遊郭編から1ヶ月くらい経過した、ある日のこと、お館様から炭治郎が刀鍛冶の里に行くから海斗も行くかい?と連絡があったので、行くと返事を出すと里には蜜璃ちゃんと時透兄弟が滞在してるので、何があった時はよろしくと返って来たんだけと、もはや何が起こる前提ですよね
隠の背中から降りて、目隠しと耳栓を外してもらう
「ありがとうございました」
「いえ、私はこれで失礼します」
硫黄の匂いが香ってくる。んー、久しぶりに温泉はいれるぞ!
まずは、里長と山嵐さんに挨拶したら蜜璃ちゃんと時透くん達、探しに行こうかな
「里長、お久しぶりです」
「海斗ちゃん、久しぶりやな。調子はどう?」
「お陰様で元気に過ごさせて頂いてます」
「元気なのはいいことや。芋けんぴ食べる?」
「いただきます!」
ポリポリと芋けんぴを食べながら、世間話をしていると山嵐さんがやってきた
「すまん、待たせたか?新しい刀、研いでたら時間過ぎてた」
「いえいえ、大丈夫です。担当の人が増えたんですか?」
「お前のだ。前に新調してからもう1年くらい経つし、ちょうど良い玉鋼が手に入ってな」
「ありがとうございます!」
「まぁ、仕上がるのにあと5日間くらい掛かりそうだから、里でゆっくり待ってるといい」
「よろしくお願いします」
「海斗ちゃん、蛍見つけたら教えてくれへん?あの子、行方不明やね」
「わかりました。僕からも1つお願いがあるのですか」
返事をしときながらもなんだけど、鋼鐵塚さんはほっといても大丈夫でしょう
「なんや?」
「里に見たことのない、藤のような絵柄の壺があったら、触らず、近寄らないでほしいことをみんなに伝えていただけませんか?」
まだ確認してないけど、炭治郎が来た時点で既に壺があったから、色んな所に配置してあるはず。でも里の人が消えたという話は、聞いてないのでまだ活動はしてないんだよね
「壺…よくわからんが、皆に伝えておくで」
「ありがとうございます」
里長の家を後にして、常駐している隊士の元へ行き、同じように壺の話とある程度、位置の把握をしておくように伝えておく
これで玉壺対策は大丈夫だと思いたい
里を散策していると時透兄弟を見つけた
「無一郎!有一郎!」
無一郎がこちらに気が付くと満面の笑みを浮かべて、駆け寄ってきた
「海斗も里に来てたんだね」
「うん、今日来たばっかりなんだけどね」
「刀出来上がるまで時間あるし、稽古しようよ」
「いいね。有一郎はどうする?」
「俺は絡繰人形探してくる」
「えー、海斗と鍛練した方が楽しいのに」
「まぁまぁ、有一郎も後から来てね」
「うん、後で行く」
明後日、炭治郎と衝突するんだろうな…。まぁ、小鉄くんのお陰で炭治郎の強化にも繋がるし、頑張ってもらおう
無一郎と鍛練し、一緒に温泉に入りご飯を食べた後、食後の鍛練をしてくる時透兄弟と別れて散歩していると蜜璃ちゃんに会った
「海斗くん!」
「蜜璃ちゃん、調子はどう?」
「もう、バッチリよ!海斗くんもこの間の上弦の陸、大変だったでしょ?」
「あはは、宇髄さんや炭治郎達もいたから何とか倒せてよかったよ」
「凄いわ!明日には鉄珍様が研ぎ終わるっておっしゃっていたから、頑張らないと」
「うんうん、一緒に頑張ろう」
その後、温泉たまごをいっぱい茹でたから食べることになり、通りがかった時透兄弟がたまごの量を見てドン引きしてた
…………………………………
次の日の夕方、無一郎と蜜璃ちゃんの3人で鍛練して、蜜璃ちゃんは温泉に行き、2人で雑談していると感謝のやまびこが聞こえた
「今のは?」
「炭治郎が来たみたい」
「炭治郎って、あの鬼を連れた子だよね?」
「うん、無一郎たちと歳が近いし、話してみるといいかもね」
「そうなんだ」
有一郎がやってきた
「無一郎、海斗」
「兄さん、絡繰人形見つかった?」
「小鉄って子供が鍵を持ってるらしいから、明日行ってくる」
「そうなんだ、後でどんなんだったか聞かせてよ」
無一郎はそんなに興味無いみたい
「有一郎、ほどほどにね」
「?よくわからないけど、善処するよ」
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次の日、無一郎と鍛練していると有一郎が不機嫌全開で、僕たちのところにやってきた
「絡繰人形なんて大したことなかったよ」
でしょうね。確かどっか弄ると動きが変わって、相手の弱点を付くようにできるはず
所有者の小鉄くんしか操作できないので、喧嘩しちゃったからなぁ
「そうなんだ、残念だね」
「海斗、相手して」
「はいはい」
今日から炭治郎は大変な思いするんだろうな。差し入れしてあげたいところだけど、追い込まれてできるようになるから見守るしかない
僕も縁壱零式と戦ってみたかった
次から大変です(書くのが)