水柱の継子(自称)   作:ポケットピスケット

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久しぶりの出番ですね


共に歩む道

 

無限列車から少し落ち着きを取り戻したある夜の日、僕の屋敷にカナエとしのぶを連れてきた

 

「海斗くんが私達を連れてくなんて、なにか大変な任務でもあるの?」

 

「そうね。私だけならともかくカナエ姉さんまで、一緒なんて珍しいわね」

 

「任務じゃないんだけどね。2人に協力してほしい人達がいて」

 

「協力?」

 

「もちろん、協力するかどうかは2人の判断に任せるよ。できるならしてほしいけどね」

 

「できることはしてあげたいけど…ここは誰の屋敷かしら?」

 

「僕の屋敷、さすがにあっちの方にお邪魔するのは悪いからね。話し合いなら、ここでいいかなって」

 

屋敷の門を潜り、敷地の中を歩いていく

 

「鍛練場もある、広いのね。お邪魔します」

 

屋敷に上がり、すぐ手間にある居間の扉を叩く

 

「どうぞ」

 

扉を開くと珠世さんがソファーに座っていて、その後ろに愈史郎が立っていた

 

「っ!鬼!?」

 

その姿を見てしのぶが日輪刀に手を掛けるのを止める

 

「待って、しのぶ。その人達は、人を襲ったりしないよ」

 

「まさか、協力してほしいって、この人達のことなの…」

 

カナエが驚いた表情で僕に聞いてきた

 

「そうだよ。ソファーに座ってるのが珠世さん、その後ろにいるのが愈史郎」

 

「初めまして、鬼殺隊の方々」

 

「思うことはあるだろうけど、まず話を聞いて欲しい」

 

2人には向かい側のソファーに座ってもらい、僕は珠世さんの隣に座る。後ろからもっと離れて座れと言う圧が強い、めっちゃ隅に座ってるので勘弁してください

 

そして2人に説明をした、鬼舞辻無惨からの呪縛を逃れずっと倒す方法を探していること、鬼を人に戻す薬を作っていること

長い話の後、カナエは深い溜め息をついた

 

「まさか、こんな鬼がいたとはね。お館様はご存じだったの?」

 

「うん、産屋敷代々伝わっていた話だからね。珠世さん達は隠れるのが上手いから探し出せなかったみたいだけど」

 

「海斗は、いつからこの人達と協力を?」

 

「えっーと、カナエが柱になる前からかな。下弦とか上弦の鬼の血を提供するぐらいしかできないけど」

 

「そんな前から…」

 

「海斗さんのお陰で、研究の方も随分進みました」

 

「いえいえ、僕はこのくらいしかできないので」

 

「それで私達に協力して欲しいのは、鬼を人間に戻す薬と鬼舞辻を倒すための薬を一緒に作るってこと?」

 

「うん、しのぶの言う通り。鬼舞辻はね。頸を斬っただけじゃ倒せないんた。唯一、倒せる方法は陽の光に当てて消滅させること」

 

「っ!そんな…」

 

「そう、要は夜明けまでの持久戦をせざるを得ない。でも、鬼舞辻相手に無理に等しいから、薬で弱らせて少しでも戦いやすくしたいなと」

 

しばらく2人共、沈黙した後、カナエが口を開いた

 

「分かりました。協力します」

 

「カナエ姉さん!」

 

「私はみんなみたいには、もう戦えないわ。できることがあるならそうしたいの。それに鬼と協力できるなんて素敵じゃない」

 

「…私も協力する。カナエ姉さんを1人にできない」

 

まぁ、しのぶの警戒する気持ちも仕方ない。すぐには信頼できるものじゃないしね

 

「2人共、ありがとう」

 

紅茶を飲みながら、しのぶが質問してきた

 

「ちなみに鬼舞辻を弱体化させる薬の目安はついてるの?」

 

「うん、珠世さんと相談してある程度はね」

 

まぁ、ここは原作通り作ってもらうのが良さそうだしね

薬は全部で5つ、人間に戻す薬、老化を早くする薬、分裂阻害の薬、細胞破壊の薬、血鬼止め

元々、珠世さんが研究してたとはいえ1ヶ月で作り上げたんだから凄いことだよね

今回は半年くらい時間あるし、その分効果がいいものができるといいんだけど

 

「あっ、そうだ。珠世さん、1つ追加で先に血鬼術の毒に耐性ができる薬作れないですか?」

 

「毒耐性ですか…」

 

「ちょっと必要になると思うんですけど。血鬼術なら禰豆子ちゃんの血とかで応用できないかなーと」

 

「分かりました。やってみましょう」

 

「ありがとうございます」

 

「毒のことなら、私もお手伝いできるかと」

 

「うん、しのぶもありがとう」

 

とりあえず今日のところは解散することになり、定期的に連絡を取りながら共同で研究することになった

急患が出たというのでカナエは一足先に帰り、しのぶを蝶屋敷に送る帰り道にしのぶがぽつりと呟いた

 

「海斗は前から何か企んでるよね?」

 

「僕は、みんなに鬼がいない世界で生きてほしいんだ。だから、できる限りのことはするつもりだよ。さすがに手が届く人しか、助けることしかできないけどね」

 

「みんな自分のことで精一杯なのに」

 

「それでいいんじゃない?誰だって死ぬのは怖いよ、明日鬼に殺されるかもしれないのに、他人に目を向けてる余裕なんてないでしょ」

 

「それはそうだけど…私は柱なの。カナエ姉さんから受け取ったこの羽織を想いを繋いで行かないと」

 

「大丈夫だよ。しのぶならみんなを助けられる。しのぶが大変な時は、必ず僕が助けに行くよ」

 

「ふふっ、海斗が言うなら不思議と大丈夫な気がするわ」

 




遊郭編に向かって色々準備したいです
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