水柱の継子(自称)   作:ポケットピスケット

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なんだかんだで17話目ですね

いつも読んでいただきありがとうございます!

ちょっと視点がころころ変わります
読みずらかったらごめんね…


鬼狩り

 

あまねって人が来てから翌日を向かえた

あの後もう一度話し合ったけど、有一郎はずっと怒っていた

昨日話した以来、言葉を交わせていないが木こりの仕事もある一緒に行動しているけど話しかけても無視されてしまう

 

両親ももう少し考えてはどうだろうかと言われて考え直してはいるけれど、僕が人の役に立てるなら鬼を倒したいという意思は変わらないと思っている

 

それに海斗のこともある。あまねさんの話を聞いてる間、時々海斗のことを見ていたけど何か心苦しそうにしていた

 

まるで僕らにこの話を聞かれたくなかったようだった

 

鬼を倒すのは命懸けと、つまり海斗自身も死と隣り合わせで戦っているんだよね

友達として見過ごせない、僕が平和に生きてるどこかでもし海斗が死んでしまったら絶対に後悔する

そんなの嫌だ

 

…………………………………

 

無一郎が鬼殺隊…剣に興味を示していた

どう考えたって危ないのに何故関わろうとするんだ

死んでしまうかもしれないのに

 

無一郎は俺と違って、優しいから危険な目にもあうかもしれない

そんなの止めるに決まってるだろ、どうしてわかってくれないのか

 

イライラしながら木を運んでいると森の奥に人影を見かけた

まさか昨日のあまねって女がまた来たのか!?こっそり近付いて追い返してやる!

 

俺が止まると無一郎が不思議そうに声をかけてきた

 

「兄さん?どうしたの?」

 

「黙ってろ。またあまねってやつがいるかもしれない、追い返してやる」

 

「だめだよ!失礼なことしちゃ」

 

森へ入ろうとした時、僅かに話し声が聞こえた

 

「カァァァ!海斗!産屋敷様カラ手紙ダ!ヨク読メェ!」

 

「ありがとう、疾風」

 

そこに居たのは海斗だった。なんでこんな所にいるんだ、ってかあの鴉喋ってないか…?

 

「しばらくここに居るから疾風も休んでていいよ。近くの藤の家で休んでおいで」

 

そういうと鴉は飛んで行った

 

「さてと、夜まで時間あるし鍛錬してから休むか」

 

海斗は剣を抜き、素振りをしていた

 

「わぁ…海斗、凄いね。水が舞ってるみたい。ほんとに剣士なんだ」

 

すぐ後ろにいた無一郎がそう呟いた

確かに綺麗だった、盗み見るのも申し訳なくなって無一郎を引きづって家に帰った

 

…………………………………

 

あれから5日程たった

正直不安でしかなかったので、町に戻る時は着替えと風呂に入る時以外昼夜問わずバレないように家が見える範囲で鍛錬をしながら過ごしていた

 

夜通しの見張りとかは慣れているけど、寝袋などを使って寝ているので疲労が溜まってきてるなぁ

そろそろ来てもおかしくないはずなんだけど…

 

夜も更け始めた頃、そんなことを思ってると、鬼が家へと向かっているのが見えた

こいつが有一郎を殺した鬼か、今度は殺させない

 

素早く鬼の前に立ちはだかった

 

「なんだおまえ…」

 

「鬼の頸を狩るものだよ」

 

「ちっ、鬼狩りがこんなところにいやがるっ!」

 

鬼は僕を倒そうと襲いかかってきた

おそらく鬼になってから間もないのだろう、血鬼術も使ってこない

でなければ、鬼殺隊に入る前の無一郎が鬼を倒せるわけなかったのだから

 

「遅いよ…水の呼吸 参ノ型 流流舞」

 

すれ違うように鬼の頸を刎ねた

ふぅ…これで一安心だな、あとは産屋敷様に説明して何とか無一郎達には今後関わらないように説得しないと

せっかく友達になれたのに少し寂しい気がするけど幸せになってほしいからね

 

ふと家の方を見ると無一郎と有一郎がこちらを見ていた

 

…………………………………

 

海斗の姿を見てから何日かたったある夜の日だった

その夜は少し暑くて喉が渇いて目が覚めた、両親や有一郎を起こさないように静かに水を飲んでいると何かがこちらに近付いて来るのが見えた

 

どうしても気になり外に出るといつの間にか有一郎も後ろから着いてきていた

 

「なんだあれは…人…じゃない…」

 

有一郎の声に前を向くと人の様に見えていたのに月明かりがそれを照らすとなんとも言えないおぞましい姿をしていた

肌は青白く変色し、手は何かを引き裂くように鋭く尖っている

 

「まさかアレが…鬼?」

 

僕達が恐怖で動けなくなっていると、いつの間にか海斗が鬼の前にたっていた

何か鬼が叫んだ後、海斗に襲いかかった時には綺麗な水の流れと共に鬼の頸が飛んでいた

これが鬼狩り…剣を鞘に収めるとこちらを振り向いた

 

「わぁ!?ふ、2人とももしかして見てた…?」

 

どうやら僕達に気が付いてなかったらしい

 

「今の奴が鬼なのか?」

 

「うん、そうだよ。とっても危険なんだ、だから今日見た光景は夢だと思って忘れてよ」

 

なんでそんなこと言うの?あまねさんが言うには僕達だって戦えるのに海斗の一方的な言葉に怒りを覚えた

 

「やだっ!」

 

「無一郎!?」

 

「だって、その鬼と戦うってことは海斗も危ないってことでしょ!?友達が危険な目にあってるのに僕達はそれを黙って見てろってこと?」

 

「そうだよ。だって、2人には鬼を倒す理由がある?たかが僕が友達だからって理由で命をかけてほしくない」

 

「僕だって海斗に戦ってほしくない!海斗はなんで鬼殺隊に入ったのさ!」

 

「…家族が鬼に殺されたからだよ」

 

あっ…僕は馬鹿だ。海斗の気持ちも考えずに自分の考えをぶつけてしまった、それでも…

 

「無一郎が勝手な事ばっかり言ってごめん」

 

「兄さん!」

 

「でも、こうなった無一郎は海斗の言うことなんて聞かないと思うぞ」

 

まさか有一郎が僕の手助けをしてくれるなんて思ってなかった

 

「俺も鬼殺隊に入る。無一郎もほっといたら死にそうだし、海斗だって困るだろ」

 

「……はぁ、わかったよ。僕の負けだ」

 

有一郎の言葉もあってか、海斗の方が折れた

頭抱えてたけどなると決めたからね。海斗が僕達を守ってくれたように今度は僕達が海斗や他の人を守る番だから

 

朝日が登って両親が起きてくるまで3人で色んな話をした。海斗がこれまで何をしてきたか、どんな鬼を倒してきたか、今後のことも

両親を説得して納得してもらい、海斗があまね様に連絡してとりあえず育手を紹介してもらった

 

僕と有一郎が育手の所に向かう為、近くの町まで海斗と一緒に山を下った

 

「無一郎、有一郎」

 

「ん?どうしたの」

 

「ありがとう。でも、無理はしないで。僕より先に死んだら許さないからね」

 

「それはこっちが言いたいよ」

 

「もう、兄さん!海斗も気を付けてね」

 

これからどんなことがあるかわからないけど僕ができることを頑張ってみようと思う

海人との約束を守るためにも




締め方が分かりませんでした

双子回は終わりです
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