後になってからああ言えばよかったなんてよくあります
「ふふふっ…」
「何が可笑しい」
「いや、失礼しました。僕も最初から言葉で説得できるとは思ってません」
「そう思うなら、帰れ」
「お断りします!ってことで、僕と勝負しましょう!」
「はっ?急に何を言い出すかと思ったら、勝負などせん」
「いいんですか?ここで断ったところで僕は毎日おしかけますよ。それとも僕ごときに負けるのが怖いと?」
「寝言は寝て言え、お前如きが相手になると思ってるのか?」
酔ってるせいなのか安い挑発にのってくれて助かる
やっとパパ寿郎の目がこちらを向いた
「やってみないとわからないじゃないですか。…それに煉獄家歴代の手記を見て、日の呼吸には勝てない自分は成長できない、鬼舞辻無惨は倒せないと思い込み酒に溺れ己の義務さえも放棄した貴方に負ける気はしませんね」
にっこりと笑い煽りと爆弾を追加していく、これでどうた!
「何故そのことを知っている!」
僕の言葉に激怒し、殺気と圧がのしかかった
飲んだくれの人とはいえ腐っても柱
ひぇ、怖いいいい。汗が止まらないし手も震える、負けるな!勝負は気持ち!
ビビっていることをバレないように笑顔を保ったまま提案する
「さぁ、なんででしょうね。勝負して貴方が勝ったら教えてもいいですよ。勝てるならの話ですけど」
「その勝負。受けてやる、表に出ろ」
第1関門突破です!これでパパ寿郎が乗って来なければ殴り掛かる覚悟でいたので…僕の隊士生命は今のところセーフのはず
庭に出るとパパ寿郎の大声が気になったのか杏寿郎と錆兎、その後ろに千寿郎の姿もあった
「父上!大声を出されてどうなされたのですか?」
「杏寿郎、木刀を2本持ってこい。この礼儀知らずを叩き直してくれる」
「!?海斗、お前何やったんだ」
「騒がしくしてごめん。これしか思い浮かばなかったから」
ただならぬ、雰囲気を感じた杏寿郎は黙って木刀を持ってきてくれた
「勝負はどちらかが先に気絶するか、降参を申し上げた方でいいですね」
「いいだろう。降参する前に身の程思い知らせてやる」
「先に勝ったらお互い何を希望するか、決めておきましょうか。負けた後にやっぱりなしってされるのは不本意ですし。立会人が3人も居るんですから証拠としても十分です」
「私からの希望は先程、お前が話した件について何故知ってたかだ。どうやって知ったのか知らないがあらいざらい話してもらう」
「分かりました。僕からの希望ですが最初に言った通り、2人…いや、3人へ稽古をお願いします」
「3人だと?」
「えぇ、杏寿郎と錆兎。そして、千寿郎にもです」
「…わかった」
…………………………………
いったい、何が起きているのか
稽古を見終えた海斗が杏寿郎の父である炎柱と話してくると立ち去り困惑しているとしばらくして怒鳴り声が聞こえた
何事かと、外に出ると庭に出るとそこには2人の姿が初日に挨拶をして以来姿を見ることがなかった炎柱がそこにいた
しかも相当、怒ってるように見える
話を聞く限り、勝った方が希望を叶えるという事のようだ
炎柱が海斗から何を聞きたいのかはよくわからないが海斗が炎柱に希望したことは俺と杏寿郎、そして煉獄家の次男である千寿郎の3人に稽古をつけることだった
海斗は初めて煉獄家に来たはずなのに何故、この家の事情を知っている
何を考えているんだ
あれ、煉獄家の話は2話ぐらいでおさめるつもりだったけど無理でした
流石に相手が格上すぎるのでいつだそうか迷ってたあれを習得してもらいましょう
鬼滅の刃にハマったきっかけは映画の無限列車編でした
たったあの2時間で煉獄さんに惚れて地に落とされた同士はいるはず