水柱の継子(自称)   作:ポケットピスケット

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猗窩座はテンション上がると爆走しそうなのでほどほどにね


取り扱い注意

 

目を開けると火の粉が舞っていた

 

「はっ、寝過ぎた!」

 

起き上がるとちょうど、杏寿郎が通りがかった

 

「おはよう!海斗、状況を手短に話す。今、竈門少年、猪頭少年、錆兎が運転室にいるであろう下弦の鬼に向かっている!黄色い少年と竈門妹が前方3両、俺が残りの5両を俺が守っている」

 

「わかった。僕は鬼が倒された時に、この列車が脱線する可能性があるから止めるよ」

 

「うむ!任せた!」

 

杏寿郎は後方の車両へと走り去っていった

錆兎がいるなら原作より早く魘夢が倒されるかもしれない、急いで外に出ないと、そんなことを思っていると魘夢の触手が襲いかかってきた

 

「水の呼吸 玖ノ型 水流飛沫」

 

車内の触手を斬りながらも先頭車両まで駆け抜け、車両の上に上がった時だった

 

「ギャアアアアア!」

 

凄まじい断末魔と列車が全体的に大きく跳ねる。うわぁ、これ止めるの???ちょっと現実逃避しながらも呼吸を深く吸い、先頭車両が線路に落ちた瞬間に呼吸を使った

 

「水の呼吸 拾弐の型 篠突く雨」

 

列車が跳ね上がるのを上から抑えつつも脱線しないように微調整していく、魘夢の肉壁がちょうどいい具合に緩衝材になってくれてる

最後の車両まで止めて、先頭車両の方まで急ぐとちょうど杏寿郎が猗窩座から炭治郎を守っているところだった

杏寿郎から少し後ろに立ち、日輪刀を構えた

 

「お前も鬼にならないか?」

 

「ならない」

 

「なら、後ろの黒髪はどうだ?」

 

「断る」

 

「見れば解る。赤毛と黒髪の方は柱だな?至高の領域に近い」

 

「俺は炎柱 煉獄 杏寿郎だ」

 

「岬海斗。水柱の継子だけどね」

 

「俺は猗窩座」

 

「なぜお前らが至高の領域に踏み入れないか教えてやろう。人間だからだ、老いるからだ、死ぬからだ。鬼になろう、杏寿郎、海斗。百年でも二百年でも鍛練し続けられる」

 

残念ながら猗窩座の言う、至高の領域にはもう入れてるんだよねぇ

 

「老いるのも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ。強さというものは、肉体に対してのみ使う言葉ではない。この少年は弱くない、侮辱するな。何度でも言おう、君と俺達とでは価値観が違う。如何なる理由があろうとも鬼にはならない」

 

「うんうん、杏寿郎の言う通り」

 

「そうか、術式展開 破壊殺・羅針。……鬼にならなら殺す」

 

猗窩座が構え、足元に雪の結晶を模した陣が描かれた

 

「杏寿郎、僕が防御を引き受けるから好きに動いて」

 

「わかった!」

 

突っ込んでくる猗窩座の拳を防ぎ、その隙に杏寿郎が斬りかかる。それを猗窩座は飛んで避けた

 

「今までに殺してきた柱たちに炎はいなかったな。そして俺の誘いに頷く者もなかった。なぜだろうな、同じく武の道を極める者として理解しかねる。選ばれた者しか、鬼になれないというのに。素晴らしき、才能を持つ者が醜く衰えてゆく。俺はつらい、耐えられない、死んでくれ。杏寿郎、海斗、若く強いまま。破壊殺・空式」

 

「勝手に自分の理想を押し付けるのはやめて欲しいな。肆ノ型 打ち潮」

 

飛んでくる衝撃波を後ろに押されながらも、打ち消す

 

「海斗!」

 

「了解!」

 

先に猗窩座に近付き攻撃を防ぎ、後ろから杏寿郎が攻撃を仕掛ける

 

「この素晴らしい剣技も失われていくのだ。悲しくないのか!」

 

「誰もがそうだ、人間なら!突然のことだ」

 

「破壊殺 鬼芯八重芯」

 

「水の呼吸 参ノ型 流流舞」

 

迫り来る8つの衝撃波を相殺して近付く、後ろを見ると錆兎が動こうとする炭治郎を止めていた

錆兎には、なにかあった時の為に待機するようにお願いしてある、猗窩座に集中しなければ

 

「破壊殺・乱式」

 

