水柱の継子(自称)   作:ポケットピスケット

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年明けの仕事始めですね…お疲れ様です
年末年始、お仕事だった方はお疲れ様でした


柱合裁判

 

産屋敷に着き、疲労のせいか途中で寝てしまった炭治郎が柱の前に寝かされ、隠の人に叩き起されていた

ん?僕は何をしてるのかって?

禰豆子の入ってる箱を持って屋敷に上がってます。ちょうど実弥が禰豆子を試そうとしてた辺りで原作通りの流れを様子見ていると実弥がやってきた

 

「オイオイ、何だか面白いことになってるなァ。鬼を連れてた馬鹿隊員は、そいつかいィ。で、肝心の鬼はどこだァ?」

 

実弥が辺りを見渡すとこちらに目を向けたので、ヒラヒラと手を振っておく

 

「どういうつもりだァ?海斗?その鬼を寄こせェ」

 

「いくら実弥のお願いでも、叶えられない話だね」

 

「あァ?いくらお前でも手加減しねぇぞォ」

 

実弥が怒りのあまり、こちらに近付こうとした時、炭治郎が動いた

 

「俺の妹を傷つける奴は、柱だろうが何だろうが許さない!!」

 

「そうかいよかったなァ」

 

「やめろ!!もうすぐお館様がいらっしゃるぞ」

 

義勇の言葉に気を取られ、炭治郎の頭突きを顔面から受け止めてしまった

 

「ぶふっ…」

 

蜜璃ちゃんにみんなの視線が集まった、恥ずかしそうに顔を覆いってる

 

「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、柱なんてやめてしまえ!!」

 

「てめェェ…ぶっ殺してやる!!」

 

実弥が炭治郎に向かおうとした瞬間

 

「お館様のお成りです」

 

「よく来たね。私の可愛い剣士たち。お早う、皆。今日はとてもいい天気だね。顔ぶれが変わらずに半年に1度の柱合会議を迎えられたことを嬉しく思うよ」

 

「お館様におかれましても、御壮健で何よりです。益々の御多幸を切にお祈り申し上げます」

 

「ありがとう、実弥」

 

「畏れながら、柱合会議前にこの竈門炭治郎なる鬼を連れた隊士について。ご説明いただきたく、存じますが、よろしいでしょうか」

 

炭治郎のなんだこいつって顔が、こちらから丸見えなのが面白い

 

「そうだね、驚かせてすまなかった。炭治郎と禰豆子のことは私が容認していた。そして皆にも認めてほしいと思っている」

 

みんなびっくりするよね、鬼殺隊のトップが鬼を容認しろって。

みんな賛成や反対を意見すると鱗滝さんからの手紙を読み上げられた

 

「炭治郎が鬼の妹と共にあることをどうかお許しください。禰豆子は強靱な精神力で人としての理性を保っています。飢餓状態であっても人を食わず、そのまま2年以上の歳月が経過致しました。俄には信じ難い状況ですが紛れもない事実です」

 

「もしも、禰豆子が人に襲いかかった場合は、竈門炭治郎及び、鱗滝左近次、富岡義勇、岬海斗、鱗滝錆兎、鱗滝真菰、以下6名が腹を切ってお詫びいたします」

 

「…切腹するからなんだと言うのか、死にたいなら勝手に死に腐れよ。何の保証にもなりはしません」

 

「不死川の言う通りです。何故、その手紙に継子である錆兎の名前が入ってるかわかりませんが、人を喰い殺せば取り返しがつかない!!殺された人は戻らない!」

 

実弥と杏寿郎の言葉にお館様が冷静に答える

 

「確かにそうだね。人を襲わないという、保証ができない証明ができない。ただ、人を襲うということもまた証明ができない」

 

「!!」

 

「禰豆子が2年以上もの間、人を喰わずにいるという事実があり、禰豆子のために6人の者の命が懸けられている。これを否定するためには、否定する側もそれ以上のものを差し出さなければならない」

 

「…っ」

 

「…むぅ!」

 

「それに炭治郎は鬼舞辻と遭遇している」

 

