水柱の継子(自称)   作:ポケットピスケット

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結局そんなに戦闘シーンなかったよね


終わりと始まり

 

蜜璃ちゃんと協力して、憎珀天の攻撃を凌いでいく。力を使わせる分、本体の半天狗の消耗を促す

 

「ちっ、小童共が!」

 

「その小童に手こずっているのは、どこの誰かな?」

 

「戯け!今すぐその口を閉ざさせてやる」

 

石竜子が次々と襲いかかるのを斬り交わしながら憎珀天へ仕掛ける

 

「水の呼吸 捌ノ型 滝壷」

 

「ぐぅ…」

 

攻撃を受けながらも太鼓を叩くと上から雷が落ちてくるのを蜜璃ちゃんが防いでくれた。交代するように蜜璃ちゃんも呼吸を使って、憎珀天に攻撃を当てていく

 

「蜜璃ちゃん、絶好調だね」

 

「んふふ、やっぱり誰かと一緒に戦ってると力が湧いてくるのよね!」

 

お互いにフォローしながらも時間を稼いでいると突然、憎珀天と石竜子の身体が崩壊した

 

「きゃー!炭治郎君たち、本体の頸を斬ったんだわ」

 

「うん…」

 

「海斗くん?」

 

「ごめん!先に行くね!」

 

半天狗の頸を斬った喜びよりも不安が大きい、無一郎や有一郎は無事だろうか、禰豆子ちゃんは太陽を克服しているのか

木々を駆け抜けると、崖から手を振っている無一郎たちを見つけた

 

「無一郎!有一郎!」

 

「わっ、海斗」

 

「大丈夫?怪我は!?」

 

みんなボロボロだけど、とりあえず無事みたい

 

「無一郎が来てくれたお陰で助かったよ。危うく溺死するかと思ったけど」

 

「うん、びっくりしたけど。兄さんもいたからね」

 

「そう…良かった」

 

安堵しながらも崖の先にある野原に目を向けると炭治郎を背負った禰豆子ちゃんが見えた。ちゃんと太陽を克服してる…

 

「やっと、ここまで来たのか…」

 

竈門禰豆子が太陽を克服した、これでしばらくは鬼の活動が止まって最後の戦いが始まる

どんな地獄が待ち受けていようとも、歩みを止める訳にはいかない

必ず、鬼舞辻無惨を倒す

 

「海斗…?凄い怖い顔してたけど、大丈夫?」

 

肩を揺すられて無一郎の方を見ると不安そうな表情をしていた

 

「ごめんね。ちょっと考え事してて…大丈夫だよ」

 

炭治郎達と合流すると蜜璃ちゃんが突撃してきた

 

「みんなあああ、勝った、みんなで勝ったよ!凄いよおお!」

 

喜びのあまり、みんなに抱きついていた

 

「生きてるよおおお、よかったぁ」

 

「よかったねぇ」

 

ほんとに良かった。その後、みんな仲良く蝶屋敷へと運ばれ、重症組は絶対安静を言い渡された

刀鍛冶の里は奇跡的に死者が出なかった、もちろん鬼に場所がバレてしまったので移転はするようだけど刀鍛冶の人達が無事でよかった

 

5日後に復帰をした時透兄弟のお見舞いに向かい話を聞く限り、痣のことは話されなかったので一安心

炭治郎もその2日後に目を覚ましたと連絡が来たのでお見舞いに行くと後藤さんと話していた

 

「炭治郎、お見舞い来たよー」

 

「岬さん!」

 

おにぎりを食べながらも元気そうに笑顔を見せてくれた

 

「岬様、お疲れ様です!」

 

「後藤さんもお疲れ様です。ごめんね、話してるところ」

 

「いえ、俺も見舞いに来てるだけなので…」

 

「この後、すぐに柱合会議に行かないとだからこのまま居ていいよ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

お見舞いの品を渡しながら半天狗の頸を斬った時のことを聞いた

 

「前に教えてもらった。透き通る世界が少しだけ見えたんです。無我夢中だったんですけどそのお陰で本体が心臓にいることがわかって」

 

「それは良かった。身体の変化とかは特にない?」

 

「んー、特にないと思いますけど」

 

よしよし、痣も出会った時から変わってないし、こっちも安心だね

 

「禰豆子ちゃんの方も大丈夫?」

 

「えぇ、太陽の下でトコトコ歩いてますね」

 

「やばくね?それマジでやばくねぇか?」

 

思わず後藤さんがツッコミをいれた

 

「どうゆう状態なんだ、妹はよ」

 

「今調べてもらっているんですけど、わからなくて。人間に戻りかけているのか、鬼として進化しているのか」

 

まぁ、どちらかといえば進化してるんだろうなぁ。目とか牙とかそのまんまだし

 

「胡蝶様が調べてくれてんの?」

 

「いや、珠世さんが」

 

「たまよさんって、誰だ?」

 

自分の失言に気が付いた炭治郎がご飯を喉に詰まらせて噎せていた

 

「はい、お茶飲んで」

 

「げほっ、ありがとうございます」

 

そういえば、僕と珠世さんが知り合いなの炭治郎に話してなかったかも

 

「炭治郎に言ってなかったんだけど」

 

「なんですか?」

 

「僕、前から珠世さんと知り合いなんだ」

 

「へー、そうなんですか…!えっ!?」

 

「ついでに言うと、既に鬼殺隊とも協力関係にあるから一部の人は知ってるよ」

 

あっ、炭治郎がフリーズした。目の前で手を振っても反応なし、ほっとくか

 

「後藤さん」

 

「はい?」

 

「僕もう行くんだけど、今の話は内緒ね」

 

「わかりましたぁぁぁ!」

 

「うんうん、いいお返事。玄弥も秘密にしといてね」

 

返事はなかったけど、身じろいしていたので大丈夫でしょ

 




無限城に向けて地盤固められたらいいなぁ…

1話1話、丁寧に読んで添削して頂いた方ありがとうございます!
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