水柱の継子(自称)   作:ポケットピスケット

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夢って不思議ですよね


無限列車

 

なんだこれ…頭が痛い…昨日宇髄さんと飲んでたよね…

朝起きると布団に寝かされていた、昨日の夜の記憶がほぼないんですけど…

頭痛に苦しんでいると襖が開けられた

 

「起きたか、おはようさん」

 

「宇髄さん…おはよう…昨日そんなに飲んでたっけ…」

 

「ちょっと度数の高い酒渡したんだが、顔色変わらなかったから飲ませすぎた。悪いな、これ薬と水」

 

「うん…ありがとう。昨日の記憶があんまりないんだけどなんか変なこと言ってないよね?」

 

「獪岳の話した後は雑談してたな」

 

「ならいいけど。…頭痛い」

 

「もう少し休んでろ。朝飯食えるか?」

 

「食べる…」

 

「軽めにするように頼んどくわ」

 

「お願いします…」

 

ちょっと休んだ後、朝ごはんを食べて宇髄さんと別れた

それから炭治郎達が全集中の呼吸 常中を取得している間、時間がある時に煉獄家にお邪魔して、杏寿郎と時々、錆兎も一緒に鍛練を重ねた

 

「こんにちはー!」

 

今日も杏寿郎が屋敷にいることは、確認済みなので突撃するとパパ寿郎が出てきた

 

「槇寿郎さん!今日もお邪魔しますね」

 

「よく来たな。最近よく杏寿郎と鍛練しているが調子はどうだ?」

 

「えぇ、お陰様で。お互い成長できてます」

 

「そうか、最近は隊士の噂でも上弦の鬼が出るんじゃないかと言われている。海斗くんも上弦の鬼と2度も渡り合っているとはいえ、用心しなさい」

 

「はい、ありがとうございます」

 

「杏寿郎にも気をつけるように伝えてるんだがな、正義感が強い分、誰かを助けるのを優先させてしまうからな心配だ」

 

「そうですね。でも今の杏寿郎なら大丈夫ですよ、それに僕もいますから!」

 

「ふっ、そうだな。頼むぞ、海斗」

 

その後、杏寿郎と錆兎もすぐに来て鍛練をした後、任務の話になった

 

「無限列車という汽車で40人ほど神隠しにあったと言われている、お館様は鬼の仕業と睨み、隊士を何人か送ったが行方知れずになったそうだ」

 

「うむ!下弦の鬼がいる可能性が高いので、俺と錆兎が向かうことになったのだが、胡蝶妹がこの間の少年も同行させてはどうだろうかと提案があった」

 

「という訳で、海斗も一緒に行くことになるな」

 

「そっか、杏寿郎と錆兎が一緒なら心強いよ」

 

「付近に切り裂き魔が出ていると情報が入ってる、先に俺と炎柱でそちらに向かう」

 

「僕は、後から列車に向かうね」

 

「わかった。また後でな」

 

…………………………………

 

3日後の夜に無限列車に乗り、杏寿郎と錆兎と合流した

 

「遅くなってごめんね。昨日は大丈夫だった?」

 

「民間人に被害は出たが、切り裂き魔の鬼は頸を落とした!海斗も弁当を食べるがいい!うまいっ!うまいっ!」

 

「わー、頂きます!んー、これは美味しいねぇ」

 

「炭治郎達はどうした?」

 

「むぐっ、そろそろ来ると思うよ」

 

噂をしていると炭治郎達が来た

 

「炭治郎ー、こっちだよ」

 

「煉獄さん、岬さん、錆兎さん、今日はよろしくお願いします!」

 

「うん、よろしくね。善逸も久しぶり。後ろの子は初めましてかな」

 

「あれ、善逸。岬さんと知り合いなのか?」

 

「ちょっと前に稽古付けてくれたんだよ。…その後、地獄に送り込まれたけど」

 

「あはは、強くなったんだから許してよ」

 

「俺様は嘴平伊之助様だ!よろしく!」

 

「うん、よろしく」

 

それぞれ席について、炭治郎はヒノカミ神楽の話をした。杏寿郎も錆兎も分からないと

 

「岬さんも知らないです?」

 

「あー、ごめんね」

 

明確な発言はできないなぁ。知っているけど教えられるものじゃないしね、そこは炭治郎に頑張ってもらうしかない

軽く雑談していると車掌がやってきた、ちゃんと偽の切符を用意してきたので眠らずに周囲を警戒できるぞー

 

…あれ?切符どこ???

ポケットの中を探すが切符がない…なんで?手にポケットを入れたまま固まっていると炭治郎が下を見て気が付いた

 

「岬さんの切符、落ちてますよ。車掌さん、これもお願いします」

 

「えっ…」

 

えっ、それ本物の切符じゃ…。僕の願いも届かず切られてしまった

 

…………………………………

 

「お兄ちゃん!」

 

あれ?何してたんだっけ?下を見ると僕と似た子供が袖を引っ張っていた

 

「早くお祭り行こうよー。お母さんもお父さんも待ってるよ」

 

「あ、うん。ごめんね」

 

そうか僕の弟か。名前なんだっけ?なんで知らないのだろうか…疑問に思いながらも町中を引っ張られながらも着いていく

 

「こらこら、そんなに海斗を引っ張ったら危ないぞ」

 

お父さんだ…隣にはお母さんも微笑みながら立ってる。嬉しいはずなのにどうしてこんなに心が苦しいんだろうか、不思議な感覚を覚えながらもお祭りを楽しんだ

 

「おーい」

 

「なに?」

 

呼び止められて後ろを振り向くと知らない青年が立っていた、服も変な格好、洋服を着てる人も見かけるけど、それとはまた違う雰囲気で顔は犬?猫?変な模様のお面を被っていて顔が見えない

 

「いつまで寝てるんだ。早く起きないと猗窩座が来るぞ」

 

「寝てる?猗窩座って誰?」

 

「今見てるのは下弦の壱 魘夢が見せてる夢だ。いいのか?杏寿郎が殺される、お前は何のために戦ってきたんだ?」

 

「僕は…」

 

心臓の音がうるさい。僕は…

 

「どちら様かしら?お友達?」

 

「お母さん…」

 

「お兄ちゃん、早く帰ろうよ。お腹空いたー」

 

振り向くとお母さんと手を繋いだ弟が立っていた

 

「なんで自分の弟の名前を思い出せない。どうして両親は弟の名前を呼ばない」

 

「…それは…そうだよね。産まれる前に鬼に殺されたから…」

 

「そうだ。もう失った命は戻らない。でも、今生きてる命は手を伸ばせば救えるかもしれない。行ってこい、みんなを頼んだぞ」

 

「うん、ありがとう。行ってきます」

 

いつの間にか俺が僕の後ろに立っていて背中を押してくれた

 

「お兄ちゃん?どこ行くの?」

 

「ごめんね。大切な人達を助けに行かなきゃ…もし、来世に生まれ変わってもう一度僕の弟になってくれたら今度はいっぱい遊ぼう」

 




夢の中で出てきたのは前世くんです
お面はレッサーパンダ
ちなみにレッサーパンダが日本で初めてお披露目されたのは1973年だそうです
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