「水の呼吸 漆ノ型 雫波紋突き・乱」

 

「炎の呼吸 炎虎」

 

杏寿郎の炎虎が直撃するものの、猗窩座の身体はすぐ再生してしまう

 

「杏寿郎、怪我は?」

 

「海斗のお陰で軽傷だ!助かる!」

 

「それは何より」

 

「思い出したぞ、海斗。童磨と戦ったやつだな。通りで防御が上手い、杏寿郎との連携もできてる」

 

「それはどうも、童磨は頸を洗って待っててくれてるかな?」

 

「お前を殺せれば、童磨も殺せるだろうか。破壊殺・脚式 冠先割」

 

人の質問に答えてよ!そもそも、童磨と会話しないか…

 

「水の呼吸 捌ノ型 滝壷」

 

下から蹴り上げる攻撃を滝壺で相殺しようとするが、猗窩座の方が威力が上回り、後ろに飛ばされた、杏寿郎の代わりに受けているダメージが蓄積されて身体の内部が猛烈に痛む

猗窩座も本気を出していなくて、このレベルは本当にどうかしてる

 

「どうした!お前の力はそんなものか!」

 

そんなこと言われても、ここで猗窩座に本気出されて終式なんて打たれたら全員を守るなんて不可能だし、透き通る世界なんて使ったら間違えなく高揚して暴れられて壊滅しかねない

 

ここは最低限の被害で乗り越えないと、横目で杏寿郎を見ると玖ノ型の構えをしていた

ここでやるんですか!?

 

「炎の呼吸 玖ノ型」

 

「素晴らしい闘気だ…一部の隙のない構え。やはりお前は鬼になれ、杏寿郎!俺と永遠に戦い続けよう!術式展開 破壊殺」

 

「煉獄」 「滅式」

 

猗窩座と杏寿郎がぶつかる瞬間に透き通る世界に入り、割り込みをいれるしかない

 

「水の呼吸 弐ノ型 水車」

 

猗窩座の両腕を斬り飛ばし、その直後に杏寿郎の刀が猗窩座の頸を捉えるが3分の1のところで止まってしまう

復活した腕が杏寿郎を貫こうとするのを見て更に呼吸を重ねる

 

「壱ノ型 水面斬り」

 

再度、腕を落とすと猗窩座は大きく後ろに下がった

 

「面白くなってきた、海斗。お前、至高の領域に入ったな」

 

「さぁ、どうでしょう?でも、残念ながら時間切れだよ」

 

「なに?」

 

猗窩座が空を見ると日の出が出る瞬間だった

 

「チッ!」

 

「あぁ、そうだ。この後、鬼舞辻無惨にすごい叱られるかもだけど頑張ってね」

 

「覚えてろよ」

 

「忘れてたらごめんね」

 

猗窩座は近くの林へと逃げていった。即座に杏寿郎の元へと駆け寄る

 

「杏寿郎!」

 

「どうした!怪我が酷いんだ、あんまり動かない方がいいぞ!」

 

ところどころ怪我はあるものの、左目も潰れてない、身体も穴が空いてないし骨も無事だね。杏寿郎の無事を確認すると座り込んだ

 

「はぁー、生きてる…」

 

「うむ!まさか上弦の鬼が来るとはな!みんな生きていて何より!」

 

「そうだね。杏寿郎のお陰で乗客も無事みたいだし」

 

「いや、海斗にも助けられた!ありがとう!」

 

「どういたしまして」

 

「後の処理は俺が引き受けよう!海斗は内蔵の損傷が酷い!休むがいい!」

 

「うん、お願いします」

 

錆兎が近くに来てくれたので、肩を貸してもらう

 

「錆兎、ちゃんと見てた?」

 

「あぁ、あれが上弦の弐の戦い方か。死角からでも防がれるし、威力も桁違いだ」

 

「ちなみにあれでまだ本気じゃないから、あれ以上を想定しとくといいよ」

 

「まじかよ…」

 

炭治郎の横に座り込む

 

「炭治郎、怪我大丈夫?」

 

「はい、刺されたお腹が痛みますけど、呼吸で出血は抑えられてます。上弦の鬼、凄い強かったですね。何もできなかった…」

 

「今はそうかもしれない。悔しい気持ちがあって炭治郎がもっと頑張りたいと思えるなら、もっと強くなれるよ」

 

「はい!頑張ります!」

 

 




アニメと映画見ながら書くんですけどあれを文書にするってとてつもなく難しい…
しかも、目から汗が出るので支障が…
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