書いてる現状で何も決まってません
だって怖いんだよ(この後の展開が決まってないゆえに)
暖かい日差しが続き、桜が咲くある日のこと、知らない鎹鴉が1枚の手紙を持ってきた
「手紙…?誰からだろ」
鎹鴉から手紙を受け取り、裏返し宛名を見るとそこには産屋敷耀哉の名前が…
とうとう来てしまったか…手紙を読むと薬のお陰で病状が止まり身体が楽になった御礼とちょっとお話したいから屋敷に来てほしいという内容だった
了承の返事を書き、待っていた鎹鴉に持たせ見送った
その日のうちに返事が帰ってきた。明日の昼に迎えを寄越すのでよろしくとのこと
あーあー、もうどうしよう
産屋敷様のことは信用してない訳じゃない…でも、珠世さんみたいに全部話していいものなのか
良くも悪くも判断力がある人だ、鬼舞辻無惨を倒す為に時には非情な判断だってできるであろう
言い方が悪いかもしれないけど僕が未来のことを話してそれを利用されたらどうにかできる気がしない
あれこれ考え過ぎて眠れないまま次の日を迎えてしまった
迎えの隠の人が来て目隠しをされ背中に背負われる、この絶妙な揺れ…暗い視界…眠れる…
「おい、起きろ!」
「ぎゃあ!」
突然、落とされて目が覚めた
どうやら爆睡してたらしい…隠の人の目が痛い
「ようこそいらっしゃいました。岬隊士、耀哉様の元へご案内します」
あまね様に連れられて屋敷へと案内される、1番奥の部屋に辿り着くと襖が開けられそこには左眼の辺りまで呪いが侵食している産屋敷耀哉様が座っていた
「よく来たね。海斗、こっちに座って」
耀哉様に促され目の前に置かれた座布団に腰を下ろし頭を下げた
凄い緊張してたのに声を聞いた途端にふっと余計な力が抜けた…恐ろしやお館様ボイス
「お初にお目にかかります。お館様におかれましてもご壮健でなによりです」
「海斗のお陰だよ。呪いは治らなかったけど進行は止まった。改めて御礼を言わせてほしい、本当にありがとう」
「いえ、私は薬を託すことしかしておりません。作った珠世さんと私なんかの言葉を信じ服用してくださったお舘様の寛大なお心のお陰であります」
「それでもだよ。呪いの進行から見てもってもあと数年だと思っていたんだ」
「そんなこと仰らないでください。みな悲しみます」
だから、自分の家族まで犠牲にして鬼舞辻無惨をおびき寄せるのは辞めてくださいね…実行しようとしても全力で止めます
「今日来てもらったのは薬の礼だけではないんだ」
「と、申しますと?」
「現在就任している水柱がもう限界でね。よければ海斗に後を継いでほしいんだ」
やっぱりその話か…噂は聞いていたけど、こっちに持ってくるのか
「次代の水柱の候補は私だけでしょうか?もう1人おられるのでは?」
「…そうだね。もう1人は海斗と同期の義勇にお願いしようと思ってたよ」
その言い方だと僕が断るの予想してたな…
「では、水柱の任命は彼に。私にはやるべき事があります。義勇が水柱になるのが必然なのです」
「そうか、では水柱は義勇に」
「我儘を受け入れていただきありがとうございます」
「海斗が何をするのかは私にはわからないけどもし困ったことがあれば連絡しなさい。力になれることがあれば喜んで手助けしよう」
「お館様…お心遣いありがとうございます。必ずしや、鬼舞辻無惨を倒してみせます。ですから、ご自身もご家族も大切になさってください。明けない夜はないのです」
色々話せないことがあるのにお館様は何も聞かず困ったら頼っていいよと言ってくれた。ほんとこの人どこまで懐広いんだろ…
深く頭を下げて産屋敷を後にした
…………………………………
不思議な子だった
海斗から手紙と薬が届いた時は驚いた、代々産屋敷家にしか知らされていない鬼である珠世の存在を知っていたことそして鬼舞辻無惨から受けている呪いを解く薬を送ってきたこと
もし、他の者に薬のことを話したら止められるであろう
しかし躊躇なく飲んだ…私の先見の明がこの薬は大丈夫だと彼の言葉は信頼に値すると
日々、呪いの病状が少しづつ広がっていたのが薬を飲んでから止まった
治ることはなかったがそれでも蝕んできた物が止まったのが自分自身でもよくわかった
実際、海斗と話してみたが、義勇が水柱になるのは必然と自分にはやるべき事があると言っていた、何を知っているのかはわからないがこれから何かが大きく変わる予感がした
流れで結局何も話すことはありませんでした
でも彼のことだから先見の明で色々助けてくれるでしょう(ぶん投げ)