう。
──撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ!」
碧が取り出したのは試作兵装、『ヴァリアブル・アミュッション・リバルジョン・インパクト・スピリット・ファイアー』。和名を可変弾薬反発衝撃砲。頭文字を取ってV.A.R.I.Sと呼ばれる、前世にてとあるナイトメアフレームが使っていた射撃兵装。それを最大出力でチャージし、銃身が展開し、せり出した。
『っく、なんだそれは……!ぐぁっ!!?』
「君が知る必要はない。」
一目で凄まじい威力だと分かるそれは、青いスパークを放ち、風切り音を鳴らしながら、シュヴァルツァ・レーゲンを直撃。弾丸が捉えたレール砲は、損壊していた。
『一撃だと…………!?』
「……フルチャージだとエナジー消費が酷いな。ロイドさんに言っておこう。」
『そこの生徒!何をやっている!名前とクラス、出席番号を言え!』
『…ちっ。興が削がれた、今日はやめにしてやろう。』
「次からは事務所を通してくれよ。」
『………ふん。』
碧の嘲笑に、ラウラは不機嫌げに鼻を鳴らして去っていった。
「だ、大丈夫なの、碧!?」
「……シャルル。すまない、心配をかけたかな。ライフルを撃っただけだし、このとおり。」
「…大丈夫、みたいだね。良かったぁ〜……。」
ため息ともに胸を撫で下ろすシャルルをよそに、一夏が頭を下げる。
「……ごめん、碧。押し付けたみたいになっちまったな。」
「いや、いいさ。僕も、彼女はあまり気に入らないから。…それに、恐らくこれからも突っかかってくるだろうしね。」
「………そうだな。」
さすがに特訓をするどころではなくなり、その日はそのまま解散と相成るのだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
数日後。碧は格納庫にて、簪とともに作業をしていた。
「聞いたよ、碧くん。転校生の人と喧嘩したって。」
「喧嘩……とはまた違うかな。お互い敵視してて、軽く戦っただけ。」
「…それを喧嘩って言うんじゃないの?」
「………………………ノーコメント。」
「ふふ、碧くんって意外と意地っ張りだよね。」
「うるさいな、ほっといてくれ。」
お互いに微笑みを浮かべながら軽口を叩き合う。そして。
「……できた。」
「うん、できた……!私の、『打鉄・弐式』!」
白銀のベースカラーに、
「……綺麗だ。そういえば、機体の名前は?打鉄・弐式っていうのも、開発コードだろ?」
「…もう決めてる。この子の名前は、『
「碧天、か……。良い名前だね。由来とかあるのかい?」
「はぇ!?あ、えーっと、その、無い、ことも無い
けど………。」
「聞かせてくれないか?」
「え、えぇーと……!ひ、秘密!秘密だから!」
「そっか………。」
大変残念に思ったが、赤面してわたわたとする彼女を見て無理やり聞き出そうとするほど碧もデリカシーがないわけではない。大人しく引き下がることにした。
難産だった……。ちなみに書いてる途中で一度消えました。考えてたのが全部パーになって萎えたのでめちゃくちゃ遅くなりましたね。
それはさておき、ようやく打鉄・弐式完成です。名前である『碧天』には雲ひとつない青空という意味があります。この世界の簪ちゃんは違う理由で名付けたようですが……。
次回予告!
1.ついに発覚、シャルルの秘密!
2.開幕、タッグトーナメント!
3.飛翔せよ、『碧天』!
次回IS─OVER THE SKY─
第8話『魁星の双翼』
どうかお楽しみに!