その一言に柱が一気にざわめいたが、お館様が人差し指を唇に当てるとピタッと騒動が止まった

 

「鬼舞辻はね。炭治郎に向けて追っ手を放っているんだよ。その理由は単なる口封じかもしれないが、私は初めて鬼舞辻が見せた尻尾を掴んで離したくない。おそらく禰豆子にも、鬼舞辻にとって予想外の何かが起きているのだと思うんだ。わかってくれるかな?」

 

みんなが沈黙を保つ中、実弥は人間ならば生かしておいてもいいが鬼は承知できないと言った、それを証明したいと

 

「海斗!鬼を寄越せ!」

 

実弥は座敷に上がり僕の近くにやってきた、炭治郎はそれを止めようとしたが小芭内に止められていた

 

「うーん、ダメだと言っても実弥やみんな納得してくれなさそうだからね」

 

トントンと箱を叩き、禰豆子に話をかける

 

「ごめんね。これから痛い思いをするかもしれないけど、禰豆子が人間を襲わない証明をする為なんだ。炭治郎の為に少しだけ頑張れるかな?」

 

扉を開けると禰豆子が不思議そうにこちらをジッと見つめてからコクリと頷いた

 

「うん、いい子だね」

 

そっと禰豆子の頭を撫でて日輪刀を抜き、できるだけ痛くならないように腕を刺し抜いた

実弥に近付き日輪刀を借りる、余計なことをされるのも困るし、それに

 

「ほら、実弥も腕だして自分で切ったら加減しないんだから」

 

「チッ、勝手にしろォ」

 

了承を貰ったので軽く腕を斬るとポタポタと稀血が滴り落ち、実弥が食らいつけと言わんばかりに腕を近付けた

その血に禰豆子が反応し、息が上がり涎がダラダラと流れているが耐えている

炭治郎が縁側から禰豆子の名前を呼んだのを聞き、禰豆子が反応した後、プイっと顔を逸らした

 

「これで禰豆子が人を襲わないことの証明ができたね。炭治郎、それでもまだ、禰豆子のことを快く思わない者もいるだろう」

 

お館様の言葉に炭治郎が反応し、慌てて縁側から離れ頭を下げた

 

「証明しなければならない。これから、炭治郎と禰豆子が鬼殺隊として戦えること役に立てること、十二鬼月を倒しておいで、そしたら皆に認められる。炭治郎の言葉の重みが変わってくる」

 

「俺は…、俺と禰豆子は鬼舞辻無惨を倒します!!俺と禰豆子が必ず!!悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るう!!」

 

「今の炭治郎にはできないから、まずは十二鬼月を1人倒そうね」

 

炭治郎の意気込みにお館様は微笑んでそう言った、炭治郎の顔が真っ赤に染まっていた

恥ずかしそうにしているのを見て僕を含め何人か笑いを堪えていた

 

「鬼殺隊の柱たちや継子は、当然抜きん出た才能がある。血を吐くような鍛練で自らを叩き上げて死線をくぐり、十二鬼月をも倒している。だからこそ尊敬され優遇されるんだよ。炭治郎も口の利き方には気をつけるよつに」

 

「は…はい」

 

「それから実弥、小芭内。あまり、下の子に意地悪をしないこと」

 

「…御意」「御意」

 

「炭治郎の話はこれで終わり、下がっていいよ。そろそろ、柱合会議を始めようか」

 

「でしたら、竈門くんは蝶屋敷でお預かり致しましょう」

 

「えっ?」

 

「禰豆子もお疲れ様」

 

僕の後ろで実弥を威嚇している禰豆子の頭を撫でて、箱に戻るように諭した

箱に戻る途中で立ち止まり僕の方を向いた

 

「ん?どうしたの?」

 

「むぅー」

 

禰豆子の手が頭に乗せられポンポンと撫でられた、さっきのことは気にしないでと言わんばかりに

 

「…ありがとう。後でね」

 

そっと扉を閉め、隠の人に預けると慌ただしくその場を去った

 

 




登場人物がいっぱいいると誰が喋ったか表現するのにどうしていいものか
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